下部漸深底帯底生魚
/生物06

大西洋を中心に活動しています。上の二匹はタラ目、海底付近にいるのはアシロ目でどちらも非常に大勢の仲間を持っています。深海を安住の地とした面々と言っていいでしょう。尻尾が糸のように細くなっているのはソコダラ科(二百八十種以上)の特徴ですね、C.rupestrisは顔のでかさが愛嬌です。でも食用とされる有用な資源であるがゆえに数がかなり減っているそうです。枯渇が懸念されるオレンジラフィと同じように、もはや獲るべきではないと提唱している研究者もいるとのこと、深刻な状況なんですね。獲れるから獲る、ではなくて「いただきます」、「もったいない」の精神で食べ物を口にしたいものです。クチグロモモイタチウオはアシロ科(二百種以上)でこれまた深海魚の代表選手です。トガリカナダダラは戦闘機の先端みたいに鼻先から目と口の間にシュッと稜線が延びています。チゴダラ科(百種前後)に属します。
1.Coryphaenoides rupestris
 ソコダラ科
 55p

2.Dicrolene intronigra
 クチグロモモイタチウオ
 35p

3.Antimora rostrata
 トガリカナダダラ
 75p