移行帯底生魚
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口がとがってて後頭部が盛上り、背中には大きなトゲ、体の表面はザラザラしてます。ミナミサギフエはトゲウオ目に属す南半球産のサギフエです。見た目で判断してはいけませんが何となく不器用そうな印象を受けます。オレンジシーペン(OrangeSeaPen)はその名のとおり鮮やかなオレンジ色と羽根ペンのような一見植物のような姿をしています。ウミエラの仲間で棒状の根元の一部をふくらませて泥の中にしっかり固定しています。見えているのは全体の半分ほどです。元々ウミエラという呼び方はサカナのエラに似ているところからきています。形はともあれサンゴやイソギンチャクと同類です。枝の先端はポリプが八本の触手を広げ流れてくるプランクトンをキャッチしています。天敵はウミウシやヒトデ、危険を察知すると泥の中にもぞもぞと潜ってしまいます。見た目より活動的なんですね。イラストの奥には潜って毛糸玉みたいになった仲間が見えています。ということは意外と筋肉質(?)なので場所が気に入らなければ移動することもできます。北アメリカ大陸の西海岸沖に林立してるそうでその光景はさぞや圧巻でしょうね。次はウニ。ナマハゲフクロウニはてっぺん部分にトゲがありません。つまりハゲてます。名前の由来なんでしょう。また帆のような突起が何本か生えてますがその役割はよく分かっていないそうです。古くからの住人で新生代第三紀中新世時代の化石が見つかっています。ダイオウと付くのはイカやグソクムシだけではありません。ウニにもいました。ダイオウウニはオウサマウニ科に属しこの強大なトゲが特徴です。オハギに割り箸を刺したようなこの姿、どうやって移動するんでしょうか。
1.Notopogon schoteli
 ミナミサギフエ
 21p

2.Ptilosarcus gurneyi
 オレンジシーペン
 50p

3.Phormosoma bursarium
 ナマハゲフクロウニ
 12p

4.Stereocidaris grandis
 ダイオウウニ
 8p(殻径)