BJについて

 

 BJは、若手美術教員が共通のテーマの下、新しい自己表現の可能性にチャレンジし、作品を発表、お互いに高めあい発見試合、芸術家として発展していこうとする場です。

 私たちは、この展覧会を、美術ファンの方のみならず、広く一般の方にご覧いただきたいと考えています。『BJ(美術準備室)』という言葉には、「これからの美術を準備するための空間」という意味も込められています。

 1999年1月にここ、福井市美術館にて第1回目の展覧会を開き2001年に第2回、そして今回は3回目。このグループ展は、当初は発表の場の一つとして企画されましたが、話し合いを重ねるうちに次第に方向性が定まっていきました。参加者については全くの自由で、美術に携わる教員であれば参加可能で、基本的には出入り自由です。メンバーもグループ化せず、今回からのヒトもいれば、今回は見送りの人もいます。また、芸術家としてのレベルなども問わず、作品形式なども問いません。Bijyutu Junbishitsu「美術準備室」という共通な立場から見える・感じることを広く発表し、芸術家・作家として、また教育者としても刺激しあえれば、という趣旨です。

 BJはこの会を単なる「仲良しグループ」的なものや、何の必然性もない曖昧な物にしないために、毎回テーマを設けることにしました。今回のテーマは「和」です。参加者それぞれが、テーマに沿った作品とは別に、自画像またはそれに準ずるものを一点、されにテーマに対する解釈文・説明文に準ずるものをあわせて展示します。日本を意味する「和」、平和の「和」、丸くつながる「輪」・・・など様々な角度から、それぞれの参加者が「和」をとらえ発表します。

(文責:奥村慶民)


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