下部漸深層遊泳魚
/生物09

鮮やかなオレンジ色です。フウセンウナギ目ヤバネウナギ科は二属二種のみが知られていてこのN.erythrosomaはその一種。痕跡的な小さな目、シギウナギに似た細長くヤスリ状の歯が並んだ口が特徴です。子供の頃はウナギと同じように葉形仔魚(Leptocephalus)の時代があるんですがウナギと違って幅広です。地味な色の深海魚が多い中これは一度見たら忘れませんね。希少種で大西洋では水深二千四百Mから見つかっています。正反対に巨大な目玉でにらみをきかせているのがその名も大目的鯛(オオメマトウダイ)の仲間、眼径が体長の2割くらいありそうです。背中が盛り上がっています。これも子供の頃が変わっていてお腹と背中にボコボコがあります。金平糖みたいですね。二十三個ほどあるそうですが何のためでしょう。ガクガクギョとも呼ばれているようです。生活の場は主に南半球です。
1.Neocyema erythrosoma
 ヤバネウナギ科
 16p

2.Oreosoma atlanticum
 オオメマトウダイ科
 21p(Lv.8cm)