〜 友在りて我 〜 友を呼ぶ歌
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お前は友とあることを １） 野辺に咲いてるハコベらよ お前が小さいその花の 誇るを望んでその友の 風に散るよに願うなら たちまち土は枯れ果てて 朝陽に輝くその露も お前に止まることはない 咲けよ誇れよ限りなく お前は友とあることを ２） 早瀬に光る魚たちよ お前が強いそのひれの 誇るを望んでその友の 岸に踊れと願うなら たちまち渕は静まりて 強く優しいそのひれを 愛でる友さえ誰も無い 光れよ誇れよ限りなく お前は友とあることを ３） 野辺にささやく虫たちよ お前が澄んだその声の 誇るを望んでその友の 風に凍れと願うなら ひとり残った草原に 競える友の無いままに 歌う節さえ消えて行く 歌えよ誇れよ限りなく お前は友とあることを ４） 雪に弾める小鳥らよ お前が輝くその翼 誇るを望んでその友の 餌も消えよと願うなら 森のねぐらは静まりて 頼む温もり消え果てて 風に震える闇となる 弾めよ誇れよ限りなく お前は友とあることを |