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花うどんボランティア育成会

 

うどんの会”について

 

少子高齢社会の進展にともない、自助・互助・共助の必要性が声高に叫ばれ、ぬくもりに満ちた地域社会の創造が、非常に大切なテーマとなってまいりました。

そこで毛呂山町では、区長さんを始めとする区役員や民生委員・児童委員さんにお願いし、地域のボランティアを結集して、高齢者や障害者など、日ごろ閉じこもりとなりがちな方々が、親しく地域の方々と交流する機会(ふれあい・いきいきサロン事業)を、町内全地域に立ち上げていただく取り組みを開始いたしました。

平成14年度に始まった取り組みは、平成16年度には67地区中28地区で実施されるまでに、進捗を見せております。

区長さんは、地域の住民自治を代表しておられます。そして、民生委員・児童委員さんは、地域福祉のボランティアを代表する存在だといえるでしょう。

しかし、少子高齢化が着々と進む今日、今後の地域社会において民生委員・児童委員さんが、地域でただ一人福祉を背負って奮闘しなければならないとするならば、各委員さんは洪水のような地域福祉ニーズに飲み込まれてしまうことになって、期待される機能を十分に発揮することが出来なくなるものと予測されます。

地域の方々が、各民生委員・児童委員さんの働きを理解し、地域全体でこれを支援する機運の醸成が非常に重要です。

そのようなことから、民生委員・児童委員さんの各地域における福祉活動において、これを後方から支援してくださるような地域住民を、民生委員・児童委員さんの周辺に育成することが、大きな意義を持ってくることになりました。

そして折りしも、蕎麦打ちにヒントを得たうどん打ちの研究が実を結び、極めて簡素な工程でだれもが美味しいうどんを打ち上げることができる手順が開発されたことによって、「民生委員・児童委員さんの見守りのための訪問等に際しては、地域の方が丹精された手打ちうどんをお持ちしてはどうか、そうすれば手打ちうどんの奉仕をされる方々の心の後押しが民生委員・児童委員を支えることにもなると共に、受けられる高齢者や障害者の皆様も、地域の方々の奉仕ということで大いに励ましを感じることができるのではないか」と考えるところとなりました。

(この考えの発端は、一人の民生委員・児童委員さんの、「見守りのために住民のお宅を訪問をするなどの場合、何か“傷バン”でも“ティッシュ”でも良いから、ちょっとした差し上げるものでもあれば、訪問のきっかけになりやすいのですが」という言葉がきっかけになっています。)

 

「花うどん」(「江戸流蕎麦打ち」の技術の応用によるうどん打ちであるところから「江戸流花うどん」と呼称)は、コシの強いみずみずしい芳醇な味わいの手打ちうどんです。そして、ごく短時間の軽い作業で打ち上がります。

気軽にしかも非常に美味しいうどんが打ち上がるため、各家庭の食生活のバリエーション拡大に大いに役立つとともに、誰もが気軽に取り組むことが出来るので、各家庭の家事を担当される方々の負担が軽減され、一人で苦労する状況も緩和されていきます。

そして、やがてお隣におすそ分けをしたりされたりなどして、地域の人間関係の円滑化にも、大きな寄与が見込まれます。

美味しいうどんを気軽に打つことが出来るため、「だれかの何かのお役に立ちたい」と考えておられる多くの方々がこのうどん打ちを習得することによって、「回りの方々にうどんを打って差し上げる」ということを超えて、「この技術を多くの人々に知らせたい」ということにもなり、お互いがお互いの温かい気持ちを表現し合うような、潤いに満ちた地域づくりへとつながっていくことが期待されるのです。

 

このようなわけで、「花うどん」の打ち方を多くの人々に知らせ、美味しいうどんを打ち上げて多くの人に喜んでいただく幸せをお伝えするための、「花うどんを打ち上げるボランティアの育成、そのための指導者グループ」を編成することが必要な時節を迎えました。

 

@ 体を動かすことで作り手の健康に寄与し各家庭の食生活を豊かに、地域の人間関係の円滑化にも大きな寄与が期待され、かつ大変に経済的である花うどん、その普及。

A 民生委員・児童委員さんの周辺において、その活動をうどん打ちで支援する人々、その育成。

 

これらの二つの事柄を目標に、「めんずクラブ・花うどんボランティア育成会“花うどんの会”」を発足いたします。

 

平成17年1月27日

 


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