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四阿山・根子岳(長野県・群馬県)

 四阿山(日本百名山)は、菅平高原のシンボルでスキー場やゴルフ場などのアウトドアスポーツ施設があります。

 山名の由来は、日本武尊が東征の帰りに鳥居峠に立ち、弟橘姫(おとたちばなひめ)を偲んで、「吾妻はや」と嘆いたといい、そのため「吾妻山」と呼ばれるようになりました。一方、長野県側では、山の形があずまや(四方の柱だけで、壁がなく、四方葺きおろし屋根の小屋。庭園などの休憩所とする。)の屋根だけに似ているところから「四阿山」と呼ばれるようになったと言われています(深田久弥氏著『日本百名山』より抜粋。)。

 8月下旬から9月中旬ころ、淡紫色のマツムシソウが花を開きます。

山    名  四阿山(あずまやさん)、根子岳(ねこだけ)
標    高  四阿山 2,354m
 根子岳 2,207m
累積標高差  981m
山 歩 日  2005.9.11(土) 天 気  雲後晴れ
コ ー ス  菅平牧場駐車場四阿山登山口中四阿→四阿山→根子岳→菅平牧場駐車場
歩行時間  約5時間(休憩含む)  歩行数  15,668歩
所要経費  菅平牧場駐車場までのガソリン代、高速料金
駐 車 場  菅平牧場駐車場(200円(入場料)、未舗装、約50台)
 第1駐車場側にトイレがあります。


*アプローチ

 カーナビを利用する場合、菅平牧場管理事務所を目的地として設定。上信越道「上田菅平」ICから菅平方面の案内標識でルートは迷うことはないでしょう。菅平周辺に到達すると「四阿山」、「根子岳」の標識があります。
 菅平牧場内は私有地のため入場料を支払います。夜間は無人なので、山歩を終えた帰路で入場料を支払います。
 
菅平牧場駐車場は、夜間照明もなく寂しい場所で、ここでの車中泊はおすすめできません。入場料を支払った時、おばさんと少しだけお話したのですが、夜間、警察が巡回にくると、夜間は危険なので追い出すようです。山歩の日(土曜)の朝(6時ころ)でも車は3台しか止まってませんでした。

四阿山・根子岳ルートマップ
四阿山・根子岳ルートマップ

根子岳山頂からの展望
パノラマ

四阿山・根子岳山歩記録('05.09.10)
菅平牧場駐車場 菅平牧場駐車場

 
 菅平牧場の第1駐車場に車を止めたのは深夜2時頃。きれいな星座を見ながら睡眠につきます。

 6時前身支度を始めて出発。右が四阿山、左が根子岳へのルートです。

 奥の建物は公衆トイレです。
四阿山登山口 四阿山登山口

 駐車場から10分ほど舗装道路を歩くと、左手に四阿山登山道を示す案内があります。




マツムシソウの群生地 マツムシソウの群生地

 登山口から最初のピーク小四阿(案内看板などはありません)を少し過ぎた草原の一帯は、淡い紫色のマツムシソウの群生地です。初めて見るマツムシソウに感激。頭が丸くてかわいいです。
マツムシソウ(松虫草)
マツムシソウ科の多年草。山地の草原に自生。高さ約60センチメートル。葉は羽状に分裂。初秋、茎頂に淡紫色の美しい頭状花を開く。近縁種のセイヨウマツムシソウ(スカビオサ)は観賞用に栽培。リンボウギク。季語は秋。(広辞苑) 
中四阿山付近からの展望
中四阿付近からの眺望
 
 マツムシソウの群生地をすぎ、手前に中四阿(案内看板などはありません)の小ピーク(2,106m)が見えてきた頃、振り返ると、鳥居峠方面の展望や手前に農地が広がっています。さらに南西方面には菅平高原のリゾート地の景色も見れます。



行く手を阻む笹原 行く手を阻む笹原

 中四阿を過ぎると、いよいよ笹原が行く手を阻みます。腰まである笹原は道を覆うように生えており、笹は濡れているので、いつしかズボンはびしょぬれ、パンツまで湿り気(おもらしではないよ)を感じてきました。

 左写真の笹原は、胸までの高さがあります。地面が見えないので、足下に注意しながら歩きます。下が見えないというのはとても不安ですね。
根子岳・四阿山・中四阿の分岐 根子岳・四阿山・中四阿の分岐

 笹原を抜けると、周囲は広い草原が広がり、やがて正面に分岐の案内が見えました。

 中四阿あたりから、周囲はガスで覆われ始めるようになり、雨が降り出すのではないかと心配しましたが上空の雲の流れは速く、時折、強い日差しが指してきます。

高山植物保護の階段 高山植物保護の階段

 目の前に大きなピークと階段が現れました。この階段を上ると山頂はまもなくです。

 天候は、相変わらずガスで覆われたり晴れたりはっきりしません。


長野県真田町側の祠 長野県真田町側の祠

 左前方に小さな祠が出現。こちらの祠は長野県真田町にある祠です。

 祠の裏は北側なんですが、天気はよいですね。でも反対の東南方向は雲で覆われ、眺望はありません。


四阿山山頂と群馬県嬬恋村側の祠 四阿山山頂(2,354m)と群馬県嬬恋村側の祠

 真田町側の祠の少し先に四阿山山頂の案内があります。奥には群馬県嬬恋村側の祠が建立されています。

 山頂からは、東には雲上の浮かぶ浅間山、その右に榛名山、雲に隠れた草津白根山。東には北アルプスが見えるはずですが、雲上の上に山頂部に雲がかかっており、山姿を確認できませんでした。

 
雲海の浅間山 雲海の浅間山

 東から吹く風でほとんど雲に覆われていたのですが、山頂で約1時間も粘って、一瞬の隙に浅間山の撮影に成功。浅間山の山頂には雲がかかっており、これは1時間前と同じ状態でした。

 浅間山の噴煙らしきのも見えますが、雲みたいです。

雲に遮られる草津白根山 雲に遮られる草津白根山

 草津白根山方面は、変形した雲にずーと覆われ全く山姿を確認できません。青空と白い雲のコントラストがきれいです。




根子岳 根子岳

 こちらも四阿山山頂から撮影したものです。四阿山と根子岳の鞍部の笹原の草原がとても気持ちよさそうです。

 四阿山から根子岳の鞍部への下りは、急坂で土・岩や木の根っこが濡れていたのでとても滑りやすく慎重に下りました。


根子岳山頂へのやせ尾根 根子岳山頂へのやせ尾根

 鞍部まで下ると気温は一気に上昇した感があり、相当な汗をかき始めます。途中に大岩のピークがあり、そこからの景色は見事でした。

 写真のやせ尾根を上ると山頂です。


根子岳山頂 根子岳山頂(2,207m)

 小さな祠に根子岳の案内があります。側には釣り鐘が設置されており、「カーン」と周囲に鳴り響いています。

 四阿山で予定以上の休憩をとったため、山頂は通過のみですぐに下山します。


菅平高原 菅平高原

根子岳山頂から下ると、前方に菅平高原の大リゾートを確認できます。スキー場、ゴルフ場など。

 根子岳から菅平牧場の駐車場までは、ガイド本によると、1時間30分かけて歩くのですが、こちらの道はとても歩きやすく、危険な場所もなかったので。、30分以上も短縮して歩いてしまった。恐るべし。

菅平牧場 菅平牧場

 根子岳からひたすら下り続けつと、右前方に牛たちが広い草原でのんびりと過ごしている光景が飛び込んできます。ここまでくると菅平牧場駐車場は間近です。

 長野県松本周辺では牛の放牧が盛んで、ここ菅平でも牛さんがたくさんいました。隣の群馬は上州牛でも有名だし、牛好きにはたまらない地域です。そういえば、最近、大好物の牛牛に縁がないなぁ〜。

四阿山で見かけた山野草など
キオン サワシロギク ノアザミ リンドウ
キオン
(登山口〜中四阿)
サワシロギク
(登山口〜中四阿)
ノアザミ
(登山口〜中四阿)
リンドウ
(小四阿〜中四阿)
マツムシソウ マツムシソウの群生 ツリガネニンジン ウメバチソウ
マツムシソウ
(小四阿〜中四阿)
同左の群生
(小四阿〜中四阿)
ツリガネニンジン
(小四阿〜中四阿)
ウメバチソウ
(小四阿〜中四阿)
*山野草の名前については、違っていることが多々ありますことを申し添えます。正しい名前を御存知の方はお知らせいただけると助かります。

歩 行 記 録
往路 目  的  地 時 刻 歩 数 復路 目  的  地 時 刻 歩 数
菅平牧場駐車場 5:55 - 四阿山山頂発 9:00 6,385
根子岳・四阿山の分岐 7:56 1,951 根子岳山頂 10:06 10,868
四阿山山頂着(休憩) 8:12 6,221 菅平牧場駐車場 10:55 15,668

関連情報サイト
長野県真田町役場  真田幸村のファンなら一度は訪れる町。真田氏関係の史跡巡りのコースや菅平高原情報があります。
電 話 0268-72-2200 
住 所 長野県小県郡真田町大字長7178-1
群馬県嬬恋村役場  HPには四阿山トレッキングに関する情報はありませんが、隣村でかつ浅間山に関する情報があります。
電 話 0279−96−0511(代表)
住 所 群馬県吾妻郡嬬恋村大字大前110番地

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