深海底帯底生魚
/生物05

飛ばされた傘が漂っているようにも見えます。マントを広げてホバリングしているのはヒゲナガダコという深海ダコ、特徴はやはりこの大きなヒレですね。頭じゃなくて胴体に付いているので例えるならミミではなく羽根、です。学名のteuthisは本来イカに付けられるのですがこれは明らかにタコです。こうして脚を広げていると海底の様子は見えません、というか四千Mを超える深度なので視力は当てになりません。吸盤の周りに生えた触毛を巧みに使って海底のエサ生物を探知しているようです。
1.Cirroteuthis muelleri
 ヒゲナガダコ
 100p