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探訪記

2006年7〜8月、千葉県立中央博物館で開催の企画展「驚異の深海生物」を観て来ました。
これだけの充実した展示は他に例がなく非常に貴重な標本が一堂に収集、公開されました。
滅多にお目にかかれない深海生物の数々、残念ながらご覧になれなかった方、見たけどもう一回復習したい方のためにその一部をここに紹介します。
画質の悪さは当方の未熟さゆえです。ご容赦ください。
(当ホームページへの掲載に関しては宮正樹様より許可を頂きました)

お出迎えはメガマウス君。
頭部のレプリカですが歯は本物だそうです。

いきなりびっくりさせられます。(アイザメの剥製)

見逃さないで!ツラナガコビトザメです。

代表選手が揃うと圧巻です。
(上からヨロイザメ、ラブカ、ギンザメ、アイザメ)

右下はさかなクン直筆によるイラストです。
(上からテングギンザメ、ミドリフサアンコウ、ホンフサアンコウ)

わぉ!ミツクリザメ。

リュウグウノツカイが見下ろしています。

ダルマザメです。
食性がユニークですね。

珍魚アカナマダもいます。

このキホウボウの仲間は巨大です。

こちらのヒゲキホウボウは可愛らしい。

これでもサカナ、アカグツとコワヌケフウリュウウオ。

キャスパーっておばけ知ってる?
ニュウドウカジカ君です。


こちらもデカ顔、アカチョッキクジラウオ君。

牙の王者、オニキンメ。

大食漢、オニボウズギス。

ハダカイワシの仲間の中ではズングリ、ダルマハダカ。

これはデカイ!ミカドハダカです。

バケダラ(上)とバケダラモドキ(下)。
贅沢なツーショットです。


トカゲギス。確かにトカゲ顔。

ご存知フクロウナギ。

こちらはフウセンウナギです。


ナンヨウミツマタヤリウオ成魚(上)と稚魚(下)。
成長するとちゃんと目が本来の位置に収まるとこがスゴイ。

ボウエンギョもいます。

こんなのもいたんだ。ゼノフタルミクチスだって。

これも出目、ステュレフォールス。



出目がいるかと思えば(上からクロデメニギス、ヒナデメニギス、ツマリデメエソ)…

目は退化させっちゃったのもいます(ミスジオクメウオ)。


とにかくチョウチンアンコウ類の展示が非常に充実しています(上段がチョウチンアンコウ、ミツクリエナガチョウチンアンコウ、下段はクロツノアンコウ、ペリカンアンコウ、ユメアンコウ類)。




まだまだいます。上からインドオニアンコウ、セムシクロアンコウ、タウマティクチス類、ラシオグナサス、セントロフリネ。


最深度記録保持者は?ヨミノアシロ(上)とシンカイクサウオ(下)。



オオイトヒキイワシ(上)とチョウチンハダカの仲間二種(中、下)。なにゆえこんな格好に。

ユキフリソデウオです。






ワニトカゲギスの仲間たちも負けてはいません。
(上から右にユメハダカ、エベリンヨコエソ、ギントカゲギス、キュウリエソ類、ワニトカゲギス類、ヨコエソ、クマドリホシエソ、ホウキボシエソ、ウスオニハダカ、オオクチホシエソ、チヒロホシエソ、ホソワニトカゲギス、ダイニチホシエソ類二種)



こちらもワニトカゲギス目。ホウネンエソ、シンジュエソ、ボナパルテ類、オオホウネンエソ、ムネエソ科三種



オオメカブトウオ、チヒロカブトウオ、ヨロイギンメのゴツゴツ三兄弟。


ほかにもまだまだ…上はデメエソの仲間、ヤエギス、サケビクニン、ホウライエソ、下はフクメンイタチウオ、ナメライワシ、コノハイワシ、ソトオリイワシ、などなど本当に盛りだくさんです。


充実の展示はサカナだけではありません。
アカザエビ(上)とベニオオウミグモ。
ここまでくると工芸品です。

ゴエモンコシオリエビ。釜ゆでへっちゃら?

ユノハナガニ。地上で飼育できるタフなカニ。

一万メートル以上の深さから見つかっている超深海の主、カイコウオオソコエビ。

スゴイです。クラゲが原型をとどめています(クロカムリクラゲとセンジュエビ)。

深海性のエビもバラエティに富んでいます。
トゲヒラタエビ。

世界最大のカニ、タカアシガニ。存在感があります。

これも動物、トリノアシ(左)とヤマトカイロウドウケツ(右)。

左はコレクター垂涎の美麗な貝、オキナエビス。中央ショーケースの右奥に何やら巨大な貝が!十五センチくらいはあったかなぁ(右リュウグウオキナエビスというそうです)。



深海のモノ言わぬ住人たち。上からシロウリガイ、シンカイヒバリガイ、ナラクハナシガイ、の三人衆。


スケーリーフット!特別に触らせてもらいました!右下は毛むくじゃらのアルビンガイ。

何じゃこりゃ?という生物もいました。カマキリみたいですがエンマノタナイスというそうです。
コウテイグソクムシ。巨大!


こちらはオオグソクムシ。茹でシャコのような匂いが…

マイナーな存在でしたが超深海の甲殻類、ミズムシの仲間もいます。


収蔵庫見学ツアーに参加。電気を消すと一周する勇気はありません。肝試しにいいかも。

ついつい味と値段を思ってしまうのは不謹慎?

ども、クマナマコです。ヨロシク。
右はメンダコです。

ダイオウイカ(左)とスルメイカ(右)のカラストンビ。比較すると改めて巨大さがわかります。

ん〜コウモリダコだそうです。
(注)一部の標本を触らせていただきましたが会場の展示物に直接触れることはできません。収蔵庫に保管の標本を撮影のために出していただきました。ありがとうございました。