深海底帯底生魚
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ダンスの競演です。体を前後にくねさせてゆらーっと舞い上がる姿はなかなか優雅です。でも当人たちにしてみればそんな悠長なことは言っている場合ではなくて、他の生物や泥の流れなどの危険が突然迫るとこうして離陸し場所を変えます。手前のユメナマコはしばしの水中遊泳を終えてタッチダウンしたところです。体に光が当たると「の」の字をした消化管が透けて見えます。単純なつくりなんですね。ちなみに奥でペタッとひれ伏しているのは只今お食事中。オケサナマコはヒレが小さくユメナマコを小ぶりにした感じで口の突起が突き出ています。またお腹には申し訳程度の脚らしき突起が見えています。両者とも鮮やかなワインレッドをしていますが深い海の底では真っ黒で目立つことはありません。この中ではマイクツガタナマコが普段私たちが目にするナマコに似てますね。しかし一旦ジャンプするとなかなか力強い屈伸運動を見せてくれます。これらの踊るナマコたちはかなり幅広い深さに分布しているようで海溝の底からも見つかっているそうです。 |
1.Enypniastes eximia ユメナマコ 20p 2.Peniagone leander オケサナマコ 10p 3.Paelopatides confundens マイクツガタナマコ 20p |
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