上部漸深層遊泳魚06 |
アイザメ類、ユメザメ類、ヘラツノザメ類など深海性のツノザメの仲間からは良質の肝油が取れ、成分のスクワレンは健康食品や高級化粧品の原料として使われています(正確には水素を加えてスクアランという安定した形に加工しているそうですが)。1906年に辻本博士という人が小田原で獲れたサメから発見したそうです。また肝臓からは強い殺菌能力と抗がん作用を持つ物質スクアラミンが発見され、今のところ副作用もないことからこれも大いに期待できます。サメさまさまですね。ビロウドザメは皮膚の感触がビロードのようなところから付きました。背びれのトゲはちっちゃいです。ツラナガコビトザメもその名の通りで頭でっかちのくせに小型のサメです。お腹が美しく光ります。ヘラツノザメはヘラ状の鼻先を持っていますがいわゆるヘラザメとは全く違うグループで大きな眼に体の色は明るめ、ツノザメ目アイザメ科に属し約十三種が知られています。後ろの背びれの方が大きいことが特徴です。オキナワヤジリザメの胸びれは内側が尖っていますが名前の由来はこれではなく後ろの背びれのトゲ先端に突起があって矢尻のようだから、だそうです。 |
1.ビロウドザメ Zameus squamulosus 100p 2.ツラナガコビトザメ Squaliolus alii 22p 3.ヘラツノザメ Deania calcea 100p 4.オキナワヤジリザメ Centrophorus scalpratus 90p |
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