何か心弾ませ金がかからないスポーツは無いかと考えて出てきたのが「オリエンテーリング」。多分、なんだか分からないという人が多いと思いますが、私は、小学校時代の林間学校で経験したのを覚えてる。それは何かと言えば、簡単で、地図に書かれたチェックポイントを探し回るスポーツというかゲーム。
本来、オリエンテーリングというのは、誰かが公園や山に複数のチェックポイントを隠し、人を集め、ヨーイドンで最初に全部集めた人に「えらい」というゲーム。チェックポイントは広大なエリアに隠すので、その場所は地図に記してある。その地図と、コンパス(方位磁石)を片手に、効率良く探し出すのと、自然を満喫しながら体を動かすのが醍醐味。チェックポイントを隠すのは、学校やサークルのイベントメンバーだったり、オリエンテーリング協会だったりする。
私達が今回体験したのは「パーマネントコース」といって、オリエンテーリング協会が管理する常設コース。地図を駅売店で購入すれば、誰でもいつでも参加というか体験できる。特に誰かと競うのではなく、山歩きにスパイスを効かせて楽しみたい人にはピッタリの遊び。地図にはチェックポイントをメモする欄や、時間をメモする欄もあるので、何度か体験すれば、体力診断に役立つかもしれない。
高尾山というのは傾斜が厳しく、いくつかある登山道以外は足を踏み入れるのは危険。それで結局は、チェックポイントは登山道脇に設置するしかないし、登山道を歩くしかない。最短距離を目指して道をそれるより、整備された登山道を歩いたほうが早い。つまり、コンパスも使わないし、ゲーム性は乏しい。このコースでコンペをやるなら、短に体力勝負となる。
等高線の入った詳細地図やコンパスを手にすると、何となくワクワクドキドキときめいてしまうのは、私だけでしょうか? なんか不思議。 今回は、それを発揮できなかったのが少々残念だけど、この時期、山を歩くことは本当に気持ちいいし、弁当も美味い。車で30分くらいで行けるただ登るのもいいけど、チェックポイントを探しながら歩く登山も新鮮で楽しかった。
(参考) 高尾山麓の駐車場:1日1000円。オリエンテーションマップは高尾山口駅売店で200円。購入後、店員の指示で地図にチェックポイントをマーキングする。方位磁石は不要だけど、赤色のペンが必要。
※今回のスナップ写真は、絵画調にアレンジしました。 |