グレート・ピレニーズ
GREAT PYRENEES

【原産国】
【起源】
【体重】63.0〜81.0kg
【体高】39.0〜57.0cm
 グレート・ピレニーズ

【犬種の歴史】
祖先犬はチベタン・マスティフという説があり、その起源は非常に古いといわれている。誕生の経緯としては、紀元前100年頃フェニキア人に連れられて、中央アジアからヨーロッパへと渡る途中、各国の土着犬と交雑されて誕生したというものである。またセント・バーナードやニューファンドランドの祖先犬説もある。主に、ピレネー山脈スペイン寄りの地域で、家畜の護衛犬として活躍し、フランス王朝にも愛されたという。20世紀の初頭には絶滅の危機に瀕したが、今日では欧米諸国を中心に定着している。

【外見的特長】
ふかふかで厚い被毛をもち、粗く長い上毛は体に沿うように平らに生え、やわらかな下毛が密生している。垂れた尾には、特に豊かな飾り毛がついている。毛色は白の単色や白にこげ茶の斑、白およびグレーかタンのかげ(頭、耳、尾のつけ根)のあるものもある。体高より体長がやや長めの体形をしており、筋肉に富んでいてたくましさがある。まっすぐな四肢は、がっちりとして骨太だ。顔はほかの部位に比べて毛足が短く、低い位置から垂れた三角型の耳、落ち着いた表情を演出する暗色の目が特徴である。

【性格】
護羊犬として働いていた頃には、敵と判断すると瞬時に襲いかかるという、とても戦闘的な性質だったという。その後は改良が加えられ、飼い主に忠実な利口で親しみやすい犬になった。体質的には、寒さに非常に強く、暑さに弱い犬である。

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