あたりまえだと思っているもの
それは、たとえば家族や愛、人間の尊厳、そして命・・・・・
私たちは、それを失ったときにはじめてそのかけがえのなさを知ることになります

若い私たちは「平和」というものもあたりまえのように受け止めてきました

しかし、今、私たちの平和の礎となっていた憲法9条が失われようとしています
平和は決してあたりまえに存在しているわけではありません
そうです、尊い命が数多く犠牲となって創られたのものが憲法9条
それをたった60年でなくしてしまっていいのでしょうか

かけがえのない「平和」をいつまでも護り、決して失うことのないように
私たちは憲法9条を護っていかなければなりません
あたりまえのように「平和」を享受できる国であるために
そして、犠牲となった尊い命を忘れないために
                                         津久井進



憲法が変わると、戦地へ行かされるのは自衛隊だけではありません。
あなたも、あなたの周りの家族も、友達も、恋人も戦闘地域やその付近に
業務命令で行かされるのです。
仕事を取るか、命を守りるかの毎日です。

あなたは、憲法の「改正」と引き換えに命を投げ出せますか。
                                         山内康雄


来年の同窓会の通知来て、明日を約せぬ人らを思う

軍隊が民を守りしことやある 関東軍は、沖縄戦は

拉致された人への償い放置して、子らへの差別も容認するか

9条は、幾百万の犠牲者と焦土に誓いし不戦の決意ぞ。
                                         後藤玲子


「うちの町の防犯活動」

アメリカ合衆国で最強の圧力団体といえば、
全米ライフル協会だそうで、
銃器の規制にはことごとく反対する。

市民には自分を守る自由がある、とのお題目を旗頭に、
市民生活に銃器が浸透しており、
その結果が、家庭内での銃による事故、
家庭外での銃を使っての犯罪の横行である。

解決法は銃器の一斉禁止しかないだろうということは、
銃器の取り締まりの進んだ我が国の国民からは議論の余地がないくらい
明白だと思うのであるが、アメリカではこの理屈が通らないらしい。

こういう、自分の国内の治安も満足に守れない国家に、
世界の警察官を任せようというのだから、恐れ入る・・・

といった、教訓を生かせない街の一つにわが町、
地球町(てらまち)がある。

僕の町では、各家庭が自分の家を守るのだといって、
みんな武器をそろえている。

空き巣が来たらどうするんだ、やはり短銃がいる。
強盗が来たらどうするんだ、やはり、機関銃がいる、
といって、どの家庭も家計が苦しいのに、いっぱい武器を持っている。
外敵が侵入してきたときに、自衛するのは各家庭の
基本的な権利の自衛権だ、
ということで、昔からどの家庭にも武器があるんだね。

こういう武器ってあるだけで物騒で、
それぞれの家庭の中でもしょっちゅう使われてるみたい。
家族で揉め事があると、結局、武器が使われて
たくさんの家族が死んでしまう。
近所同士での揉め事でも、すぐに死人が出てしまう。
どの家でも武器を持たないようにすれば、お互いに安心して暮らせるのに。

そういえば、我が家は家訓で、武器を一切持たないって決めている。
昔、他の家に乗り込んで行って、乗っ取りをしようとしたり、
家族の人を散々殺したりしたものだから、反省してそう決めたんだね。

でも、最近ではよそからお隣の家が攻めてきたらどうする!?って
家族の中で言い出すものが増えて、
町内でも2番目にたくさんのお金を武器に使ってるんだって。
おまけに、最近では、家族の中に、もう武器を持てない
家訓もかえてしまおうという意見も強いんだ。
なんでも、武器を自由に持てる様にして、町内の防犯に協力したいんだって。

でもね、町内の安全のためには、うちの家が率先して、
家訓どおり武器を減らして行って、
周りの家族とも仲良くしていけるってことを町内のみんなにみせてあげて、
世の中から武器と闘いがなくなるように説得して行った方が
よほど役に立つと思うのだけれど。

お互いに武器を持っていてもちっとも安全じゃなくて、
かえっていつまでたっても町内でいざこざが絶えないってこと、
おとなの人たちもわかってると思うんだけど。

町内の安全に協力するんだったら、武器を持って出かけて行くより、
よその家が火事になったりしたときに助けに行く
消防活動に参加したほうが
ずっと喜ばれるよ。
                                         徳岡宏一朗


私の父は、原爆が落ちた直後の広島に救援に入った。
妻の母は、長崎の原爆で被爆した。
建物を解体する時のにおいは、原爆を思い出させるそうだ。

戦争が終わって手にしたのが、空腹と平和だったのだと思う。
憲法9条のおかげで、日本が再生したのだと思う。

震災の時、がれきの下に死人が埋まった街を走りながら、
戦場って、こういうものなのかも知れないと思ったことがある。
あのとき私は建物解体のにおいを知った。
破壊と死が日常の風景になることが、どんなに悲惨なことか。

あろう事か、日本を借金まみれにしたうえ、
アメリカへのお追従で戦場に赴くような国にして、
子どもたちに押しつける訳にはいかないではないか。
                                         山根良一


「私は、戦争は大嫌いです」

私は ベビーブームの世代です。自らの経験として戦争を語れなかったのですが、親が高齢になって、戦後60年間我が家から一度も葬式を出していないことを気付き、少しだけ本気で「こんちくしょう」思うようになった、というのが私のコメントの要旨です。

私の近親者には戦死者はいないようです。
私の実家(旧 老松町)は大阪の裁判所(旧 若松町)のすぐ近くです。
天神祭が実家の前を通ります。
道路が新しく出来て、今は相当に様子が変わってしまいましたが、
裁判所も、近くの西天満小学校も、我が家も、大阪駅に近いのに、
空襲では焼け残った地域です。
以前の我が家は、残った古い写真を見ると、以前NHKの朝の連続ドラマ
「ピアノ」の舞台となったお宅程立派ではないにせよ、「うだつ」の上がった
商家の構えです。
子どもの頃も、今も実家の近所にその様なお宅が少し残っていますが、
我が家は戦争中に消えました。

私の祖父が、その商家の当主でありましたが、長男である父(1919年生)が
徴兵検査を受ける前年12月に亡くなりました。
父は翌年2月に徴兵検査を受けて、そのまま兵役に行きました。

当主が続いて二代居なくなって、我が家は没落しました。
父が戦地にいる間に、前記の商家は「防火疎開」という名のもと、
道路を拡幅して防火帯にするために取り壊されました。
祖母も、私には関係が分からない親族も、その頃肺結核で皆亡くなっています。
父は、徴兵からそのまま中国へ回り、敗戦時にはかなり奥の「南寧」に居たそうで、少し遅れたものの無事に復員しましたが、福井の家には、30才にならない父と叔母と叔父だけが残っていました。

それ故に戦後60年間葬儀は出さずに来た。・・・のでしょう。
戦争は、我が家の建物と商売と親族と、父の青春を奪って行きました。更に詳しく聞こうと思っても、父にはもう分からないので、無念残念です。

                                         福井茂夫


日本がかってアジアの国々などに侵略戦争を行ったとき、
私はこの世にいなかった。
しかし、歴史を学ぶ中でその事実を知った。
9条は、アジアやその他の国の人々に大変な苦難を与えた戦争を、
日本は二度としないんだと世界に向けて誓ったものだ。
9条は、私たちが世界の人々と平和共存をしていくことを誓った証なのである。

                                          佐伯雄三


「大いなる誤解」 

深夜、モニカが寝室にやってきた。
「ノリコさん、リンクフリーを間違えてるよ」と得意げである。

先程、お風呂をもらいに彼女の部屋に行ったとき、グループスピカのブログ「海峡web版」への3人目の飛び込みトラックバッッカーさんのことを教えた。彼女は私に「エクサイトブログ以外のブログにトラックバック(TB)する方法がやっとわかった」と教えてくれた。

ところで、今回飛び込んできたのは弁護士さんだった。だから(と言うわけでもないが)、一人目のときも二人目の時も知りたかった飛び込みTBの方法を尋ねてみた。
答えは「だ〜と検索して嫌われそうでないところに、ひとつづつTBする」ですって。これってすごいエネルギーがいるのではないかしら。彼がどんなキーワードで検索したのか聞かなかったが、多分、憲法9条あたりだろう。そのTB氏のブログは「情報流通促進計画」との命名にふさわしく、あれこれの情報が満載。元新聞記者であったという経歴もうなづける。

そこでノリコは考えた。「『兵庫県弁護士九条の会』のホームページに来る人にこのブログを紹介したらいいんじゃないの」。我が「九条の会」のリンクには大元の九条の会を始めいくつかのリンク先が載っている。(ノリコは本家の「九条の会」以外のリンクを見たことはない。全くもう、いんたーねっとってのは、人から時間を無制限に奪う代物だ、というのは余談。)

迷うことなく、「情報流通促進計画」氏に「我が九条の会はリンクフリーです」とアドレスを送って、「ここにリンクしたら?」と勧めた。

翌日、九条の会に「情報流通促進計画」氏のリンクは載ってなかった。おやおや「情報流通促進計画」氏のところに、我が九条の会がリンクされているぞ。でもその時もまだ気づかない。

そして夜の話の続き。モニカは「リンクってのは、自分のところに相手をリンクさせてもらうんよ。九条の会がOKしないとリンクできないんだよ」と威張る。
「あぁそうか。さもないと来て欲しくない人に勝手に上がり込まれることがあるもんね」と納得したノリコでした。

ところで「情報流通促進計画」氏は、私が明らかに誤解していることをあからさまには指摘しない。それは先輩に対する尊敬と優しさのためと善解している。

この文章はモニカの教えに習ってまず「情報流通促進計画」氏のところにTBしてみよう。それから九条の会にも送ろうっと。
                                               ノリコ

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