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直線上に配置

五竜岳(長野県、富山県)

 五竜岳(日本百名山)は、後立山連峰の主要ピークの一つで、五龍岳とも表記されます。
 山名の由来は、五竜岳山頂部分の東面下に出現する雪形が、戦国時代、この地を勢力下に治めた甲斐武田氏(戦国時代の武田信玄が有名)の家紋「武田菱」に似ていることから、「御菱(ごりょう)」が「ごりゅう」に転訛したという説などがありますが定かではないようです。

 深田久弥氏は、『日本百名山』の中で、「大地から生えたようにガッチリしていて、ビクとも動かない」、または「八方から見た五竜はいかめしい。それはまるで岩のコブだらけの、筋骨隆々といった上体を現している。他の山々のように美しくスマートではない。ゴツゴツした荒々しい男性的な力強さそなえている。」と表現しています。

 今回の五竜岳の山歩計画は、昨年、唐松岳に登頂した折、唐松岳から見た五竜岳の壮大な山容に惹かれていたもので、しかも、夏季の繁忙時期だけ白馬五竜ゴンドラが早朝営業(通常は8:30〜)を行うので、この時季を利用して計画したものです。まるで、1年がかりの壮大?な計画であったのです。

山    名  五竜岳(ごりゅうだけ)
標    高  2,814m
標高差  −
山 歩 日  2007. 8.11(土) 天 気  晴れ
コ ー ス  白馬五竜スキー場(駐車場)→(ゴンドラ)→アルプス平→五竜山荘→五竜岳→五竜山荘→アルプス平→(ゴンドラ)→白馬五流スキー場(駐車場)
歩行時間  約9時間(休憩含む) 歩行数  27,084歩
所要経費  白馬五竜スキー場(駐車場)までのガソリン代、高速料金、
 ゴンドラ利用料金(1,600円(往復)/大人)
駐 車 場  白馬五竜スキー場駐車場(舗装、無料、トイレ有り)。

*アプローチ
 カーナビを利用する場合は、白馬五竜スキー場で設定。
 長野高速道路豊科ICからは、「白馬」への案内標識に従って、310号線148号線を走り、木崎湖、青木湖脇を通過し、道の駅「白馬」前を通過した次の信号周辺に「白馬五竜」という比較的大きな看板があり、左折します。すると踏切を渉りあとは道なりです。

五竜岳ルートマップ
周辺道路案内はこちら(ヤフー・地図)
五竜岳ルートマップ
(注)赤色は山歩ルートで、ピンク色の矢印は進行方向。

五竜岳山歩記録('07.8.11)
白馬五竜スキー場ゴンドラ「とおみ駅」 白馬五竜スキー場ゴンドラ「とおみ駅」

 丁度お盆の帰省ラッシュと重なり、中央道の渋滞を回避するため、関越道で午前3時に到着。夜空は満天の星空。久しぶりに星座群を間近に見ることができました。車は、ゴンドラ(テレキャビン)に最も近い第1駐車場に駐車します。ZZZZ。

 普段は8:30から運転が始まるゴンドラですが、特定期間のみ早朝から営業(6:30〜)しますので、これを利用して日帰り登頂を目指す計画です。楽チン山歩。
アルプス平(、535m) アルプス平(1,535m)

 白馬五竜スキー場のゴンドラ(テレキャビン)に乗り、数分後には山頂駅のアルプス平に到着します。
 目の前には、北アルプスの山々の展望が楽しめます。天気は晴れ、白馬三山が目の前にはっきりと確認できました。遠見尾根からの展望もさぞよろしいと期待に心弾みます。
 ゴンドラ山頂駅舎の屋上は大展望台になっていますので、時間に余裕のある方は是非上がってみてください。

地蔵ノ頭 地蔵ノ頭

 山野草が咲き乱れる草原の中の石積みの階段を上っていくと、やがて、ケルンが現れます。地蔵ノ頭です。ここからh、北アルプスでも、白馬岳や唐松岳、五竜岳を確認することができます。

 久しぶりの山歩。すでに汗びっしょり。歩いてると、汗が地面にポタポタと落ちていきます。

小遠見山頂直下の分岐 小遠見山頂直下の分岐

 地蔵ノ頭からは本格的な登りの始まり。しかし、遠見尾根上からの展望が心の癒し。白馬三山、正面には五竜岳を見ることができます。
 どんどん登り、平坦な道になり、一気に展望が開け、その先には分岐があります。まっすぐ進むと小遠見山で、右は、小遠見山を経由しないショートカットコースになりますが、個人的には、小遠見山からの展望は360度の大パノラマですから、立ち寄ることをおすすめします。復路は山頂に寄らずにショートカットコースを選択。
小遠見山頂(2,007m) 小遠見山頂(2,007m)

 分岐から山頂までは約100mです。山頂からは五竜岳、鹿嶋槍ヶ岳など360度の大パノラマが楽しめます。久しぶりの山歩で、体力はかなり消耗〜。五竜岳まではまだまだ遠いですね。無事たどり着けるのかなぁ〜。と思いながらベンチで休憩していると、追い越した人に追い越されてしまいました。(汗)

 寝不足による睡魔が・・・。ねむっ。少し目をつぶって瞑想タイム(寝不足でウトウト)。で体力回復してから出発。
遠見尾根 遠見尾根

 小遠見山で長〜い休憩をとってから、笹藪の中を下り、左右に展望が開けた尾根道を歩きます。中遠見(ここも展望がよいですよ)、大遠見を過ぎると、正面に五竜岳が間近に迫ってきました。

 相変わらずの青空。山頂から見える立山連峰や鹿嶋槍ヶ岳などの北アルプスの雄大な展望に期待が膨らみます。ルンルン。

西遠見山(2,268m)
西遠見山(2,268,m)
 とうとう来ました。五竜岳の定番写真と言っても過言ではないと思います。西遠見山の湖面に反射する五竜岳。とっても綺麗でした。

脳天気なうさぎ
テクテクテクテクるんるん気分はここまで。

五竜岳パノラマ

どひゃ〜。まだまだ先は長いですね。五竜岳は雲の中に隠れてしまいました。
西遠見山から五竜山荘までは、へろへろモード突入
平均コースタイムの1.5倍もかかりました。しかも、ほとんど休憩なし・・・

西遠見山から五竜山荘へ 西遠見山から五竜山荘へ
 

 西遠見山からは急峻な登りの始まり。しばらく山歩していない体は、全然歩くペースがあがりません。競争している訳ではないのですが、ゴンドラ乗り場でお会いした人(天下江戸祭りの団扇を持っていたおじさん)はぐんぐん先行していきます。最初は、ハッピーの方がペース早かったんですけどぉ・・・。ペースダウンですよ。
 鎖を2箇所超えると、更に展望は素晴らしくなりました。チングルマやハクサンフウロなどの高山植物がたくさん咲いていました。お花にも気持ちを支えられて少しずつ前に進みます。
五竜岳への稜線 五竜岳への稜線
 

 やがて、ハイ松独特のにおいが周囲を覆いジグザグに上っていくと、右に白岳山頂との別れ道となり、左眼下には五竜岳への細い稜線、手前には五竜山荘が見えます。ここからはジグザクに砂礫をくだり、唐松岳方面からの分岐にぶつかり、少し歩くと五竜山荘にたどり着きます。
 あれっ?!、とっても楽しみにしていた五竜岳はすっかり雲の中に姿を隠してしまっています。(T_T)
 深田氏「日本百名山」では、「唐松岳から見た五竜岳はまさに壮大」と表現します。こんな感じ。
五竜山荘 五竜山荘(2,490m)

 きました〜。五竜山荘。ふ〜〜。ここから五竜山荘までは登り約1時間。しかも足はパンパン。で、山頂は雲がかかって展望なさそうだし、ここで体力も限界かなぁ〜って思い、山荘前のベンチに腰掛け、水分やお菓子等で空腹を満たします。
 先ほどの鎖場のおじさんは、遠見尾根→五竜岳→唐松岳→八方尾根のコースを楽しむとのこと。弱気になっていたハッピーに「折角だし、行って帰ってくる時間はあるから」といって励まし、元気を与えてくれました。とっても感謝です。勇気、元気100倍。
五竜山荘から遠見尾根を望む 五竜山荘前から遠見尾根を望む

 そして、長い休憩タイムを終えて、先ほどのおじさんは思いザックをデポして、500mlのペットボトル1本でスタスタ登り始めました。ハッピーも写真を撮ってから登り始めます。思いザック背負ったまま。途中。太ももが張り出し、筋肉をつりそうな感覚です。指で太ももをモミモミしながら歩きます。そのうち復活。

五竜山荘から五竜岳へ 五竜山荘前から五竜岳へ

 結構急峻な登りで、狭いガレ場、更には鎖場、三点確保しないと危険な場所もありましたが、着実に前に進みます。先ほど視界に入っていたおじさんは、先行して雲の中に消えてしまいました。
 五竜山荘から五竜岳山頂までは、急峻で岩にしがみつくような危険なところがありますので、足場をしっかりと確保して、慎重に進んでください。帰路では、岩場に鎖があるにもかかわらず、ルートをはずれそうになっていて動けないおばさんがいたので、足場を誘導してあげました。
五竜岳山頂(2,814m)

 結構急峻な登りで、狭いガレ場、更には鎖場、三点確保しないと危険な場所がありました。先ほど視界に入っていた勇気を与えてくれたおじさんは、先行して雲の中に消えました。

 山頂からの展望は、ご覧のとおり、なし。見えるのは、山頂の標識と、周囲のおじさん、おばさんだけ。(悲)
あー、ここまで着たけど運に見放されちゃったよ。
アルプス平のレストラン前で

 帰路は同じルートを戻ります。帰路は目標を達成した達成感もあって、ルンルンでテンポよく歩けました。アップダウンもさほど苦にはならないのですが、どうしても歩く距離が長いので、小遠見山を少し過ぎ、少し広い場所で岩に腰かけ約30分くらいボーと遠方の景色を名残惜しく眺めながら休憩します。
 久しぶりの山歩。体力に不安を感じながらも、休み休み完歩した五竜岳。アルプス平まで戻り、バニラアイスで白馬三山方面へカンパーイ。バニラと同じ白色の大雪渓の白馬は、今後の目標のひとつですよ。

遠見尾根〜五竜岳で見つけた主な山野草
チングルマ イワカガミ ウサギギク コマクサ
チングルマ イワカガミ ウサギギク コマクサ
イワギキョウ トウヤクリンドウ? コオニユリ ハクサンフウロ
イワギキョウ トウヤクリンドウ? コオニユリ ハクサンフウロ
キンコウカ コバイケイソウ 《その他》
アカバナシモツケソウ、オウバキボウシ、オヤマリンドウ、カライトソウなどが咲いていました。

キンコウカ コバイケイソウ
(注)名前を間違っていることが多々ありますのでご注意願います。正しい名前をご存じの方は、ご教示いただけると幸いです。

歩 行 記 録
往路 目  的  地 時 刻 歩 数 復路 目  的  地 時 刻 歩 数
白馬五竜スキー場(ゴンドラ)     五竜岳発 11:40 12,001
アルプス平 6:46 五竜山荘 12:13 14,284
小遠見山着(休憩) 7:45 3,905 西遠見山 13:11 17,753
小遠見山発 8:00 3,965 大遠見山 13:31 19,378
中遠見山 8:12 4,958 中遠見山 13:55 21,376
大遠見山 8:38 6,914 アルプス平 15:13 26,843
西遠見山 9:05 8.376      
五竜山荘着(休憩) 10:23 10,243      
五竜山荘発 10:50 10,249      
五竜岳着(休憩) 11:31 11,090       
(注)歩数が正しく計測されていないことがあります。また、計測時刻は、歩行中の休憩時間をかなり含んでいます。

関連情報サイト
白馬五竜公式ホームページ
(白馬五竜観光協会)
 白馬五竜観光協会の公式サイト。オススメ。
電話 0261-75-3700
住所  −

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