移行帯底生魚
/生物24

どちらも自己主張では負けていません。アカザエビ上科に属すのですがいわゆるスマートで美味なアカザエビとは似ても似つきませんね。オキナエビ(翁蝦)は全身毛むくじゃらです。よく言えばファーをまとったアカザエビ。しげしげ見ていると苔の生えたザリガニに見えてきます。鋏脚(きょうきゃく=ハサミ)が本家アカザエビのそれよりも太いのでなおさらですね。眼は小さくてほとんど退化、役には立っていないようです。その代わり長い触覚がセンサーとなっています。まとまって捕れる種類ではないらしく食用では出回っていません。ただ殻は硬いんだけどそこそこ美味しいそうです。オサテエビ(長手蝦)はこの右手の長さ、なにゆえ?と聞きたくなります。どう見ても不便そうなんだけどな。眼は完全に退化して消失してしまっています。いずれも見た目なら威嚇十分ですね。
1.Nephropsis stewart
 オキナエビ
 15p

2.Thaumastocheles japonicus
 オサテエビ
 17.5p