上部漸深層遊泳魚
/生物20

地球上で最大の生き物は?という問いに答えるのはなかなか難しいです。太古の恐竜の中にもいたかもしれませんが現存する中ではまずシロナガスクジラを思い浮かべますよね。体長三十M、体重二百トン級の存在感は確かに圧倒されます。でも長さに限定するとクダクラゲの仲間はそれを凌ぎます。どうやって測ったのか分かりませんがアイオイクラゲ(の仲間)は四十Mを超えるとか。先頭は泳鐘(えいしょう)部といって左右の袋状の器官が水の吸込みと吐出しを交互におこなって前に進みます。その後ろに栄養部が長々とぶら下がっています。個虫が連なって群体というのを形成していてそれぞれが狩り、消化、繁殖などの役割を持っています。すだれ状の触手が海中の有機物をキャッチしているんですね。この理屈だといくらでも長くなれそうです。すぐ切れちゃいそうだけど…。マヨイアイオイクラゲはヒドロ虫綱クダクラゲ目アイオイクラゲ科に属します。イカではダイオウイカが有名ですがこのキタノスカシイカも外套膜部分が三M近くになるので十分巨大です。子供の頃のカラフルな水玉模様のガラス細工に見とれて水槽なんかで飼おうなんて思ったら後悔することになります。発光器を備えていて自らのシルエットを隠すカウンターシェーディングの技を持っています。ヒレが胴体の半分くらいあって触腕の先端はカギ状の爪が二列並んでいるのが特徴です。サメハダホウズキイカ科に属します。さて冒頭の地球上最大の生き物ですが実はキノコという答えがあります。食用にもなっているツバナラタケ(Armillaria ostoyae)という一見何の変哲もない普通のキノコ、地中に張りめぐらされた菌糸が半端じゃないそうです。体長とか体高なんて単位ではありません。九平方キロメートルだとか。いやはや。
1.Galiteuthis phyllura
 キタノスカシイカ
 275p外套長(Lv.15p)

2.Praya dubia
 マヨイアイオイクラゲ
 4000p