$Id: readme.html 758 2007-12-11 16:29:33Z torihat $
・このソフトウェアはまだ実験段階にあります。
・実装されていない機能があったりします。
・ちゃんと動かない機能があったりします。
・予告なく仕様が変わる場合があります。
・将来的に実用レベルまで達するかどうかはわかりません。
・アップグレード時には注意事項を参照してください。
KamailV3はxyzzy上でHyper Estraierを利用する検索ベースのメールリーダーです。 GMailや、morqを参考にさせて頂いて作成しています。
LICENSE.txtをご覧下さい。
動作には、Hyper Estraierが必要です。あらかじめインストールしておいて下さい。
NetInstallerでインストールするか、ダウンロードしたアーカイブを system-root 以下に展開してください。 また、junk-libraryが必要ですので、こちらもインストールしてください。
ni-autoload を有効にしていない場合は、以下を .xyzzy または siteinit.l に書いてください。
(autoload 'kamail3 "kamail3/defs" t) (autoload 'kamail3-toggle "kamail3/defs" t)
設定は、site-lisp/kamail3/config.l.sample を ~/.kamail3/config.l にコピーして必要箇所を記入してください。
mailtoでKaMailV3を呼びたい場合には、以下を .xyzzy または siteinit.l に書いてください。
[参考] IE の mailto:foo@bar.ac.jp とかで KaMail を呼びたいのですが…。
(autoload 'kamail3-mailto "kamail3/defs" nil) (setq *command-line-mailto-hook* #'kamail3-mailto)
xyzzy で以下を実行します。
M-x kamail3
いったん引っ込めたり、また出したりする場合は以下を実行します。
M-x kamail3-toggle
これらはデフォルトではキーに割り当てられていませんので、必要に応じて設定してください。
想定している典型的な使い方は、以下のような感じです。
例:"xyzzy" と "windows" を含むメールを検索
Query: xyzzy windows
例:"xyzzy" か "windows" を含むメールを検索
Query: [RX] (xyzzy|windows)
例:"xyzzy" を含んだ2006/01/01 以降のメールを検索
Query: xyzzy date>=20060101
例:"xyzzy" を含んだ2006年2月のメールを検索
Query: xyzzy date>=20060201 date<20060301
例:"xyzzy" を含んだ3日以内のメールを検索
Query: xyzzy date:3d
例:"xyzzy" を含んだ1週間以内のメールを検索
Query: xyzzy date:1w
例:"xyzzy" を含んだ1年前以前のメールを検索
Query: xyzzy date:-1y
例:xyzzy@example.com から来たメールを検索(From に xyzzy@example.com を含むメール)
Query: from:xyzzy@example.com
例:Subjectに xyzzy を含むメールを検索
Query: subject:xyzzy
例:Subjectを正規表現で検索
Query: subject~(xyzzy|windows)
例:xyzzyメーリングリストのメールを検索(完全一致)
Query: x-ml-name=xyzzy
例:xyzzy@example.com をFrom,To,Ccのどれかに含むメールを検索
Query: from,to,cc:xyzzy@example.com
例:"xyzzy" を含んだメールを Date の降順で表示
Query: xyzzy order>date
例:"xyzzy" を含んだメールを Subject の昇順で表示
Query: xyzzy order<subject
メール受信 | g | メールを全て受信 |
---|---|---|
G | メールを選択受信 | |
メール表示 | Space | メールを表示/メールをスクロール |
Tab | 次の未読メールを表示 | |
n | 次の行のメールを表示 | |
p | 前の行のメールを表示 | |
; | メールの属性を表示 | |
s | 添付ファイルを保存 | |
x | 添付ファイルを保存して実行 | |
j | partialメッセージを結合して表示 | |
検索 | / | 通常検索 |
? | 詳細検索 | |
→ | 次のn件を表示 | |
← | 前のn件を表示 | |
h | 検索履歴メニューを表示 | |
C-x C-s | 検索条件をフォルダとして登録 | |
l f | メールの送信者で検索 | |
l F | メールの送信者でFrom,To,Ccを検索 | |
l s | メールの件名で検索 | |
l t | メールのスレッドを検索 | |
l m | メールのIn-Reply-ToもしくはMessage-Idで検索 | |
マーク | m m | その行のマークをトグル |
m a | 全てマークする | |
m d | 全てマークを外す | |
m / | ヘッダーの条件を指定してマークする | |
メール作成 | c | メールを新規作成 |
r | メールに返信 | |
R | 全員に返信 | |
f | メールを転送 | |
F | メールを添付ファイルとして転送 | |
タグ | t s | タグを選択して検索 |
t a | タグを入力して付ける | |
t d | タグを外す | |
t m | マークしたメッセージにタグを付ける | |
フォルダ | e | フォルダ選択メニューを表示 |
a | 既読メールをアーカイブ | |
A | メールをアーカイブ | |
I | メールをinboxへ移動 | |
S | メールをspamへ移動 | |
T | メールをtrashへ移動 | |
C-c s | spamフォルダのメールを削除 | |
C-c t | trashフォルダのメールを削除 | |
C-c E | 検索フォルダ削除メニューを表示 | |
Expire | X | Expire実行 |
C-x C-e | 検索条件をExpire設定として保存 | |
C-c X | Expire設定削除メニューを表示 | |
アドレス帳 | C-c a | アドレス帳に登録 |
その他 | 右クリック | ポップアップメニューを表示 |
y | 疑似インデックスをマージ | |
F1 | readme.htmlを表示 | |
q | メッセージを閉じる/終了 | |
Q | 終了 |
メール表示 | Space | メールをスクロール/閉じる |
---|---|---|
s | 添付ファイルを保存 | |
x | 添付ファイルを保存して実行 | |
メール作成 | c | メールを新規作成 |
r | メールに返信 | |
R | 全員に返信 | |
f | メールを転送 | |
F | メールを添付して転送 | |
その他 | q | メッセージを閉じる |
メール編集 | Enter | カーソル位置の内容を編集 |
---|---|---|
d | 現在位置の内容を削除 | |
f | Fromを選択 | |
s | Subjectを編集 | |
e | 本文を編集 | |
t | Toを追加 | |
T | Toを追加(ダイアログ) | |
c | Ccを追加 | |
C | Ccを追加(ダイアログ) | |
b | Bccを追加 | |
B | Bccを追加(ダイアログ) | |
m | Content-Typeを編集 | |
添付 | a | ファイルを添付(複数選択可) |
C-u a | ファイルを圧縮して添付 | |
A | フォルダを圧縮して添付 | |
送信・保存 | C-c C-c | メールを送信 |
C-x C-s | メールを保存 | |
p | 前のメール | |
n | 次のメール | |
C-d | 現在編集中のメールを破棄 | |
q | 閉じる |
編集 | M-Insert | 署名を挿入 |
---|---|---|
保存 | C-x C-s | 保存して編集を終了 |
C-c q | 保存せずに編集を終了 |
署名 | Enter | 署名を挿入 |
---|---|---|
n | 次の署名 | |
p | 次の署名 | |
q | 署名選択を閉じる |
以下を実行すると、インデックスの情報を確認することができます。
M-x: km3::he-inform
何らかのエラーのためにメッセージとインデックスの不整合が生じた場合には以下を実行して修復してください。
M-x: km3::he-regather-all <= 登録・削除漏れ M-x: km3::he-gather-unindexed-files <= 登録漏れ M-x: km3::he-purge-all <= 削除漏れ M-x: km3::he-repair-nofolder-files <= フォルダに属さないメッセージを指定フォルダに入れる
しばらく利用していると、検索の速度と精度が少しずつ落ちてきますので以下を実行してインデックスを最適化してください。
M-x: km3::he-optimize
メッセージの転送を行う場合に、元のメッセージの添付ファイルは自動的に保存され、そのまま残っていますので、定期的に削除する必要があります。
ただし、転送メッセージのdraftを保存している場合などは送信時にエラーになりますので削除を行わないで下さい。
M-x: km3::message-cleanup-attachments
Hyper Estraierのバージョンアップでインデックスのフォーマットが変更された場合には、以下の手順でデータを移行してください。
(インデックスのフォーマットが変わっていない場合には、Hyper Estraierを入れ替えるだけでOKです)
M-x: km3::he-dump <= 文書ドラフト形式で書き出し => ここで Hyper Estraier を入れ替える M-x: km3::he-restore <= casketを作り直す
KaMailその他MH形式のフォルダからのメールをインポートする場合には、以下を実行してください。インポートしたメールは既読でアーカイブした状態でインポートされます。
メールの量にもよりますが、かなり時間がかかりますので気長にお待ち下さい。
M-x: kamail3 <= KaMailV3を起動しておく M-x: load-library Load library: kamail3/import M-x: import-mh-folder Folder: C:/xyzzy/KaMail/Mail <= MHフォルダの場所を指定 Ignore Folders: trash spam draft <= インポートしないフォルダをスペース区切りで指定(正規表現可)
config.l で 設定を行うと、summary buffer で以下のキーバインドが有効になります。
HTMLメール表示 | , | HTMLメールを browser.dll で表示 |
---|---|---|
q | browserを閉じる/メッセージを閉じる/終了 |
POPFileを利用している場合には、KaMail3からメールの分類を行うことができます。(POPFile側でXML-RPCを有効にしておく必要があります)
config.l で 設定を行うと、summary buffer で以下のキーバインドが有効になります。
POPFile | z | バケツ選択メニューを表示 |
---|
0.0.1.2beta1以前のバージョンからアップグレードする場合には、以下の点に注意してください。
HyperEstraier-1.4.0で実装された疑似インデックスを利用すると、インデックス登録を任意のタイミングで行うことができるようになるため、受信後にインデックス登録で待たされる時間を短くできます。ただし、検索は少し遅くなります。利用する場合には、config.lで設定を行ってください。
疑似インデックス内のメールが増えると、検索が遅くなりますので、適当なタイミングでインデックスにマージしてください。summary-buffer でのキーバインドは以下になります。
y | 疑似インデックスをマージ |
xyzzyを開発された亀井さん、Hyper Estraierを開発された平林さん、またお世話になった全ての方々に感謝いたします。
M-x: km3::he-repair-pindex