セント・バーナード
ST. BERNARD

【原産国】スイス
【起源】中世
【体重】50.0〜91.0kg
【体高】61.0〜71.0cm

【犬種の歴史】
ローマ軍がアルプスを越えた時に初めてスイスに連れてこられたアルプスのアティフの子孫。一時、絶滅の危機にあったが、ニューファンドランドとグレート・デーンを交配することにより復活。
 セント・バーナード

【外見的特長】
大きな頭部と体をもつ超大型犬である。がっしりとしたスクエアな体形のもち主であり、骨太で、両目のくぼみははっきりとしている。鼻筋はまっすぐ通り、目から下顎までは非常に深く、鼻吻部は四角だ。鼻は大きく黒く、目はやや小さく瞳は暗色で、両目が適度に離れ、深くくぼんでいる。耳は中くらいの大きさで、頬に接して垂れている。大きく強い歯、咽喉の下に垂れるほどのたるみがあるのも、この犬の特徴といえるだろう。がっちりとした体を支える四肢はたくましく、引き締まって隆起した指、硬い足の裏の膨らみ(バッド)があり、ツメは暗色が望ましいとされる。被毛は短毛と長毛の2タイプがあり、いずれの場合も平らに密生する。まっすぐからウェーブのかかった毛まである長毛タイプは、首の周りの毛量が最も多く、腿部に適度な飾り毛をもつ。一方、短毛のタイプはまっすぐで硬く短い毛が密生し、腿部と尾にわずかな飾り毛がある。

【性格】
全犬種中で最大の超大型犬であり、成長も著しく早いので、幼犬期からの服従訓練としつけは不可欠といえる。集団での生活を好む犬で、一般に子ども好きとされているが、それは一緒に育てていればの話だという。基本的に性格は従順で、頭もよく、ほかの犬とも仲良く暮らせるタイプだ。

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