中深層遊泳魚
/生物20

金魚鉢に収まりそうな可愛らしい大きさです。試しに漢字で書いてみました。土筆幽霊烏賊、胡麻斑烏賊、弥次郎兵衛海月。なんだこりゃ、ですね。生きものかどうかさえ分からなくなりました。それはさておきツクシユウレイイカは触腕の先端、手の平部分(触腕掌部といいます)の吸盤がツクシの袴のような生え方をしています。色味は紫、ツツイカ目ユウレイイカ科に属し北方系の海域に生息しています。ゴマフイカもツツイカ目、ゴマに見えるポツポツは発光器です。クラゲイカと同じ仲間で左眼の方が大きくなっているのが特徴です。といってもどちらが左眼なんでしょうね。そもそもイカは上下左右がよく分かりません。漏斗(ろうと)のある方が腹側といわれているので人間に例えると正面ですね。ちなみに口は十本の脚の根元の中心にあるので上下左右の区別には役立ちませんから無視。そして頭足類というのだから頭に足が生えているイメージ。この辺がややこしい。要するにイラストは人の場合ではこっち向いて逆立ちしている感じです。だから上を向いているのは左眼。この目は筒状で黄色い水晶体を持っています。その役割は上の方にいる獲物を見つけやすくするためと言われています。獲物となる魚の多くはお腹の発光器を光らせることで周囲の明るさと同調させて目立たないつもりになっています。一枚うわてのゴマフイカは左眼の黄色いフィルターのおかげで周囲の青がより暗く見え、緑がかった獲物の発光は逆に際立って見えるらしいです。隠れる知恵と見つける知恵、進化の競争は深海でも繰り広げられているんですね。二本の触手を広げて中層を遊泳するヤジロベエクラゲは見ての通りの姿です。ヒドロ虫綱、剛(こわ)クラゲ目、ツヅミクラゲ科に属します。浅場でも比較的見かけるクラゲでウミタルやサルパなんかを好んで捕食しています。
1.Chiroteuthis calyx
 ツクシユウレイイカ
 6p

2.Histioteuthis corona
 ゴマフイカ
 5p

3.Solmundella bitentaculata
 ヤジロベエクラゲ
 1p