2月12日(木曜日)「冬の東京をふらつく」



昨日、ブミさん宅で飲み会があり、のんびり会話しながら酒を呑んでいた。
S氏とYちゃんも一緒である。S氏は湯葉や蕪(カブ)の煮物、エリンギの料理に
鰺(アジ)の刺身、鯖の刺身などなど手際よく今回もたくさんの料理を作って
くれた。マジで料理人にもなれると思うよ。しかも無駄を出さないんだな。
S氏は最近、仕事などでお疲れのご様子で、ワリと早めに就寝。
私とブミさんは午前3時半にて就寝。

翌日の今日は、ブミさん宅の最寄り駅前のうどん&蕎麦屋さんにて肉うどんを
ご馳走になる。

その後、最近、開通した地下鉄・副都心線を中心に風景を撮影してみた。
まぁ、私も普段、そこそこ利用する路線だ。
途中、新宿にてCDを買った。メシアン(1908〜1992)の
「峡谷から星たちへ」や伊福部(1914〜2006)の
「交響頌偈(じゅげ)<釋迦(しゃか)>」などのCDを購入した。
ここのところ、また頻繁にCDを購入し続けているので、別の機会に
レビューなども含めて紹介したい。

それでは東京ブラブラ写真集です。





↑東武東上線・池袋駅改札口の1つ。




↑地下鉄副都心線改札口の1つ。丸の内線のホームを利用している部分もある。




↑副都心線の案内図。西武有楽町線、東武東上線と直通運転をしている。




↑副都心線の駅はすべてホーム・ドアが設置されていて転落事故などを未然に防ぐ。




↑副都心線のトンネル。シールドマシン工法で造られたことが判る。
神田川や既存の地下鉄網の更に下を掘削したので路線は深い位置にある。
なお、その構造上、地下鉄ながら急勾配の区間があり、土木系の法律で
不可だったために、結局、特則を作り、掘削して建設してしまった。
(まぁ、法律を変えてしまったともいえる)




↑副都心線に利用されている車輌の1つ。
旧・営団7000系車輌。川越方面からやってくる。




↑渋谷行きの他、東武東上線への列車や西武有楽町線経由で西武池袋線に
接続して飯能(埼玉県)方面に直通する列車もある。




↑副都心線の駅には何故か新聞とお菓子の自動販売機がペアで
設置されていることが多い。




↑新宿の伊勢丹。100年くらい前に建築された。40年くらい前は
この建物の前の大通りには路面電車のターミナルがあったそうだ。




↑伊勢丹の出入り口の1つ。渋いね。




↑伊勢丹の壁。戦前に建築されたビルは壁面の意匠(デザイン)も
美しくて荘厳で手間をかけている。今の時代にこのような壁面や素材を
用いると建築費が莫大に跳ね上がってしまう。(現在では失われてしまった
技術・技法も結構ある)




↑街角で見かけた芸術。




↑同じくゲイジュツ。




↑左の奇抜なデザインのビルは新宿コクーン・ビル。55階建てだったかな。
なお、西新宿ではまだまだ再開発の予定が沢山あり、横浜のランドマーク・タワー・
ビルよりもはるかに高い360メートル級の超高層ビルなど、建設中&計画中の
スカイスクレーパー(摩天楼)が、かなりある。六本木、大橋、五反田、大崎、品川、
八重洲、丸の内、大手町、秋葉原、豊洲、築地などでも超高層ビルの計画は
まだまだ沢山ある。銀座は景観保護指定になっており、高層建築は不可である。
200メートル超過の高層ビルは既に東京はニューヨークよりも数が多い。




↑新宿三丁目駅のステンドグラス。




↑副都心線・渋谷駅の吹き抜け。地下5Fから地下3Fまで見渡せる。




↑副都心線・渋谷駅の模型が構内に展示されている。安藤忠雄作。




↑副都心線・渋谷駅の南端。線路が行き止まりになって、壁で末端に
見えるが、壁の向こう側で工事は続いており、将来、東急東横線も副都心線に
直通になる。また東横線には相模鉄道や横浜市営地下鉄が乗り入れる予定で
あり、東横線&東武線複々線化の増強工事はその路線計画の一翼を担って予め
着工されたものである。将来、副都心線はバイパスとしても機能して、東武東上線、
西武池袋線、西武有楽町線の他に東急東横線、相模鉄道、横浜市営地下鉄3号線
がすべて乗り入れることになる。(副都心線・渋谷駅も複々線にすぐに対応できる
ように、予めゆとりをもって設計されている)




↑副都心線・渋谷駅の北側方面の風景。このような建築様式をハイテック様式という。




↑乗り換え案内表示もカラフルだ。




↑エレベータ。




↑逆方向から見たエレベータ。モスラみたいだ。w




↑吹き抜けから地底の線路を見下ろす。




↑南改札口付近。副都心線・渋谷駅の設計・監理は建築家の安藤忠雄である。
安藤忠雄は中学を出るとボクシングの道に進み、後に建築家に転向し、数々の
建築を手がけ、東京大学工学部の教員にもなっている。RC(コンクリート造)の
建築が得意であり、川岸のわざと水没する建物など奇抜な建築が得意である。
安藤がよく語る言葉は「簡潔に語れず、難しく語ってしまう人間は大バカ」、
「すべてを叩き壊し、焼き払って都市と建築を再生する」などが有名。




↑広告。これを撮影中に通りがかったJK(女子高生)たちに爆笑された。
気にしていたら撮影なんか出来ないものね。(汗




↑やっぱりモスラに見えてしまう。(苦笑




↑副都心線の渋谷駅のすぐ横に地下鉄半蔵門線の渋谷駅がある。
半蔵門線は東急田園都市線(混雑率日本1)と東武伊勢崎線と相互に直通運転
されている。神奈川県の中央林間駅〜埼玉県の南栗橋駅(群馬・栃木県境に近い)
までの長距離路線でもある。




↑東急東横線などで使用されている東急9000系。
20年選手の車輌だが、自動閉塞式で、保安装置は中央司令室制御のATOと
自動列車停止制御装置のCS−ATCを登載している。そのため、現在の
東横線や田園都市線には信号機は一切ない。列車の運転台の速度計に指示速度が
ベルの音と共に表示され、運転手はそれに速度を合わせるだけである。
速度超過や閉塞区間を列車が重複した場合、警報音が鳴り響き、運転手が
確認動作を怠った場合、速やかに列車は自動停止してしまう。
9000系1両あたりの価格は1億円〜1億5千万円程度。兄弟車輌に
東急1000系があるが、9000系が20メートル車に対して1000系は
18メートル車で2メートル車輌が短い。1000系は急カーブが多い
(線形が悪い)地下鉄日比谷線直通用の車輌である。線形が悪いので
日比谷線では所々で制限速度が低く設定されノロノロ運転区間が多い。




↑東急東横線は以前は渋谷〜桜木町であったが、横浜〜桜木町間は
5〜6年前に廃線にされ、横浜の手前の東白楽から先は地下区間になり、
横浜から先は、みなとみらい線に直通し、元町・中華街駅まで行けるように
なった。反町駅〜元町・中華街駅間は地下鉄と同様の構造になっている。
従来の横浜市営地下鉄や大岡川などの更に下を掘ったので深い位置にある。




↑東京メトロ10000系車輌。詳しくは知らないが、なんとなく
モノコック構造が多用されているような感じ。



お疲れさまでした。