移行帯底生魚
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トカゲのような姿勢で首を持ち上げているのはトラザメの仲間です。見た目と呼び名がちょっとややこしいので整理しましょう。トラザメ科に属しますが体の模様はヒョウ柄です。そして英語ではキャットシャーク(catshark)。じゃあ名前の由来は何なんだ、ですがそれは眼にあります。瞳にある斜めのスリットが虎あるいは猫を連想させたのでしょう。おとなしい部類で普段はイカタコや小さな甲殻類、底生魚類を捕獲しています。水族館でも飼育されていることがあるので出会ったら眼を見てみましょう。なおハナカケトラザメは英名small spotted catshark。ちなみにトラザメ科にはやっぱり見た目のヒョウモントラザメ(Poroderma pantherinum=leopard catshark )やヤモリザメ(Galeus eastmani)もいるのでややこしいですね。次にアンコシビレエイはヤマトシビレエイの仲間で獲物を電気ショックで捕まえます。背中に乗れそうですが近寄ってはいけません。英名はAtlantic torpedo、ラテン語のtorpere(麻痺した)が語源です。そしてシャチブリの中でも人の背丈を超える巨大なヤソシャチブリ、顔とお腹の大きさがほぼ同じであとは長い尻尾という体型は何ともアンバランスです。
1.Scyliorhinus stellaris
 トラザメ科
 170p

2.Scyliorhinus canicula
 ハナカケトラザメ
 100p

3.Torpedo nobiliana
 アンコシビレエイ
 180p

4.Ijimaia loppei
 ヤソシャチブリ
 200p