***今週の花***

(02.9.15 老人の日)  掛川のシンボルフラワー「フヨウ」ほか

 祝日の一日、掛川市内をブラブラ散歩。ねむの木村の美術館まで駄犬ラブとブラブラ散歩のあと、ねむの木喫茶店で軽食を取り、その足で掛川城の下を流れる逆川沿いの土手でフヨウの写真をパチリ。そこで、我が町掛川の歴史を簡単にご紹介します。
 掛川は東海道53次のほぼ真ん中26番目の宿場町。室町時代に今川氏の老臣朝比奈氏が掛川古城を築城、1590年に豊臣秀吉の家臣「山内一豊」が城主となり、大改修が行われました。下の写真の天守閣は平成2~5年に日本初の本格木造建築により復元されたものです。二宮尊徳翁の教えを実践する報徳社の本社「大日本報徳社」が現存する掛川市は「生涯学習都市」を提唱しており、フヨウはそのシンボルフラワーとして市内のあちこちに植栽されています。生涯学習都市なんて、我が輩ボケ松には住みにくい町ですねえ。
掛川市「生涯学習都市」のシンボルフラワー「フヨウ」
ちなみに、市の花は掛川城のご紋「キキョウ」です。
フヨウ咲いて古武士どもが夢の蹟
クリックすると大きな画面になります。
フヨウとヤナギ。城下町の風情です。 建物は、銀行からパーキングまで全てが江戸風です。
ねむの木喫茶店の裏山に咲くクズの花 掛川は葛布の産地です(下欄に説明)。
   ↑↑葛布(クズフ、カップについて
 クズは秋の七草のマメ科植物。葛布原料の繊維を採るために6~8月ころツルを採取します。20分煮沸したものを流水に一晩漬け、明朝青草を敷いた室で二昼夜寝かせて発酵させます。カビで白くなったツルを出し、表皮を洗い流すと白い内皮がとれます。その後、さらに洗浄を繰り返した後に乾かし、繊維とします。
 葛布(くずふ)はクズの繊維を緯糸(横糸)にして織った布で、草履やハンドバック、襖紙、座布団、ネクタイなどの工芸品として利用されています。
ツルボ(ユリ科ツルボ属)
ねむの木美術館への道沿いに咲いていました。
ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)
ねむの木美術館への道沿いに咲いていました。
白色のゲンノショウコ
ピンクのゲンノショウコの脇に並んで咲いていました。
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