(2011年6月12日更新) Amanita rubromarginata


今年の梅雨は八重山地方では珍しく長雨が続いたおかげで、9年ぶりにフチドリタマゴタケが
大発生した. 2011年5月25日 バンナ岳, Canon EOS KISS X2, f.5.6, 1/99 s, ISO100, Tokina AT
-X 107 DX fisheye 10-17mm (10mm域で撮影)


2011年5月25日 バンナ岳, Canon EOS KISS X2, f.8, 1/64 s, ISO100, Tokina AT-X 107 DX 
fisheye 10-17mm (17mm域で撮影)


2011年5月25日 バンナ岳, Canon EOS KISS X2, f.5.6, 1/64 s, ISO100, Tokina AT-X 107 DX 
fisheye 10-17mm (17mm域で撮影)


2010年8月11日石垣島バンナ岳, Sony DSLR-α350, f.4.5, 1/100 s, ISO100, sigma 50mm F2.
8DG macro (ストロボ使用)


2010年8月11日石垣島バンナ岳, Sony DSLR-α350, f.4.5, 1/160 s, ISO100, sigma 50mm F2.
8DG macro (ストロボ使用)


2011年5月25日 Sony DSLR-α350, f.11, 1/3 s, ISO100, sigma 50mm F2.8DG macro


2011年5月25日 Sony DSLR-α350, f.11, 1/3 s, ISO100, sigma 50mm F2.8DG macro


2011年5月25日 Sony DSLR-α350, f.11, 1/3 s, ISO100, sigma 50mm F2.8DG macro


2011年5月25日 Sony DSLR-α350, f.11, 1/3 s, ISO100, sigma 50mm F2.8DG macro


フチドリタマゴタケ Amanita rubromarginata Har. Takah.. (新種)
英語名: "Red-Skirted Slender Caesar" (named by Dr. Rodham E. Tulloss)

  テングタケ亜属 (subgenus Amanita)タマゴタケ節 (section Caesareae)に所属し,傘の表
面が最初帯褐橙色のち帯赤黄色を呈し,柄の表面には黄色地に橙色の段だら模様を有し,
柄の上部に薄い膜質で帯赤橙色〜帯褐橙色のツバを形成し,根元に厚い袋状のツボがあり,
ヒダは帯赤橙色に縁取られる. 北米から東アジアにかけて広く分布するタマゴタケAmanita 
hemibapha (Berk. & Broome) Sacc. var. hemibapha 及びジャワ島と日本に分布するキタマゴタ
Amanita javanica (Corner & Bas) Oda, Tanaka, & Tsuda (Oda et al. 1999) は本種に似る
が,傘の色が異なり,ツバは黄色で,ヒダにフチドリを欠く点で異なる.また最近中国南西部か
ら報告された Amanita hemibapha var. ochracea Z.L.Yang も本種に近縁と思われるが, 傘は
黄土色で, 黄色に縁取られる白色のヒダを持つ点で異なる.  沖縄県石垣島バンナ岳のスダジ
イとオキナワウラジロガシを中心とする照葉樹林内に発生.

  → 本種について詳しいデータはこちら

***

 フチドリタマゴタケに近縁と思われる広島産 Amanita sp.について


© 2004 Toshikazu Imoto

  これは広島の井本敏和氏から送られてきたフチドリタマゴタケに近縁と思われる種類であ
る. フチドリタマゴタケと同様の橙色のツバと縁取りを持つ点は共通するが、傘が明らかにピン
ク色を帯びている点に疑問がある. 採集された標本は一本だけということなので、幼菌からの
色の変化を確認するまでは、はっきりしたことはいえない. ちなみに井本氏によれば、この採集
地はアキノアシナガイグチが日本で初めて確認された場所とのことで、このように熱帯〜亜熱
帯性と思われる珍種が同じ場所で次々と見つかるのは、分布上非常に興味深い.

採集データ
採集日:2002年7月28日
採集者:井本敏和氏、井本小夜氏
採集地:広島市某所
環境:照葉樹林地上
発生状況:単生


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