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城 郭
| 「日本百名城」(各県1城以上、5城以内) |
(財)日本城郭協会は、平成18年2月13日、文部科学省で「日本100名城」選定についての記者発表を行いました。選定委員長の新谷東大名誉教授、西内当協会常務理事、中城名城選定担当理事から、100名城の選定目的・基準等について説明を行い、各報道機関記者との質疑応答をへて、選定経過と日本100名城を発表しました。 |
| 選考に当たっては、まず選定対象を@優れた文化財・史跡、A著名な歴史の舞台、B時代・地域の代表、と規定。各都道府県から1城以上5城以内として、昨年8月から10月まで城郭協会の会報やホームページで、100名城の推薦を呼びかけた。多数の応募があり、昨年12月1日にこのデータをもとに選定会議が開催された。史料的に問題のある模擬天守や、史跡としての環境保存状況、さらには城郭発達史からみた重要な名城について熱心な討論の末、100城が選定された。各城郭に通知、快諾を得て発表の運びとなった。(財)日本城郭協会ホームページより |
| このようにして、「日本100名城」が選定されたのです。 歴史的には、徳川幕府が一国一城令を制定したことにより多くの城が取り壊され、明治政府もまた多くの城の取り壊しを行っています。今では、当時のままの姿で現存する天守は数少なく、ほとんどは城跡若しくは再建されたものです。城郭以外にも砦や陣屋などを含めるとその数は更に多くなり、城郭研究者でも正確な数を把握できないのが現状です。 北海道の根室半島チャシ跡群と沖縄(首里城を除く。)は管理者も知りませんでした。皆さんが旅行されたり、身近な地域のお城とのふれあいを通じて、地域の歴史などを学ぶきっかけになれれば良いと思います。 管理者も、日本100名城のいくつかを過去に訪ねていますので、出来る限り、記録を公開していきたいと思います。 |
| 都道府県名 | 城 郭 名 | 都道府県名 | 城 郭 名 | |
| @ 北海道・東北 | C 近畿 | |||
| 北海道 | 根室半島チャシ跡群 五稜郭 松前城 | 滋 賀 | 小谷城 彦根城 安土城 観音寺城 | |
| 青 森 | 弘前城 根城 | 京 都 | 二条城 | |
| 岩 手 | 盛岡城 | 大 阪 | 大阪城 千早城 | |
| 宮 城 | 仙台城 多賀城 | 兵 庫 | 竹田城 篠山城 明石城 姫路城 赤穂城 | |
| 秋 田 | 久保田城 | 奈 良 | 高取城 | |
| 山 形 | 山形城 | 和歌山 | 和歌山城 | |
| 福 島 | 二本松城 会津若松城 白河小峰城 | D 中国・四国 | ||
| A 関東・甲信越 | 鳥 取 | 鳥取城 | ||
| 茨 城 | 水戸城 | 島 根 | 松江城 月山富田城 津和野城 | |
| 栃 木 | 足利氏館(鑁阿寺) | 岡 山 | 津山城 備中松山城 鬼ノ城 岡山城 | |
| 群 馬 | 箕輪城 金山城 | 広 島 | 福山城 郡山城 広島城 | |
| 埼 玉 | 鉢形城 川越城 | 山 口 | 岩国城 萩城 | |
| 東 京 | 江戸城 八王子城 | 徳 島 | 徳島城 | |
| 神奈川 | 小田原城 | 香 川 | 高松城 丸亀城 | |
| 新 潟 | 新発田城 春日山城 | 愛 媛 | 今治城 松山城 湯築城 大洲城 宇和島城 | |
| 山 梨 | 甲府城 武田氏館(武田神社) | 高 知 | 高知城 | |
| 長 野 | 松代城 上田城 小諸城 松本城 高遠城 | E 九州・沖縄 | ||
| B 北陸・東海 | 福 岡 | 福岡城 大野城 | ||
| 富 山 | 高岡城 | 佐 賀 | 名護屋城 吉野ヶ里 |
|
| 石 川 | 七尾城 金沢城 | 長 崎 | 平戸城 島原城 | |
| 福 井 | 丸岡城 一条谷城 | 熊 本 | 熊本城 |
|
| 岐 阜 | 岩村城 岐阜城 | 大 分 | 府内城 |
|
| 静 岡 | 山中城 駿府城 掛川城 | 宮 崎 | 飫肥城 | |
| 愛 知 | 犬山城 名古屋城 岡崎城 長篠城 | 鹿児島 | 鹿児島城 | |
| 三 重 | 伊賀上野城 松阪城 | 沖 縄 | 今帰仁城 中城城 首里城 | |
| (注)1 城跡が現在社寺となっている場合は、その社寺名を括弧内に記した。 | |
| 2 各都道府県の城郭名は、北から南、もしくは東から西の順に記載。 | |
| 3 城郭名のリンク先の記録は、管理者が作成したものです。 | |
| 4 日本100名城は財団法人日本城郭協会が選定したものです。 |
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| ● 現存天守一覧 |
| 天 守 名 | 天 守 の 構 造 | 築城年(西暦) | 所 在 地 | 備 考 | 登城 | |
| 弘前城(三重櫓) | 層塔型 | 三重三階 | 文化七年(1810) | 青森県弘前市 | 重要文化財 | ○ |
| 松本城 | 層塔型 | 五重六階 | 元和元年(1615) | 長野県松本市 | 国宝 | ○ |
| 丸岡城 | 望楼型 | 二重三階 | 慶長年間(後期) | 福井県丸岡町 | 重要文化財 | |
| 犬山城 | 望楼型 | 三重四階地下二階 | 慶長六年(1601) | 愛知県犬山市 | 国宝 | ○ |
| 彦根城 | 望楼型 | 三重三階地下一階 | 慶長十一年(1606) | 滋賀県彦根市 | 国宝 | ○ |
| 姫路城 | 望楼型 | 五重六階地下一階 | 慶長十四年(1609) | 兵庫県姫路市 | 国宝、世界遺産 | ○ |
| 松江城 | 望楼型 | 四重五階地下一階 | 慶長十六年(1611)頃 | 島根県松江市 | 重要文化財 | ○ |
| 備中松山城 | 層塔型 | 二重二階 | 天和三年(1683) | 岡山県高梁市 | 重要文化財 | |
| 丸亀城(三重櫓) | 層塔型 | 三重三階 | 万治三年(1660) | 香川県丸亀市 | 重要文化財 | |
| 松山城 | 層塔型 | 三重三階地下一階 | 寛永三年(1850)頃 | 愛媛県松山市 | 重要文化財 | ○ |
| 宇和島城 | 層塔型 | 三重三階 | 寛文五年(1665) | 愛媛県宇和島市 | 重要文化財 | |
| 高知城 | 望楼型 | 四重六階 | 延享四年(1747) | 高知県高知市 | 重要文化財 | ○ |
| ● 焼失天守一覧(太平洋戦争及び戦後の火災により減失した天守) |
| 天 守 名 | 天 守 の 構 造 | 築城年(西暦) | 所 在 地 | 備 考 | 登城 | |
| 福山城(三重櫓) | 層塔型 | 三重三階 | 安政元年(1854)頃 | 北海道松前町 | ○ | |
| 水戸城 | 層塔型 | 三重五階 | 明和三年(1766) | 茨城県水戸市 | ○ | |
| 大垣城 | 層塔型 | 四重四階 | 元和六年(1620) | 岐阜県大垣市 | 再建 | ○ |
| 名古屋城 | 層塔型 | 五重五階地下一階 | 慶長十七年(1612) | 愛知県名古屋市 | 再建 | ○ |
| 和歌山城 | 層塔型 | 三重三階 | 嘉永三年(1850) | 和歌山県和歌山市 | 再建 | ○ |
| 岡山城 | 望楼型 | 五重六階 | 慶長二年(1597)頃 | 岡山県岡山市 | 再建 | ○ |
| 福山城 | 層塔型 | 五重五階半地下一階 | 元和八年(1622)年 | 広島県福山市 | 再建 | |
| 広島城 | 望楼型 | 五重五階 | 慶長三年(1598)頃 | 広島県広島市 | 再建 | ○ |
| (注) |
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築城年(西暦)は、現(焼失)天守の構造として築城した年月で表記(出典:三浦正幸『城の鑑賞基礎知識』至文堂 1999年9月刊を管見により一部修正)。 デジカメ購入以前に登城した城郭の写真は掲載していません。 |
寺社建築を表す特徴といえば、屋根の上の「宝塔」であるのに対して、天守は「鯱」です。その鯱の中でも、名古屋城の金鯱が豪華で全国的にもよく知られています。 慶長十七年(1612)の名古屋城創建時には、一対の金鯱に慶長大判金(金67.2パーセント、重量165.2グラム)19,140枚(小判に換算して18,000両、純金換算で215.3s)の金が使用されたと伝えられています。その後、三回の改鋳によって、金品位を下げ、貧窮していた藩財政に充てられました。太平洋戦争後は、金88sを使って復元されました。 『金城温古録』によると、北側の鯱が高さ八尺五寸、南側の鯱が高さ八尺三寸であり、鱗の枚数なども南北で相違しており、北側が「雄」の鯱、南側が「雌」の鯱であるといいます。 |
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| 用 語 解 説 | |
| 望楼型天守 | 室町時代最末期に入母屋根の大屋根上に物見(望楼)を載せる基本構造が成立し、天正七年(1579)の織田信長の安土城天守竣工によって完成された天守型式。 |
| 層塔型天守 | 慶長十三年(1608)、藤堂高虎が伊予今治城天守(愛媛県今治市)に初めて応用した新しい天守型式。しかし、竣工前に転封によって工事が中断され、慶長十五年(1610)、徳川家康による丹波亀山城(京都府亀山市)の天下普請の際に同城の天守として移建竣工している。 層塔型は、基部に入母屋造の大屋根を持たないため、平面形状に制約があって創始こそ遅れたが、旧式の望楼型を駆使し、それ以降の天守の基本型式となる。 |
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