上部漸深層遊泳魚
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一見クモのようにも見えます。ウミグモとも違います。M.typicaはアシナガミズムシの仲間で軟甲綱等脚目というダンゴムシやフナムシ、グソクムシと同じ甲殻類の一員です。しばしばこうして中層を「歩いて」いるのが観察されています。長い脚をゆっくりと、でも確かに歩いているんですね。動きは昆虫さながらですが違いは「泳ぐ」こと。そのときは持て余す長い脚と触覚は行儀よくそろえて、体の後ろに付いている短い方のヒレ状の脚を使います。パタパタとせわしく後ろ向きに移動します。普段はマリンスノーなんかを食べているようです。次に赤い魚ヒースピドベーリュクスはクジラウオ目で一属一種の稀少種です。聞きなれませんね。クジラウオの仲間は化石が見つかるくらい古くから存在していますが時々分類も揺らいだり形態も変化に富んでいて正直ややこしいです。深海性でクジラのような大きな口、全体に赤く、背びれと尻びれは体の後ろのほうで向かい合い、側線が発達した特徴を持っています。比較的南の方の深海でエビを捕食しています。ベニマンジュウクラゲはその名のごとく赤いボール状のクラゲです。鉢虫綱(はちむしこう)カンムリクラゲ目クロカムリクラゲ科に属します。二十四枚のヒラヒラをカメラの絞りのように開いたり閉じたりして泳ぎます。と言っても今はデジカメなので絞りは死語ですかね。生物発光するそうです。
1.Munnopsis typica
 ミズムシ類
 2p

2.Hispidoberyx ambagiosus
 ヒースピドベーリュクス科
 18p

3.Periphyllopsis braueri
 ベニマンジュウクラゲ
 20p