中深層遊泳魚25

海岸に打ち上げられてニュースになることがあります。サケガシラとテンガイハタはフリソデウオ科に、リュウグウノツカイはリュウグウノツカイ科に所属します。サケガシラはテンガイハタに比べおでこの傾斜がゆるやかと言われていますがまだまだ不明なところも多いようです。サケガシラについては子供の姿もよくわかってはいません。成魚は頭を上にして漂っています。テンガイハタの子供は各ひれが大きくて泳ぐというより舞うといった感じで浅いところで稀に観察されることがあります。この時代は体の横にある三〜五個の黒っぽい斑紋が特徴です。リュウグウノツカイは人魚伝説にもなるくらい古くから知られてはいましたが今でも謎多き魚です。硬骨魚類の中では最も長くなる魚で体長十七Mの記録があるそうです。魅力が尽きないのはその大きさに加えトサカと腹びれが糸状に伸び、銀白色の体に赤いひれを優雅に波立たせる姿ゆえでしょう。頭を上に体を斜めに傾けてバランスを取りながら泳ぐ映像が以前公開されました。西洋ではニシンの王(King of herring)と呼ばれて崇められているようです。ちなみに英語ではリボン状の魚(ribbon fish)とか櫂状の魚(Oarfish)と呼ばれています。
1.サケガシラ
 Trachipterus ishikawae
 250p

2.テンガイハタ
 Trachipterus trachypterus
 270p(Lv.2.5p)

3.リュウグウノツカイ
 Regalecus russellii
 550p