下部漸深層遊泳魚
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C. fabriciiはツノザメの仲間で英語ではBlack dogfishと呼ばれています。体に小さな発光器が散在しており妖しく光ります。さてフウセンウナギは約十種ほど知られているフウセンウナギ科の一員で類縁のフクロウナギと同じく巨大な口と小さな目の持ち主です。どう見ても深海魚ですね。歯は細くカギ状になっていて内側に倒れる構造になっています。フクロウナギのプランクトン食に対しこちらは肉食であることが特徴です。オレンジラフィはキンメダイ目ヒウチダイ科の中で最も大型になる種類で寿命も150年と長寿です。でもこの長生きが災いして絶滅の危機にあるという皮肉な結果を招いています。成熟するのに20〜30年かかるため一旦乱獲されると数が回復しにくくなるためです。オレンジラフィ油と呼ばれる油脂は人の肌になじみやすく高級化粧品に利用されることから資源上重要な魚になっています。だからといって獲り過ぎは控えたいものですね。 |
1.Centroscyllium fabricii ツノザメ科 84p 2.Saccopharynx ampullaceus フウセンウナギ 180p 3.Hoplostethus atlanticus オレンジラフィ 75p |
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