日本海独立の会

 日本海独立の会は、福井・石川・富山・新潟の日本海に面する各県在住・出身の独立展出品作家および各県にゆかりのある作家で構成され、各位が切磋琢磨し研鑽することを目的としています。各県出身の独立美術協会会員を顧問として、毎年展覧会「日本海独立展」を開き、研修を積んで作品の質の向上を図っています。東京展と地方展を交互に開き、地方展は各県持ち回りで開いています。

 198010月、当時上記北陸4県出身であった独立美術協会の会員5人を発起人として「北陸独立友の会」として発足。独立展の会場で批評会、懇親会を行ったのが活動の始まりで、以降毎年続けられるようになりました。1990年「日本海独立の会」に改組。1993年初めての「日本海独立展」を銀座で開いて以来、前記のように毎年展覧会を行ってきました。東京展、地方展ともに展示作品のほとんどが100号以上の大作で、表現される内容やメッセージ性も強烈で圧倒的な迫力を持った展覧会です。

 

独立美術協会

独立美術協会は、1926年から1930年にかけて5度開催された佐伯祐三、前田寛治を中心とする1930年協会展が発端となり、二科会ほかの団体を超えて気鋭の作家が集まり1930年に組織されました。創立会員は伊藤廉、川口軌外、小島善太郎、児島善三郎、里見勝蔵、清水登之、鈴木亜夫、鈴木保徳、高畠達四郎、中山巍、林重義、林武、福沢一郎、三岸好太郎の14人でした。そして1931年1月、東京府美術館で第一回独立展を開きました。以来、須田国太郎、小林和作、海老原喜之助、野口弥太郎、鳥海青児等々、近代美術史に輝く画家を数多く輩出してきました。現在も創立時の精神をそのまま引き継ぎ、会員と前途有望な会友 出品者により毎年10月東京都美術館で展覧会を開催しています。会員数124名、会友556名(2001年10月現在)を擁し、絵画(洋画)のみの会派としては、国内最大規模、最有力の団体です。


独立美術協会のホームページ