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甲武信岳(山梨・埼玉・長野県)

 甲武信岳(日本百名山)は、奥秩父に位置し、特に目立った特徴はないが、甲州(山梨)、武州(埼玉)、信州(長野)の三国を跨ぐことが由来のようです。また、甲武信岳からは、三国を流れる千曲川、荒川、笛吹川の源流があります(深田久弥著『日本百名山』を要約。)。

 大正五年(1916)に東京帝国大学(現:国立大学法人東京大学)の学生らが密林中の道に迷い、豪雨に叩かれて五人のうち四人が疲労死した山岳遭難事故として新聞等で大きく取り上げられたようです。しかも深田氏の記憶によると山岳事故の初見のようです(同書を要約)。

 平成17年7月16日(土)に続く2度目の山歩。といっても、一度目は、途中で千曲川の源流である西沢に滑落して、全身びしょ濡れとなり、おまけに大切なデジカメが水に濡れてしまい、復活せずに息を引き取ってしまいました。そのリベンジとして再度の甲武信岳へのチャレンジです。

山    名  甲武信岳(こぶしがたけ)
標    高  2,475m 累積標高差  2,050m
山 歩 日  2005.11. 3(木・祝)文化の日 天 気  
コ ー ス  毛木平駐車道→大山祗神社→ナメ滝→千曲川源流→甲武信岳→三宝山→尻岩→武信白岩山→大山→十文字小屋→毛木平駐車場
歩行時間  約7時間10分(休憩含む) 歩行数  記録なし
所要経費  毛木平駐車場までのガソリン代、高速料金
駐 車 場  毛木平駐車場(舗装。無料、約60台。)
 トイレは、水洗。


*アプローチ

 カーナビを利用で山梨県増富村・長野県南牧村方面から目指す場合、JA川上村農業協同組合を設定すれば大丈夫。農協前の一本道を東に進む。Y字路の中央に、左が「三国峠」、右が「甲武信岳」の案内があります。そこを右に登っていくと、広大なレタス畑が広がり、舗装道路から砂利道(約1キロメートル。普通車でもゆっくり走ると下を擦ることはありません。)となり、、行き止まりが毛木平駐車場。
 
なお、山梨県笛吹市方弛峠を経由して川上村に訪れることができますが、同峠から川上村まではダートコースになっているようで、普通車は困難するらしい(詳細は不明)。

甲武信岳ルートマップ
甲武信岳ルートマップ
(注)ピンク色の矢印は進行方向です。

甲武信岳山歩記録('05.11.03)
毛木平駐車場 毛木平駐車場

 深夜の2時30分頃、夜道を走り駐車場に到着すると、すでに10台以上の車が駐車していました。空は、綺麗な星空。晴天の予感を抱き睡眠。
 
 朝6時頃、目を覚ますと、弱雨が一時的に降り出しました。そのため、もう少し様子を見ることにし、だいぶ明るくなってきたので出発。数時間の間にこんなにも天気が変わるとは・・・。天気も私と同じで気まぐれ屋さんだな。
毛木平分岐 毛木平分岐

 駐車場から砂利道を進むと毛木平分岐に到着。右が千曲川源流を経由して甲武信岳に向かいます。左が十文字峠を経由して甲武信岳に向かう分岐です。





大山祗神社 大山祇神社

 分岐からは、左に千曲川源流の西沢を眺めて幅の広い林道を歩きます。





色づく林道 色づく林道

 神社を過ぎ、慰霊碑を過ぎた当たりから急に道幅が狭くなります。慰霊碑は昭和三十五年に建立されたもので、昭和十五年七月の集中豪雨により7人の命が失われ、その霊を慰めるために建立されたとのこと。

 しばらく歩くと、忘れもしない滑落場所と思われるところを通過。沢に滑落した悲しい思い出がよぎり、沢には近づかないことにしました。落ちた場所は、ナメ滝の少し下流で、道をすこしはずれた場所でした。
ナメ滝 ナメ滝

 ナメ滝に到着。滑らかな大きな岩を流れている滝です。といっても、最初抱いた滝とはだいぶかけ離れています。これは滝というのでしょうか?疑問。





千曲川源流 千曲川源流の標識

 西沢を横切り、樹林帯の間から甲武信岳を確認。まだまだ遠いことを実感しながら、沢を数回横切り沢の流れが緩やかになるように感じたら、千曲川源流に到着。




源流、どんな味? 源流、どんな味?

 源流の標識の東側に階段があり、そこを下ると、木の下の穴から清らかな水が流れ出ています。そこが源流です。

 どんな味がするのだろう。手ですくって飲んでみると、ん〜。冷たくて美味しい。コーラ味はしない(当たり前だ)。
国師ヶ岳、金峰山と甲武信岳の分岐 国師ヶ岳、金峰山と甲武信岳の分岐

 源流からはジグザグの急登です。ここを登り切ったところが尾根上の分岐に到着します。

 右(西)に進むと国師ヶ岳、金峰山へ、左(東)が甲武信岳です。


もうすぐ山頂 もうすぐ山頂

 分岐から樹林帯を歩き、少し登り始めることに樹林がなくなり、展望が開けます。正面の岩場を登り切ると山頂です。




甲武信岳 甲武信岳(2,475m)

 キタ━━(゚∀゚)━━!! !(^^)! 
 二度目にして到着した甲武信岳。沢に滑落するというイベント有り、カメラが濡れて動かなくなるなど、今回も万歩計の電池が途中でなくなるなど。高い代償を払った山でした。山頂からの展望は曇りでいまいちですが、奥秩父連山の稜線がとても綺麗です。遠くには八ヶ岳がかすかに見えます。富士山は見えませんでした。
 カップラーメンとパンプキンパイなどを食してのんびりと過ごします。
三宝山 三宝山(2,483m)

 甲武信岳から北側の急坂を下り、鞍部に到着し、少し登り返すと樹林に囲まれた三宝山山頂に到着。広場となっており、西南方向の岩にあがると、山名の由来となった三宝岩を確認。そこからの奥秩父連山の眺めは綺麗でした。

 ななんと、駐車場→十文字小屋→甲武信岳のピストンを予定している人に遭遇。急坂が多く、歩く時間も相当なものです。タフなおじさん。私には無理です。
尻岩 尻岩

 大きな岩が二つに割れていることから名付けられたのでしょうか。

 ここで、約30年前に甲武信岳にビールと二人分の荷物を背負って1泊2泊で西沢渓谷から登られた方と遭遇。このコースは初めてらしく、30年前の思い出話などを聞きました。若い頃に無理をして膝を痛めてしまい、長くあるくと膝が痛み出すとか・・・。気にしながらもお互い無理をしないことを誓い先行しました。
武信白岩山 武信白岩山(2,280m)

 尻岩の西側からジグザグに急坂を上り、ハシゴと鎖を越え下り登り返し岩山の西側を巻くように歩きます。岩山には棒らしきものが立っており、登れるのかと思っていましたが、「×」と岩に朱書きされており、鎖もなくハシゴもないので、危険と判断しやめましたが、ザックが置かれていて、上から人が降りてきました。聞いたところ展望がよいとのこと。


大山 大山

 武信白岩山から下り、少しだけ登ると大山に到着します。ここは視界を遮る樹林がないので、なかなか展望が良い場所です。北西には、駐車場近くのレタス畑が広がり、周囲の山々が鮮やかな紅葉を見ることが出来る絶好のビュースポットです。

 休息していると、武信白岩山に登った人とまだまた遭遇しました。彼もここで小休止をとるようでしたので先行することにしました。
十文字小屋 十文字小屋(十文字峠)

 大山から2カ所の鎖場を越えて十文字小屋(トイレ有り)に到着。小屋から500mほど離れたところには水があり、カモシカ展望台があるようですが、足にかなりの疲労感があります。ガイド本にはここから駐車場まで約2時間近いので少し休息をとってから出発。急坂をジグザグに下っていきます。登りはかなりきつそうな坂です。
 小屋から立ち上がる煙は、火事ではありません。営業をしており、ストーブの煙。暖かそうです。
千曲源流狭霧橋からの眺め 千曲源流狭霧橋からの眺め

 十文字峠からの急坂を下り、沢沿いを歩くと正面に綺麗な千曲源流狭霧橋は「みずら沢」にかかっています。橋の中央部から北に目をやると、先ほどの十文字峠から三国峠にのびる稜線のピークである弁慶岩が綺麗に紅葉しています。
 しばし、ボーと景色を見て甲武信岳の山歩の終演を実感。
 体はすっかりクールダウンし、帰りに温泉に寄って、まったりと。寝冷えで風邪引いたかも。明日は仕事だ。つらいなぁ。

歩 行 記 録
往路 目  的  地 時 刻 歩 数 復路 目  的  地 時 刻 歩 数
毛木平駐車場 7:10 甲武信岳発 10:40
千曲川源流(休息) 9:18 三宝山 11:05
甲武信岳着(休憩) 9:59 尻岩 11:38
      武信白岩山 11:58
      大山 12:39
      十文字小屋(休息) 13:08
      毛木平駐車場 14:09
* 万歩計の電池が途中で切れたため記録なし。

関連情報サイト
奥秩父大滝 大滝観光協会  観光協会の登山・ハイキングコースのページに、毛木平→千曲川源流→甲武信岳→十文字峠が紹介されています。
電 話 0494−55−0707
住 所 埼玉県秩父市大滝985
たかねの湯
(山梨県北杜市HP)
 清里高原にある温泉。お風呂の窓から南アルプスと富士山が見える?曇り空で確認できす。お湯は滑らかで、お湯に浸かったら体がヌメヌメ感があります。泉質は、単純温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)、効能は神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後回復期・疲労回復・健康増進。入浴料700円(大人・村外)。
電 話 0551−46−2611
住 所 山梨県南巨摩郡高根町箕輪新町95

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