早春の焼津「花沢の里」

2001.2.11

 「花沢の里」は、駿府(静岡市)を流れる安倍川を渡り、「とろろ汁」で有名な丸子の宿を過ぎ、万葉に詠まれた険しい「蔦(つた)の細道」を越えた焼津市にある。今では下左の写真に見える山(高草山)をトンネルで通過する東海道も万葉の時代には険しい山越えの細道だったことは想像しにくい。花沢の里は四方を山に囲まれているためにとても暖かで、この時期に一足早く春の雰囲気を楽しむため山道を歩く人たちも多い。

里を通る道は古来から利用されている小道を想わせる素朴な風情を残している。

「春日の蔵首老(くらびとおゆ)」が万葉に詠んだ歌で、「駿河」「焼津」「阿倍(安倍)」などの地名が見える。

満開の菜の花が春の訪れを告げる。

小梅は既に満開であった。

八重の白梅は5分咲き

淡い緑色で何となく幻想的な梅が・・

大きな屋敷内の紅梅の古木も満開であった。

道沿いにある水車小屋

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