MTV3000Wを超えた??
ダブルチューナー&ダブルハードウェアエンコーダ
PIX-MPTV/P4W+MTV2000同時搭載

前のちょっとした検証でMTV2000の常用をあきらめた訳ですが、余ってしまったMTV2000をどうすればよいか、ということを
考えた時に同時使用に行き着きました。MTV3000Wを買うより安いうえ、使い勝手も上となかなか優れものです。
今回は取り合えず安定して使えるかどうか試してみました。カードの説明は過去の日記を参照ください。

Canopus MTV2000



PIXELA PIX-MPTV/P4W



<搭載マシン>
M/B GIGABYTE GA-8KI1100
CPU Pentium4 3GHz
Memory 512MB(DDR400 DDR-SDRAM,CL=3)
Chipset i875P
VGA Canopus SPECTRA X21
Sound ONKYO SE-80PCI
HDD IBM IC35L120AVV207-0(120GB)
HITACHI HDS722516VLAT20(160GB)
DVD-R/RW
DVD+R/RW

DVD-RAM
LG電子 GSA-4040B
Capture PIXELA PIX-MPTV/P4W
Canopus MTV2000
Power Antec TruePower430
OS WindowsXP SP1+HotFix

使用キャプチャーソフトはMTV2000の方がFEATHER X、P4Wの方は
Pixela StationTVです。共に使用できうる限り最新版を使用しています。


ここで、なぜ2つのキャプチャカードの同時搭載がメジャーでないかというと、同時に動かないことが多いからです。
ソフト側の相性が厳しいらしく、動かないことが多かったり組み合わせが難しかったりします。また、PCにたくさん拡張
カードなどを使っていると、IRQなどが不足し、ハードウェア的に使えなくなったりします。この辺の問題をクリアできた
組み合わせのみ使用できるという状況です。また、他のハードウェアへの要求も高めになります。
 さて、2つのカードを搭載することによる利点は何でしょうか? ぱっと思いつくのは、2番組同時録画、TV視聴しながら
別の番組を録画する裏録、2番組同時視聴です。特に2番組同時録画は家電のDVDレコーダでは実現できる機種はわずか、
もしくは無く、PC用のTVキャプチャカードでは一枚では、MTV3000を含め、決して実現できない機能です。
また、ちょっと凝った使い方では、今回の組み合わせのように番組の特性に応じて、アニメではP4W、ドラマ・コンポジット・
S-VideoではMTV2000などとカードを変えたり出来、より高画質が目指せます。

 さて、実際の動作確認に移りますが、特に問題もなく動作いたしました。
ただし、MTV2000はダイレクトオーバーレイを使用しているからか、PIXELA StationTVの後に
FEATHER Xを起動すると映像のプレビューが出来ません。単に、画面に出ないだけで録画されないわけ
ではないので大きな問題ではありません。


その他、録画も同時に行えました。予約も問題なく動作してます。ただし、スタンバイからのキャプチャは試してません。
もともとそういったキャプチャは行ってませんし…ちなみに上記マシン構成ではエンコードとCBR 15Mbpsキャプチャを
同時に行っても全く問題はおきません。プレビューの問題以外全て正常です。




<結論>

MTV2000とPIX-MPTV/P4Wはソフトも含め同時に使用可能である。
キャプチャ、予約も正常に行え使用に十分耐えるものである。
ただし、映像をプレビュー/視聴するときはFEATHER Xから先に起動しないとPCの
画面にMTV2000に入力されている映像が出ない。しかし、録画に影響しないので
本質的な問題ではない。



注:この検証はあくまで筆者の環境での物です。もし、全く同じ構成にてマシンを組んだとしても動作
  するかどうかは不明です。ご注意ください。




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