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直線上に配置

八ヶ岳(長野県・山梨県)

 八ヶ岳(日本百名山)は、おおよそ20万年前、「富士山」と「八ヶ岳」のどちらが日本で一番高いのかということで背比べをし、長い間言い争っていた。仏様は両方の頭に長い樋をかけ、水を流すことを思いつきました。そして水を流すと「富士山」に流れたという。すると「富士山」は髪を振り回して怒り、「八ヶ岳」を思いっきり蹴飛ばし、八つに峰が割れたという(茅野市)。

 中央高速を東京から長野方面に車を走らせると、正面に大きな姿をした八ヶ岳が現れ、その最高峰が赤岳という看板が高速道路にあります。以前から気になっていた山でした。昨年は台風の影響で週末登山ができず、今回念願の山歩です。赤岳鉱泉からの帰路では雨に打たれるなど、展望もいまいちでしたが、展望を楽しみたいので、もう一回登ってもよい山の一つになりました。予定よりも早い時間で歩くこともできたし、山荘に泊まってご来光を見れたら至福の時間を過ごすことができそうです。

 8月はまだ大気が不安定な時期、山では突然の雨や落雷があります。雨は木の下で多少はしのぐことができても、人間は電気を通しやすい性質なので、木に落雷し、木の枝などから人間に電気が流れる危険があります。

山    名  八ヶ岳(やつがたけ)
標    高  2,899m 標高差  1,791m
山 歩 日  2005.8. 6(土) 天 気  曇のち雨
コ ー ス  美濃戸駐車場→行者小屋→(文三郎登山道)→赤岳→地蔵ノ頭→横岳→硫黄岳→赤岳鉱泉→美濃戸駐車場
歩行時間  約9時間(休息含む)  歩行数  27,779歩
所要経費  美濃戸駐車場までのガソリン代、高速料金
駐 車 場  美濃戸の駐車場(1,000円(1日)、未舗装、約130台)。
 美濃戸口の八ヶ岳山荘は500円(1日)です。


 *美濃戸口から美濃戸までは、凸凹の砂利道ですが、普通乗用車でもゆっくり走れば車の下を擦ることはありませんが下りは慎重に。

*アプローチ

 カーナビを利用する場合、八ヶ岳山荘を目印に設定(当初、赤岳山荘を設定しましたが、八ヶ岳山荘(美濃戸口)の分岐で阿弥陀岳へのルートをナビ。分岐の看板にある赤岳方面が正しいルート)。東京方面からは、中央高速「小渕沢」ICを出て右折し清里方面に進み、道の駅「小渕沢」を過ぎ、富士見高原、美濃戸口方面へ左折し鉢巻道路を走ります。すると登山口の案内板に従い、八ヶ岳山荘(美濃戸口)に到着。ここまでは路線バスが走っています。

八ヶ岳ルートマップ
八ヶ岳ルートマップ
(注)ピンク色の矢印は進行方向です。

八ヶ岳山歩記録('05.08.06)
八ヶ岳 美濃戸(駐車場付近にて) 八ヶ岳 美濃戸(駐車場付近にて)

 駐車場には深夜1時過ぎに到着(首都高速で2カ所の交通事故で大渋滞。これがなかったらもう少し早く到着して睡眠もたっぷりととれたかも)。車は奥から綺麗に並んでおり、ほぼ満車。早めの到着で正解でした。
 朝5時少し前、車を駐車した山荘のおじさんが現れたので、駐車料金を支払い出発の準備を始めます。
 空はだいぶ明るくなってきたいます。周囲では、コンロで朝食を作っている人や身支度を始めている人で駐車場は活気づいてきました。前方には八ヶ岳の姿が見えます。
北沢(硫黄岳)、南沢(赤岳方面)の分岐 北沢(硫黄岳)、南沢(赤岳方面)の分岐

 駐車場から五分ほど歩き、美濃戸山荘の前から登山道は二つに分かれます。
 北沢ルート(直進の車道)は、赤岳鉱泉を経由して硫黄岳へ、南沢ルート(右の細い登山道)は、行者小屋を経由して赤岳、阿弥陀岳へ向かうルートです。赤岳、阿弥陀岳方面へのピストンの方はご注意を。

行者小屋 行者小屋

 美濃戸山荘から南沢ルートは樹林帯に囲まれた渓流沿いを歩き、登るにつれて流れが静かになり、ジグザグにのぼり沢が開けた広い場所に到着。しばらく歩き、右の樹林帯を通り、左にヘリポート、八ヶ岳にだいぶ近づいたことを実感できます。
 行者小屋には水場があるので、夏場は補給しておいた方が良いでしょう。夏場は冷凍庫で凍らせたお茶とお水をそれぞれ携行し、冷えた水分補給で鋭気も補充しています。気温によもよりますが、下山時まで冷えたお水を飲むことができます
文三郎登山道 文三郎登山道

 阿弥陀岳との分岐からはジグザグな急登の始まり。シラビソからダケカンバに変わると、目の前に階段、そして網で造られた階段が現れ、クサリ場となります。
 赤岳と阿弥陀岳との稜線上に出るまでは、緩やかな斜面でも足元はとても滑りやすいので慎重にゆっくり歩きましょう。すぐに落石が起こります。大学登山サークルと思われるグループ(女性2人、男性1人)に「こんにちは〜」と声をかけて追い越し、その上の平場で展望を楽しんでいると、ザラザラ〜「ラーク」と声をかけていました。
阿弥陀岳 阿弥陀岳

 行者小屋から文三郎登山道を通り、阿弥陀岳、中岳から赤岳の稜線上の分岐付近にて撮影。

 青空に浮かぶ中岳から阿弥陀岳への稜線上の登山道が一目瞭然。

赤岳山頂(2,899m) 赤岳山頂(2,899m)

 分岐を左(東)に進路を変え、阿弥陀岳を背後にすると、左にコマクサが咲いていました。その後、進路を左(北)に変え、岩場が連続するクサリ場を登りますが、京都から訪れた小中高生らの大集団と遭遇。道幅が狭い岩場なので、お互い声掛けして道を譲ったり譲られたりで気持ちがよいです。声掛けは大切なコミュニケーションです。
 山頂に到着すると、東から雲が上昇気流に乗りあがってきて、東側の展望は皆無。北西方面も雲で覆われ、ほとんど展望がありません。
赤岳から横岳への稜線 赤岳から横岳への稜線

 赤岳山頂から3分程度歩くと赤岳山頂小屋に到着。小屋前に造られたベンチに腰掛け休憩。そこから見た横岳方面の稜線です。とても綺麗な稜線です。手前は赤岳天望荘

 八ヶ岳の西側はまだ青空が広がっているのですが、東からの上昇気流に乗ってくる雲は一向に衰えることなく、天候回復してくれるといいなぁ〜。雨だけが心配。約10時間コースなので、休憩もほどほどに出発。
地蔵の頭 地蔵ノ頭

 赤岳山頂から赤岳展望荘までは途中クサリ場を通過して赤岳展望荘を通過すると、地蔵ノ頭に到着。

 地蔵ノ頭は、行者小屋からの別ルートで赤岳、横岳の稜線上にあります。


大権現から望む横岳(八ヶ岳) 大権現から望む横岳

 地蔵ノ頭を過ぎると、岩場、クサリが連続し、慎重に歩きますが、この岩峰の連続と東から時より吹いてくる風の影響もあり、だいぶ体力を消耗し、ヘロヘロに。
 急登りで長いクサリ場付近(日ノ出岳付近)には、多くの高山植物が咲き乱れています。ここで写真タイムとなり、しゃがんでは立ち上りの連続。すると、かすかな目眩が・・・。
 さらに岩峰を越えて、大権現の平場で食事を兼ねての休憩。横岳山頂まではまだまだ遠い。
横岳は、日ノ出岳から本峰・奥の院までの岩峰を総称して呼びます。
横岳山頂(2,829m) 横岳山頂(2,829m)

 大権現で休憩した後、クサリのある岩峰を越えて、やがて横岳に到着。雲に覆われ展望はありません。

 大権現で栄養補給したので、ヘロヘロ感はなくなり体力が復活しましたが、横岳は岩峰が連続し、クサリ場が多く、一歩間違うと滑落してしまう恐れがある場所です。二〜三週間前も八ヶ岳で高齢の女性登山者が滑落死したことが新聞で報道されたばかりです。
横岳から硫黄岳へ 横岳から硫黄岳へ

 横岳の岩稜を過ぎると、赤茶けた硫黄岳が現れます。広く開けた稜線となります。

 この一帯には、コマクサの群生地で、登山道を挟んだ両斜面に綺麗に咲いています。


コマクサ群生地(大だるみ附近) コマクサ群生地(大だるみ付近)

 横岳山頂から硫黄岳山荘までの大だるみ付近はコマクサの群生地として知られています。群生地には自然保護のためのロープが張られています。こんな時、200mmの望遠ズームが威力を発揮。
コマクサ(駒草)

ケシ科の多年草。著名な高山植物。高さ約10センチメートル。葉は白みを帯びた緑色。7〜8月頃、淡紅色の美花を開き、形が馬の顔に似る。多数の黒色の種子を生じ、古来霊薬として有名。
硫黄岳山頂(2,764m) 硫黄岳山頂(2,764m)
 硫黄岳山荘前からは緩やかな登りです。硫黄岳山頂からの展望は全くありません。周囲は真っ白で、火山爆裂の断崖絶壁は雲に隠れ10mの視界もありません。見えないから恐怖心がわかないかも・・・(怖っ)。
 キッズがたくさんいて賑やか。クラス毎に何回も写真撮影。一般登山者になかなか場所を譲ってくれません。先生は看板に子供を立たせたまま晴れるのを待とうとか、次は○組。次はお父さんと一緒とか・・・。20分も待った。他の登山者も譲ってくれるのを待っています。諦めて去る人もいます。まったく気のきかない先生です。おまけに三角点付近でキッズに集団オシッコさせてるし。困ったものです。
赤岳鉱泉 赤岳鉱泉
 硫黄岳山頂の天候は回復する様子もなく、肌寒くなり寒気に覆われていることを実感。速攻で下山開始。赤岳鉱泉まで瞬間的な雨が降りましたが、雨具は不要。
 赤岳鉱泉水場で水を少し補給して美濃戸へ向かう途中、青空が一変して突然の雨。運良く小屋があったのでそこで雨宿り。一緒に雨宿りしたグループはこれから2泊で八ヶ岳を周遊するらしく、しばらく会話を楽しみます。 やむ様子もなかったので、雨具とザックカバーを装着して美濃戸へ向かいました。以降の写真はなし。山野草の写真はパスしてしまいました。美濃戸山荘に到着するまでに雨が上がりました。硫黄岳のロスタイムがなければ濡れなかったかも。

八ヶ岳で見かけた山野草の一部
キオン シオノオトギリ ハクサンオミナエシ ハイマツの果実
キオン(花言葉:元気)
美濃戸〜行者小屋
シナノオトギリ(ピンボケ)
美濃戸〜行者小屋
ハクサンオミナエシ
美濃戸〜行者小屋
ハイマツの果実
文三郎登山道
コマクサ タカネツメクサ?
文三郎分岐〜赤岳 コマクサ
文三郎分岐〜赤岳

文三郎分岐〜赤岳
タカネツメクサ?
文三郎分岐〜赤岳
チシマギキョウ イブキジャコウソウ ウサギギク ウメバチソウ
チシマギキョウ
文三郎分岐〜赤岳
イブキジャコウソウ
横岳
ウサギギク
横岳
ウメバチソウ
横岳 
ミネウスユキソウ ?(これから開化) キク科 雄山火口(オヤマボクチ)
ミネウスユキソウ
横岳
?(開花はこれから)
横岳
キク科
赤岳鉱泉〜美濃戸
雄山火口(オヤマボクチ)
赤岳鉱泉〜美濃戸
マルバダケフキ ホタルグクロ コオニユリ ツリガネニンジン
マルバダケフキ
赤岳鉱泉〜美濃戸
ホタルブクロ
赤岳鉱泉〜美濃戸
コオニユリ
赤岳鉱泉〜美濃戸
ツリガネニンジン
赤岳鉱泉〜美濃戸
1 山野草の名前を違っていることが多々あります。正しい名前を御存知の方はお知らせいただけると助かります。
2 元画像は、2272×1704画素で撮影し、160ピクセルまで縮小しているため、どうしてもピンぼけ感が否めません。

3 雄山火口の名前は、長野県のNさんから教えて頂きました。ありがとうございます。そばのつなぎなどに使われるようです。また、10月頃に赤いお花が咲きます。

歩 行 記 録
往路 目  的  地 時 刻 歩 数 復路 目  的  地 時 刻 歩 数
美濃戸駐車場 5:00 - 権現発 9:50 11,435
行者小屋着(休憩) 6:35 6,991 横岳着 10:06 12,472
行者小屋発(文三郎登山道) 6:45 7,049 硫黄岳山荘 10:37 14,344
赤岳山頂着(休憩) 8:10 8.254 硫黄岳山頂着(休憩) 10:58 15,109
赤岳山頂発 8:25 8,417 硫黄岳発 11:20 15,340
赤岳展望荘 8:48 9,679 赤岳鉱泉 12:12 20,477
地蔵ノ頭 8:54 9,997 美濃戸駐車場 14:04 27,779
権現着(休憩) 9:40 11,428      

関連情報サイト
八ヶ岳観光協会  八ヶ岳のアルペンナビ。
電 話 0266-73-8550
住 所 長野県茅野市ちの3506番地 茅野市観光連盟事務局内
SUPASIO KOBUCHISAWA  泉質は、ナトリウム塩化物炭酸水素塩温泉(中性低張性高温泉)塩味・微苦味・微硫化水素臭が有り.。効能は、神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病・痔疾・冷え症・病後養生・疲労回復・健康増進。入館料600円(大人)。道の駅に隣接しています。ホテルやレストランあり。
電 話 0551-36-6111
住 所 山梨県北巨摩郡小淵沢町2968-1

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