中深層遊泳魚44 |
すべてキンメダイ目に属します。科まで分類するとイットウダイ科とキンメダイ科とヒウチダイ科の三グループになります。イットウダイ科の代表はオキエビス、赤が鮮やかです。あまり流通はしていないようですが調理の時は鱗が硬いので難儀するらしいです。余談ですけど変わった人名にオキエビス(沖胡)さんという苗字の方がいらっしゃるそうです。このサカナとは関係ないんでしょうが必ず読み方を聞かれちゃいますね。次のグループ、キンメダイ科はフウセンキンメとキンメダマシです。この科は十種くらいが知られていて、いわゆるキンメダイ属はこのフウセンキンメ以外では本家のキンメダイとナンヨウキンメの合計三種に過ぎません。残りは「ダマシ」なんて不名誉な命名をされたキンメダマシ属が幅をきかせます。最後にヒウチダイ科の二種はお腹の左右にある発光するスジが特徴です。ハリダシエビスはこれが尾びれ近くまで、ミナミハリダシエビスは尻びれをちょっと越えたあたりまで伸びていることで区別できます。ちなみにこの発光はレンズではなく半透明の膜で覆われていてバクテリアとの共生によるものだそうです。 |
1.オキエビス Ostichthys archiepiscopus 27p 2.フウセンキンメ Beryx mollis 30p 3.キンメダマシ Centroberyx druzhinini 30p 4.ハリダシエビス Aulotrachichthys prosthemius 15p 5.ミナミハリダシエビス Aulotrachichthys sajademalensis 11p |
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