移行帯底生魚
/生物23

ヤギの上にウシが乗っかっている図、です。ヤギというのはサンゴと並ぶ刺胞動物の一種で大きなくくりで言うとクラゲも同じグループになります。オオキンヤギは枝のように成長する大型の種類で2M近くになるものもいるとか。花虫綱(はなむしこう)ウミトサカ目に属します。その先端で必死にしがみついているのが海の牛、ホクヨウウミウシです。薄ピンクで半透明、両側に数個の房状突起が並んでいます。先っちょで丸まっているのはヒトデなどの天敵から回避するためではといわれています。実は先端の新芽(?)が美味しいからかもしれませんけどね。そばではアメリカイバラモエビも飛ばされまいと必死です。地方によっては食用になるようです。脚の赤い帯がポイントです。場所ですが北海道の日本海側、西方沖に後志(しりべし)という海山があります。頂上の水深は百M、ふもとは三千Mくらい、その中腹五百M辺りの深さに棲息しています。下から湧き上がる栄養たっぷりの流れがあるので色んな深海のいきものが集まってきます。キタヤムシやオキアミ、テズルモズル、ヤナギノマイといった美味な白身魚の群れも見られます。深海にしてはなかなか賑やかな海域です。
1.Tritonia diomedea
 ホクヨウウミウシ
 8p

2.Lebbeus unalaskensis
 アメリカイバラモエビ
 7p

3.Primnoa resedaeformis
 オオキンヤギ
 100p