Music for Today Selections


禁句

2024年10月17日
  
Love Devotion Surrender (1973年) / Carlos Santana & Mahavishnu John McLaughlin
From New Orleans to Chicago (1966年) / Champion Jack Dupree

昨日、旧twitterを眺めていたら、トレンドに「広島焼き」を発見
思わず覗いてみると、炎上などではなく
擁護派、反対派共々、わかった上で盛り上がっているようでした。

さて、私、生まれてこの方広島県以外で就学・就労したことがなく
言わば生粋の広島県民
ネイティヴ・スピーカーとして個人の感想を言わせていただければ
「広島風お好み焼き」に違和感は感じないのですが
「広島焼き」と言われましても
正直、「それって新しい和菓子 ?」などと思ってしまいます
とはいえ、まあ、少なくとも禁句などと思うことはありません

さて、唐突にアルバムを2枚ばかり御紹介
最初が、Carlos SantanaとJohn McLaughlin、二人のスーパー・ギタリスト、1973年の共作で、Love Devotion Surrender
2枚目が、ブルース・ピアニストChampion Jack Dupreeの1966年作で、From New Orleans to Chicago

古い作品ばかりで訝しく思われたかもしれませんが
急浮上中の広島県民への絶対NGワードに因んでの選定です

急浮上中の絶対NGワードって何 ? と思われるでしょうが
小心者の私ですので、とてもここに書く勇気はありません
ヒントとしてこのNGワードをめぐる我が家の会話を御紹介しますので
お察しください

問い :「今年は何位かな ?」
答え
・9月初旬 「強力投手陣でチャンビオン・フラッグは頂きさ」
・9月中旬 「3だな」
・9月末 「降参。4か5」

お後がよろしいようで…

◆補足
まあ、「サンタナ、シカゴ」のネタはずっと温めていたモノなのですが、逆のパターンの時に(逆転優勝)使いたかった。NGワードは「歴史的大失速」です。


野球狂の詩

2023年3月29日

Return of the Samurai (2013年)/Tai Phong

NPBからは、三冠王村上宗隆、2年連続四冠投手山本由伸、令和の怪物佐々木朗希
メジャーから、ダルビッシュ有、吉田正尚、大谷翔平、鈴木誠也(故障のため辞退、残念!)
加えて、日系アメリカ人のラーズ・ヌートバーを擁するなど
史上最強と称された侍JAPAN
戦前から、アメリカ、ドミニカと並ぶ優勝有力候補との評価で
期待が高まりました

日本の1次ラウンドは、東京ドームを会場とするプールB
初戦中国戦は大谷、続く韓国戦はダルビッシュ
チェコへは佐々木、最後のオーストラリアは山本由伸
豪華な先発ローテーションで全勝の首位通過
続く準々決勝イタリア戦も9対3で快勝
村上選手の不振や源田選手の負傷といったアクシデントもありましたが
まずまずの内容で、チームはアメリカへ

準決勝のメキシコ戦は劣勢の中、村上のサヨナラ打で辛勝し
超強力打線を擁するアメリカとの決勝戦となりました
打ち合いになれば圧倒的に日本が不利との下馬評でしたが
細かな継投で痺れるロースコアの展開に

日本1点リードの最終回のマウンドには大谷翔平
ツーアウトで迎えた相手打者は、大谷の盟友でスーパースターのマイク・トラウト
最後は大きな曲がり幅の高速スライダーで三振に仕留め
侍JAPANの優勝に日本中が歓喜に沸きましたが
思えば、この試合、トラウト、大谷が先頭で国旗を持ち選手入場すると言う粋な演出で始まった訳で
ハリウッド映画もビックリの結末に
なんだか現実とは思えない不思議な感覚に襲われました

ご紹介のアルバムは、侍JAPANにちなんで選定
フランスのプログレバンド、Tai Phongの2013年作
Return of the Samurai
彼ららしい哀愁漂うドラマチックな曲調は健在ですが
何故かジャッケットはいつもの鎧武者ではなく女性剣士

さて、早くも次回大会への参加を熱望する選手が続出するなど
大きく沸き返ったWBCでしたが
今回のトラウト対大谷を凌ぐ盛り上がりをとなると
あとはリアル水原勇気の出現以外にないのかなと
CDジャケットを見ながら、ちょっと妄想している私です

◆補足
家族全員テレビに釘付けでした。更なる盛り上がりとなると、侍ジャパンへの女性選手選出しかないでしょう。


Bad Habit

2022年7月1日

Greenslade (1973)/Greenslade

夕食の準備ですが、音楽聴き聴きやってます
実は、これまで何回か触れた我が家のAU光TV
YouTubeアプリも入っていて
こちらを利用し、「ながら」リスニングしています

ただ、洋楽となると私の好みが偏っているので
アプリまかせの選曲だとストレスがたまる羽目に
紆余曲折を経て、もっぱらJ-POPかアニソンの毎日です

米津玄師や髭男の新曲もいいのですが
一押しは、SEKAI NO OWARI

皆さん、ダンスがBuzzってるアレだよねって反応かと思いますが
キッチンに向かうと、背後にある居間のTV画面は見えないもので
私が食いついたのは…
オルガン !
調理の手を止め、思わず居間のTVに駆け寄りました
奇抜なダンスに二度びっくり

というわけで、今回はオルガンをテーマに、音盤を選定
これぞ、オルガン・ロックという一枚をご紹介しようと意気込んだのですが
あれも、これもと考えが定まりません
そもそも私ごときがオルガンを語ろうものなら
並み居るプログレッシャーの諸先輩方から
レッドカードをくらいそうです

いくつか取り出した音盤を前に途方にくれる私ですが
ふと、一枚のジャケットに目をやると
そこには、腕をくねらすHabit Dance by Roger Dean
しかも、最終曲のタイトルがSundance

というわけで、自信を持ってGreensladeの1stを
Dave Greenslade、Dave Lawsonのツイン・キーボードでギターレスの構成
オルガン・ロックの中でも人気の一作です

さて、話は再び、最近の音楽鑑賞について
長引くコロナ禍で、なかなか真剣に音楽に対峙できず
冒頭記載のとおり、「ながら」リスニングでお茶を濁していましたが
Bad Habitは終わりにして
もう一度、しっかり聴き直そうと、眼前の名盤達に誓った私でした
◆補足
全く脚色なしです。Greensladeのジャケットを目にして、これだと確信しました。


Perfect Game

2022年4月21日

Three of a Perfect Pair(1984)/King Crimson

前回の記事の掲載日を見てみるとなんと2020年
もう2年も放置状態のこのコーナー
ようやくキーボードに向かいましたが
はてさて何を書いたものか

緊迫を増す国際情勢を語るには能力不足
話題の某牛丼チェーン店の案件は
あまりに阿呆らしくて気力が湧きません
というわけで
無難なところでスポーツネタで行かせていただきます

何を取り上げるか分かりますよね?
そう、「令和の怪物」こと千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手の偉業達成の件です
前回の完全試合が、巨人の槙原投手と言いますので
かれこれ30年近く前のこと←広島戦だったのでよく覚えています

スポーツニュースを梯子してみましたが
160キロ超えの豪速球に
鋭いフォークボール
制球も完璧
解説者の方が興奮気味でした

さて、ご紹介するアルバムですが
Perfectがつくタイトルと言えばやはりこれ
King Crimsonの1984年作Three of a Perfect Pair
この時期のKing Crimsonは、人により評価が分かれるところですが
私は結構好きでして、当時、Live Videoも購入しました
修行僧のような面持ちのFripp卿と
感性で弾きまくるAdrian Belewの対比が気に入ってました

MLB関係者も注目したという佐々木朗希投手の完全試合ですが
話はここで終わらず
翌週の登板でも9回は後続投手に託すも
8回までパーフェクトを継続
いやはやまるで漫画の世界です
どうやら深夜のスポーツニュースを追いかけて
Sleeplessな毎日が続きそうです(笑

◆補足
King Crimsonで3枚選べと言われたら、私ならコレも入れます。


コロナ・ウイルス

2020年3月21日

The Power and the Glory(1974)/Gentle Giant

中国の一部の省かクルーズ船といった限られた世界でのお話かと思っていましたが
あっというまに世界に拡散
全面休校にコンサートの中止,株価の低迷
そしてイタリアなど欧州での拡大
WHOによるパンデミック宣言もありました
毎日のニュースはコロナウイルス感染症一色です

ここに来て,オリンピック開催の是非も議論の俎上に上り始めましたが
封じ込めの目処がつかない中
バスケでの八村塁の活躍を楽しみにしていた私は
ただただ,やきもきするばかりの毎日です

ところで,このコロナの由来ですが
ラテン語で王冠を意味するそうです
表面にいくつもの突起を持つことから
その形が王冠に似ているからだとか

というわけで,今回ご紹介のアルバムは
Gentle Giantの1974年作The Power and the Glory
ジャケには王冠を戴くKingのカード
そのものズバリの選択です
初期のアヴァンギャルドな作風とは若干異なり
クールでジャズロック的なタッチが気に入っています

話は再びコロナウイルスに
こうした中,昨日は,ついに私の住む尾道市でも感染者が確認されました
ただ,免疫機能が弱い高齢者や基礎疾患を持つ人以外は軽傷と聞きますので
体調を管理し,人混みを避け,手洗いを徹底
私は「正しく」恐れて対処していきたいと考えています
一方,訪問者が極端に少ない我がサイトの方は
感染対策の必要性は低いかもしれませんね(苦笑

◆補足
消毒薬やマスクの確保、時差出勤に在宅勤務、感染者発生時の応援体制確保等々と、家庭より仕事場での対応に気をすり減らしました。



スーパーヒーロー

2019年11月3日

Masque(1975)/Kansas

みんなスーパー・ヒーローが大好きです
我が国では,ウルトラマン,仮面ライダー,マジンガーZなどと多士済々
ハカイダーやシャドームーンといった,ダークヒーローもありますが
総じて正義の味方といった感じです
世界に目を転じれば,スーパーマン,スパイダーマン,バットマン
ロボットものなら,トランスフォーマーとかが
世代を超えて愛されています

ところが,とある地域では,一部のスーパー・ヒーローが活動禁止となっているのだとか
そう,一部であって,全部ではないのです
具体的に申し上げれば
スーパーマンは合法だけど,バットマンは違法になるとのこと
この差別的取扱いは理解に苦しむところです

何を言いたいのかと,訝しく思われるでしょうが
今日の話題は,香港のマスク禁止法
ここまでネタばらしをすれば,ご納得いただけたことでしょう

というわけで,御紹介のアルバムは,アメリカン・プログレの重鎮
Kansasの1975年作Masque
銀翼のイカルスを含む初期の人気作ですが
摩訶不思議なジャケットも話題を集めました

さて,件のマスク禁止法ですが
アルチンボルドのようには,住民の目を欺けず
ますますデモは激化しているようです

政治的な話は苦手なのですが,この話を友人に向けたところ
彼曰く,「永井豪作品では,キューティー・ハニーはOKだけど,けっこう仮面はNGだな」
いやいや,けっこう仮面は別の意味でNGでしょ(苦笑

茶化すつもりはないのですが,
さすがに呆れ返るような無理のある規制と言わざるを得ないかなと,思われます
なんとか,良い方向に向かうようにと,願うばかりです

◆補足
永井豪のオチは「決まった」と悦にいっていたのですが、友人に下品と言われてしまい凹みました。



Escape from Freedom

2018年4月21日

E5C4P3(1981)/Journey

私の居住地は向島
「むこうじま」ではなく,「むかいしま」と読みます
広島県尾道市の対岸に浮かぶ人口2万人の小島ですが
脱走犯の潜伏騒動で,突如,全国区となってしまいました

脱走犯は窃盗の初犯で
愛媛県にある模範囚が入る鉄格子もない矯正施設から逃げ出したのだとか

仕事で会う人会う人に,「まだ捕まりませんね」と
声をかけられるのが日課になりました

報道のトーンは,不安に怯える島民…といった感じですが
連日,大勢の警察官が巡回,捜索,検問しているので
意外と安心して生活していたりします

ただ,困っているのは,検問が厳しいこと
島外へ出る車はトランクまで開けて調べられるので
通勤時間帯の橋やフェリー乗り場は大渋滞となります

というわけで,今回のご紹介のアルバムは
Journeyの1981年作 ESCAPEを選択
産業ロックと言われたりもしましたが
80年代のシーンを代表するアルバムのひとつといって言いでしょう
ただ,歌の上手い人苦手派の私には,聴くのが辛い作品だったりします

さて,辛いといえば,私の花粉症
マスクが必須のこの時期ですが
不審者扱いされるので自粛中
本来ならば,渋滞を横目にスイスイ快適な自転車通勤のはずが
鼻水,クシャミ,目の痒みの三重苦に苛まれる日が続きます
頼む,早く自首してくれ(涙目

◆補足
いろんなビブスをつけた警官や国の職員が応援に来てました。長期戦となったので、警察関係の皆さんは大変そうでした。

タイトルは別にすればよかったかな?


light emitting diode

2017年12月18日

Physical Graffiti(1975)/Led Zeppelin

一昨年のトイレに続くリフォーム第二弾
きっかけは,玄関の蛍光灯の安定器が唸り始めたこと
やはり,この際ですから
LEDにしたく思い始めたわけでした

まずは,家電量販店で情報収集
ペンダント式や白熱球は,素人でもLED化が可能とのことで
今回のターゲットは
我が家に5灯ある天井直付けのシーリングライト
ただし,予算のこともあり,やむなく3灯限定
子供部屋だった2階の2室は見送り
必然的に,残す,玄関,リビング,脱衣場とあいなりました
工賃が安い,近所の電気工務店に発注しました

ご紹介のアルバムは
芸もなく,ZeppelinのPhysical Graffiti(1975)
2枚目の最初の曲がIn The Light

さて,このLED
弱点があるとすれば,指向性が強いこと
ペンダント・タイプだと,上方向には光が向わず
天井は薄暗いままとなりますが
当然,今回,施工した,シーリング・タイプでは
問題にはなりません
というわけで,部屋はずいぶんと明るくなり
大満足だったのですが…

光量アップで,TomoやYoshiが幼いころに悪戯した
壁への落書きまでくっきり見え始めました
続くリフォームは畳替え,と思っていたのですが
壁紙の交換にしようかな,なんて思い始めたところです

◆補足
電気温水器、ユニットバス、システム・キッチンの魚焼機と次々に壊れていきました。



She’s not there

2016年8月6日

You Keep Me Hanging On(1967)/Vanilla Fudge

夏の全国高校野球大会大分県代表の大分高校が
甲子園練習で女子マネージャーがノックの補助を行ったところ
グランドから退場を命じられたそうです
大会規程では,グランドには女性は立てないのだとか

元陸上400mハードル・オリンピック代表の為末大氏が,高野連の対応に対して
「世の中と最もずれている競技になりつつある」とツイートするなど
ネットでも話題になりましたが,御存知でしたか?

この件に関して,私が思ったことを2点ばかり述べさせてもらいます。
まず,この規程ですが,善意に解釈すれば,おそらく安全配慮が目的と推察されます
選手や大会関係者,観客を含めて,安全対策のために
何らかの規制や制約を設けるのは,ありうることと理解します
しかし,女性であること「だけ」を理由とした制限には
どう斟酌しても,合理性があるとは考えられません
こうした規程を定めること自体に疑問を抱かない
高野連関係者の時代錯誤ぶりにあきれるばかりです

もう一点ですが,高野連なる団体の持っている「安全配慮」そのものに対する視点のズレ具合です
過密な日程で大会を運営しているため,決勝に進出するチームの投手は
短期間のうちに何百球も投球する結果となります
これまで,どれだけの投手が怪我や故障に泣いたことでしょう
こうした本質的な部分に対する「安全配慮」は放置されているのに対して
ノッカーにボールを手渡す女性マネージャーには過剰とも思える「安全配慮」を行う…
この何ともズレた対応ぶりには,苦笑するしかありません

アルバムは,アメリカのバンドVanilla Fudgeの1st
音の方はプログレ一歩前,オルガンが凶暴なサイケロックです
Side1の3曲目が,She’s not there
オリジナルは,もちろんThe Zombiesですが
私の世代では,Santanaのカヴァーの方が馴染みがあります

スポーツに関する嘆かわしい話題と言えば
ロシアのドーピング問題が思い起こされますが
もしも国際的に配信されたら,こちらのニュースも
ずいぶんと叩かれかねない酷い話ではないかと思っていますが,いかがでしょう?

◆補足
ちょっと真面目に怒ってしまいました。



Noise

2015年1月11日

Black Noise(1978)/FM

転勤により心にゆとりを持つことができるようになり
すっかりオーディオ熱が復活した私です
昨年は,8年ぶり2回目となるアンプのオーバーホールを実施
続いて,CDプレーヤーのトレイと光ピックアップを修理
そして,懸案だったスピーカーの買い替えを行いました

環境が整い,音楽を聴く時間も増えたのですが
ここに来て,気になり始めたのがノイズ問題
まずは我が家を廻る騒音
器機を置いてる部屋が浄化槽のある位置に面しているのですが
基礎を通じてか,時折プロワの音が大きく響きます
更には,燐家のボイラーが唸る音
これが鳴り始めると,音楽鑑賞は中止します
まあ,日常生活には支障無いレベルですので,お隣様のことは諦めるしかないでしょう
更に深刻なのは,AC電源ノイズ
造船所や工場が近くにあるためか
昼間は,音が冴えません
まあ,もっぱら音楽鑑賞は夜なのでスルーしましょう

問題なのは先のブロワでして…
音楽部屋にある2カ所のコンセントの内
西側のコンセントは屋外のプロワへの配線と同一系統になっているようで
ここに,オーディオ器機を繋ぐととんでもなく酷い音になってしまいます
比喩とか喩えではなく
レコードを聴けば,針が欠けたのではないか?
CDを聴けば,蒸着しているアルミニウムが酸化しているのではないか,と思わず確認する程です
家を建てる際に,この部屋だけは,ホスピタル・グレードのコンセントに奢ったのですが
それ以前に,AC電源が汚れていたわけです
こちらについては,別コンセントからテーブルタップを介して電源供給することで回避していますが
プロワの方にも,何か対策が必要かなと思い始めています

御紹介のLPは,ノイズ繋がりで
カナダのプログレ・バンドFMの1978年作Black Noise
エレクトリック・マンドリンが印象的なポップな作品ですが
歌心があり気に入っていました
このFMですが,昨年,彼らの2006年のライブDVDを見つけて購入したのですが
演奏の超絶ぶりにびっくり仰天してしまいました
あまり知られていないバンドかと思いますがお勧めです

さて,話は再びオーディオとノイズについて
コアなオーディオマニアは,オーディオ用に専用電源を別契約したり
高価なクリーン電源装置を設置しているようですが
さすが,我が家ではそんな予算は捻出できません
さしあたり,フェライトコアでも買ってみようかと考えている次第です

◆補足
その後、ポンプを交換して少し音が小さくなりました。



私MMカートリッジの味方です

2014年10月13日

The Nightfly(1982)/Donald Fagen

アナログ・オーディオの魅力の一つが
カートリッジ選びにあることは疑いないことでしょう
私の使用遍歴は,まずは,Shure V15 type3
柔らかく暖かい音色ながら,現代的な解像度をキープ
MMカートリッジを代表する名機のひとつでしょう
購入したのは大学生の頃だったと思います
広島市内の家電量販店で,1万円で安売りしてたのを購入しました
その後,10年近く私のメイン・カートリッジの座をキープし続けました
本当に長い付き合いでした

社会人になり数年後,1990年頃でしょうか?
MCカートリッジに浮気しました
当時のオーディオ雑誌の影響ですが
Ortofon MC20 Super,続いて,MC30 Super2を使用
高域の響きが美しく日本人好みの音作りと思います
随分と気に入っていましたが
やはり,MMカートリッジの音が忘れられなくいました

でもって,再び,Shureに回帰
選んだのは,Ultra 500
解像度はMCが上と言われますが,とんでもない
エッジを際立たせるのが,MCカートリッジとすれば
Ultra 500は,絵画に例えると点描派といったイメージ
更に広い音場感は格別です
私見ですが,MMカートリッジはステレオ・イメージをある意味,誇張して再生するように感じています
私のチェック・レコードのひとつが,MarillionのMisplaced Childhoodなのですが
Ultra 500で再生すると,ボーカルの遥か後方にドラムが定位します
その他,オーディオ・テクニカのAT150等も持っていますが
Ultra 500以外でレコードを聴く事はなくなっていました…が

ここに来て,女房が納戸に入っている昔のレコードプレーヤーが邪魔だと言い出しました
機種はPioneerのPL-50Lです
Micro 1500を購入後は,引退していましたが,今でもちゃんと動作します
意を決して,アナログ・ブレーヤー2台体制を敢行
さて,カートリッジは何にするべぇかな?
手持ちのV15 type3やAT-150も良いのですが,ここは少し冒険というか遊んでみたくなりまして
所謂,格安MMカートリッジを物色することに
候補は,Shure M44GとオーディオテクニカのAT5V
どちらも,実売価格は5000円程度なのですが
御存知のとおり,M44Gは,1960年代から続くロングセラーで
古いジャズレコード再生御用達的な位置づけで,根強い人気があります
方やAT5Vは,ベストセラーとなった,AT7Vを彷彿させる新鋭です
さんざん迷ったあげく,国産オーディオ頑張れの思いから
AT5Vをネットで注文

評価は…
なかなか
Ultra 500が成熟した大人ならAT5Vは若者
はつらつとした青年の音
当初は,ドンシャリ調で,ロートルの私には少々辛かったのですが
針圧を重めにして安定しました
細かい不満はいろいろありますが,とにかく聴いていて楽しい音です
一気に4枚のレコードを聴いてしまいましたし…

さて,御紹介のアルバムは,Donald Fagenの1982年作 The Nightfly
選盤理由はもちろんジャケット
こちらのアルバムも優秀録音とし知られていますが
さて,どちらのカートリッジでかけてみようかな
すっかりオーディオ熱が再発してしまった私ですが
まあ,趣味の世界のことですので,笑ってお許しくださいませ

◆補足
御存知のように,カートリッジとは針でレコードを擦ってその振動で発電する器機です。基本原理はフレミングの左手の法則、材料はコイルと磁石ですが,動き が加わる部分が磁石かコイルかで方式が大別されます。MMとはMoving Magnet,MCとは,Moving Coilの略です。
実はこの記事、今だに頻繁にアクセスがあります。



Beat the Heat !

2014年6月17日

Air Conditioning(1970)/Curved Air

世間の話題の中心はサッカー・ワールドカップだというのに
個人的にはNBAファイナルです
空調の故障により会場の温度が上がり
LeBron Jamesが足に痙攣をおこし退場
絶対エースのリタイヤを機にSpursが息を吹き返し
逆転で先勝
波乱の幕開けとなった今ファイナルでしたが
大方の予想をくつがえし
Spursが4勝1敗で栄冠を勝ち取りました
しかもHeatに1試合も100点overを許さないという圧倒ぶり

MVPは若手のLeonardが獲得しましたが
ベテランのDuncanがすごかった
普段は寡黙で修行僧のような面持ちの彼ですが
昨年の雪辱を果たすべく鬼気迫る表情でした
もちろんBig3を構成するManu GinobiliそしてTony Parkerも大活躍でした
センターにTiago Splitter
オールラウンダーのDiawもいます
そして何より,若手のLeonardにGreenにMillsの成長…
個性豊かな選手達がチームバスケットで王者Heatを翻弄しました

スタイルが対照的な両チームの対決
Lakers以来12年ぶりの3連覇への期待
そして昨年の因縁
見所多い今ファイナルでしたが
後々振り返る時には
必ずあの初戦のアクシデントと共に思い出されることでしょう
という訳でアルバムはタイトルそのまま
Curved Airの1stを選定とあいなりました

◆補足
ダンカン引退後はカワイ・レナードがチームの顔になりましたが、しばらくしてラプターズに移籍してしまいました。


DJ Police

2013年6月11日

Reggatta de Blanc(1979)/The Police

今,話題の人と言えば文句なく彼
サッカー日本代表がワールド・カッブ出場を決めた夜
東京渋谷駅前で,ユーモア溢れる軽妙な語りで
群衆に交通ルールを守るよう呼びかけた
警視庁第9機動隊広報係に所属する20代の男性隊員
Youtubeにも動画がアップされ,一躍,時の人といった感じです
DJポリスで検索すると次々記事がヒットします

というわけで,アルバムはThe Policeから
1979年作のReggatta de Blanc
ちょっと安直な盤選かな?
レゲエとラッブだと繋がらないか
まあお許しあれ

さて,話題は再びDJポリス
ここに来て,警視総監賞の授与も決まったそうです
そもそも某国のフーリガンとは比較にはならないとか
賞の贈呈そのものが広報目的のような気がしないでもないとか
いろいろ議論はあるかと思いますが
日本代表の嬉しい話題に水を差すこともないわけでして
個人的には,まあ,いいか,そんな評価をしています

◆補足
警視庁警備部第9機動隊広報係に所属する男性隊員だそうです。



Confusion

2013年4月20日

Discovery(1979)/Electric Light Orchestra

関連会社への出向が解除され,4月から尾道の事務所で働いています
かれこれ4年ぶりとなる復帰ですが
あらゆることが浦島太郎状態で仕事が思うように進みません
まず戸惑ったのが,情報システムが一新されていたこと
随分と仕様が変更されており,マニュアル片手に四苦八苦しています
グループ・ウェアのカレンダーも何だかしっくりこないし,
メールもいまいち直感的じゃあないような…
まあ,愚痴を言っても始まりません
使わない訳にはいかないので,慣れるしかありません

でも,本当に困っているのは,これまで未経験の部署に配属されたこと
若い人に,一から教えてもらいながら仕事を覚えている段階ですが
歳のせいか,飲み込みが悪くて,なんだか自己嫌悪の毎日です

さて,今回の御紹介は,ELOの1979年作,Discovery
ELOと言えば,メンバーに弦楽器奏者を擁し
ポップでありながらも,壮大なアレンジ・演奏で話題を集めていましたが
この作品では,時流に沿ったコンパクトな音作りに転換し
彼ら最大のヒット・アルバムとなりました
ちなみに,前出の弦楽器奏者達は,このアルバム作成前にELOを脱退したとライナーノートにありました
Side1の2曲目がConfusion

同様に,私の頭も混乱気味で,不安と緊張の日々が続いていますが
解雇…なんてことにならないように頑張ります
そう思いながら,自宅でマニュアルを読み返す毎日です

◆補足
さらっと書いてますが、職歴中で一番辛い一年でした。



暴言

2013年2月11日

Flags(1985)/Moraz & Bruford

久しぶりに中学校のバスケットボールの試合を見に行きました
といっても,1年生大会で,しかも1試合2ピリの短縮試合でした
さすがに選手も観客も(?)ちょっと時間不足でもの足らなかったかな
この時期の子どもって,体格というか成長の個人差が大きくて
試合によっては,見てて,ちょっと辛かったりします
小学生かな?と思うような子どももいれば,身長1メートル70センチの子もいたり
まあ,今回はあくまで経験のため…のはずなんだけど
気になるのが,以前にも指摘した一部コーチの口汚い叱責の言葉
広島弁というのを割り引いても,
何を指示したいのか意味不明,理解不能
感情にまかせただけの発言があまりに多いように感じます
普段できないことは試合でもできません
トラベリングした子に向かって「何やってんだ」と怒鳴る前に
自分はこの子に何をどう教えてきたのか自問すべきでしょう
見る限り,その子は,正しいフットワークも
正しいハンドリングも修得できていませんでした
というより,教えてもらってないのでしょう
基本練習というのは単調で苦しいものですが
その意味を理解させ,飽きさせないように練習方法も工夫して
必要な技術を身につけさせるのが
コーチの腕の見せどころのはずです
罵声に暴力
どこかのナショナルチームの不祥事が話題になりましたが
スポーツに関わる全ての指導者は自問自答してほしいと切に願います
というわけで,アルバムはMoraz & Brufordの1985年作Flags
ジャケットがなぜか柔道
さて,今日の試合ですが
コートに立っていた選手のうち何人が高校でもバスケットボールを続けているでしょうか
いろいろ事情はあるでしょうが,少なくとも
コーチのせいでバスケが嫌いになったから…
なんて理由でなければよいのですが
やはり,指導者の責任はとても重いと思った次第です

◆補足
バスケ部人口は多いのですが、中学限りでやめてしまう人が多いようです。



Cloud

2012年6月24日

Live in Japan(1992)/George Harrison

先日,某社レンタル・サーバ・サービスに大規模障害が発生と報じられました
外部専門業者とデータ復旧を試み続けてきたとのことですが
ついに データ復旧が不可能であるとの発表がありました
大阪市の水族館「海遊館」など約5000の企業などに影響が出ているそうです

サイトを持つ身としては,なかなか身につまされるニュースです
自身を振り返ってみれば,サイトのデータは,自宅のパソコンにバックアップしているので
まあ,大丈夫…と,一応,安心していますが
そういえば,ブログのデータは,複製を保存していませんでした
もともと,本格的にやるつもりが無かったので,そのままになってました
ちょっと反省

しかし,一昨年くらいからでしょうか
クラウドなる言葉がIT関連ニュースで目につくようになりました
企業だけでなく個人へも急速に普及しているようで
メールはGmail
文書はDropbox,写真はFlickrに保存
そういう人も随分多いのではないかと思われます
皆さん,バックアップとってますか?

今回御紹介のアルバムはGeorge Harrison
1991年のEric Claptonとのツアーを収録したLive in Japan
盟友を迎えての演奏ということでリラックスした楽しいライブ作品です
Disc 2の1曲目が,1987年作の同名アルバムからのCloud 9
ブルージーな演奏がなかなかです

話は,再びサーバ事故とクラウド・サービス
Appleは,iCloud
Microsoftは,SkyDrive
ここに来てGoogleも本格参戦
やはりこの流れは止まりそうもありません
まさに,クラウド・サービスは前途洋々
on cloud nineな様相ですが
やはり,皆さんには,こまめなバックアップをお勧めします
でもって,どのくらいの頻度でのバックアップが必要かって?
まあ,Georgeだけに,ほぼ1ヶ月(33と1/3日)に1回でどうでしょう(笑

◆補足
ご承知のとおり私もWordPressに移行したので、バック・アップのやり方について模索していましたが、SeaMokeyを使う方法に落ち着きました。



R.I.P. Steve Jobs

2011年10月9日

The Next Step(2000)/Kurt Rosenwinkel

私が初めてMacを買ったのが1993年
既に創業者Steve JobsはAppleを追放されていましたが
Appleの歴史を紐解く…みたいなパソコン誌での特集記事では
2人のSteve
JobsとWozは別格的な扱いでした
もっとも,私的には,Jobsよりも知的で穏やかなWozniakの方に
好感を抱いていたように記憶しています

皆さんもご承知のとおり,90年代のApple社は
とりわけ,Windows 95の発売以後じり貧状態となり
そのうち,IBMかMotorolaに買収される。いやいや,Sunかもしれない
なんて噂がまことしやかに囁かれたものでした
それだけに,97年Jobs復帰劇には,心が躍ったものです
その後は,G3,iMac,Mac OS X,Intel化
そして,iPod,iTunes,iPhone,iPad…
着実に成功をおさめ,カリスマ経営者として広く知られるようになりました

今回御紹介のアルバムは
近年人気のJazzギタリスト,Kurt Rosenwinkelの2000年作
Next Stepです
先月末にも来日公演してたので旬な選択
って,「何でJobsでこのアルバム?」と思われた方は
Apple追放から復帰までの彼の足跡を追ってみてください

Steve Jobsの訃報にあたり
様々なメディアで彼の功績が讃えられていますが
Apple社の成功のすべてがJobsによるものという論調は
さすがに行き過ぎかとは思うのですが
やはり,彼なくして今のAppleはあり得なかったというのも事実かと
という訳で,「Apple再び窮地に…」との記事も見受けられますが
それでも,きっと,今まで同様に私たちにいかした夢を見せてくれるに違いない
Jobsが残したものはAppleに根付いているはずだから,と
むしろ,今後のAppleのNeXTSTEPに期待を寄せてる私です

◆補足
動画編集もゲームもしない私には、今のMacやiPadはオーヴァー・スペックで値段に見合いません。ついつい浮気して、クローム ・ブックを買ってしまいました。



At Four Winds Bar

2011年2月12日

Secret Treaties(1974)/Blue Oyster Cult

昨年のことですが,駅前の駐輪場が撤去されウッドデッキになりました
すっきりとした景観にはなったのですが,このウッドデッキ
何だかコンサート用のステージのようにも見えます
港まつりの時に使うのかな?
なんて想像膨らませてたのですが
ここにきてようやく判明

これって,ウッドデッキではなくて,仮設テントの基礎というか床部分だったのです
最近,観光の目玉として始まった社会実験の「牡蠣小屋」です
テントが張られて,中では牡蠣を炭火焼き
しかし,青いテントには
思わず,Blue Oyster Cultかよって突っ込みたくなりました

という訳で,今日の一枚はこれ
Secret Treaties
元祖メタルと紹介される事が多い彼らですが
このアルバムの雰囲気は60年代ブリティッシュ・ロック
英国派の方でもすんなり入れるかと思います
ジャケも渋い

さて,話は牡蠣小屋に戻りますが
このテント
壁の部分は透明のビニールシートなので中の宴は丸見えです
ビール片手に焼牡蠣に舌鼓
残業帰りに渡船を待つ間,こんな光景毎晩見せられてはたまらんわ
というのが正直な気持ちです
観光客には尾道の楽しみが一つ増えたのでしょうが
星空眺めて四陣の風に震える私には
ちょっとばかり恨めしい社会実験なのでした

◆補足
「四陣の風」はアルバム中のAstronomyという曲の歌詞にある「At Four Winds Bar」を受けてのことです。



Supertwitter

2010年3月7日

Mirage(1974)/Camel

またまた先輩からお叱りをうけました
「お前の,twitterの使い方は間違っている」
先輩曰く,
「まずはフォローしまれ」
「目標100人」
「量から質への転化」
「緩やかな知の共同体」
勇ましい言葉が続くのですが,出発点が違うんです
私がネットでしたいのは,Camelに関するサイトを運営すること
ただ,それだけ

twitterを使いこなすことなど全く念頭にありません
逆にtwitterの手軽さをサイトの更新に利用できないか
そんな発想で使い方を考えたのが「補足・雑感」のコーナー
これまで,ゲストブックに書き込んでたことは
今ではすべてコチラに記載しています

そんなこんだで,今回の御紹介はCamelのMirage
Side1の2曲目がSupertwister
1字違いですが許してください(笑

さて,以前にも書きましたが
様々なWeb 2.0サービスの本来的な使い方がどうであれ
自分の使いたいように使っていく
そのスタンスはこれからも変わりません
サイトの更新の上手なアクセントになれば良いなと思っていますので
平にご容赦のほどお願いいたします

◆補足
私のtwitterの使い方は、2010年当時から大幅に後退しました。



何のためのリマスターか?

2009年11月21日

In Search of Space(1971)/Hawkwind

デジタルかアナログかなんて議論がありましたが
今となっては世の中はデジタル一色です

アナログは録音からして職人技的なところがある上に
レコード自体もカッティング,プレス,盤質等といろんなファクターがあり複雑
再生に至っても細かな調整や手入れが必要です
水平の確保,針圧,ラテラル・バランス,インサイドフォース・キャンセラー
アームとカートリッジの相性も考えなくちゃ
MCカートリッジだと昇圧手段も必要…
逆に趣味としての面白さは大きなものがあったと思います
70年代から80年代初頭にかけてのオーディオ史を振り返ってみると
レコードに刻まれた鮮烈な音をいかに再生するか
その可能性に胸をときめかせた時代でした

当時人気のオーディオ評論家 故長岡鉄男氏の常套句は
「ハードでシャープでダイナミック」
レコード=柔らかい音と書かれた最近のネットの記事を見かけるにつけ
当時の自分の記憶との違いに戸惑いを感じてしまいます

アナログへも思い入れをそれなりに持っている私ですが
過去の名作がCDで再発されるのは誠に喜ばしい限りです
とりわけ今年2009年は次々とCamelの諸作品が
リマスターを謳い文句に発売され注目を集めました

磁気テープは劣化という弱点があります
年々,いや毎分,毎秒,貴重なアナログ・マスター・テープは劣化しているわけです
というわけで,次世代への継承という観点から,私も,今回のリマスターに大きな期待を寄せていました
実際、ローリング・ストーンズのLPがSACD化された際には,オリジナル・マスター・テープだけでなく
複製も含めて,最も保存状態の良い物を吟味しSACD化したとの記事を目にしました

ところが,今年のCamelのデジタル・リマスターCDですが
LPと比べおとなしい音
世間で言うところの「アナログ」的な音作りがされているようで拍子抜けです
更には,どうにも安易な邦盤アナログ・マスターからのデジタル化など論外です

アルバムはHawkwindの1971年作
Side2の1曲目がMaster Of The Universe
そして2曲目がWe took the wrong step years ago

期待された2009年のリマスターですが
むしろ,総じて90年代のCDの方が素直な音のように思われます
はー,とため息

◆補足
年々アナログへの情熱が冷めていくばかりですが、既に持っているレコードはレコードで聴いてあげるのがいいかなと思っています。



FM

2009年6月27日

Frequency(2009)/IQ

日本ではmixiが一人勝ちのSNSでしたが
ここにきて、MySpaceを始める人が増えてるようです
もちろん、音楽に特化しているのが特徴でして
そうしたファンを中心に、ユーザー数を伸ばしているようです
逆に、ミュージシャン・サイドの利用も、すっかり定着したようで
かつては、あの大物ミュージシャンもアカウントを持っている…
なんて、話題になったことがありましたが
今では、公式サイトがわりに、普通に宣伝の場となっているようです

でも、私は、このMySpace
ちょっと苦手だったりします
ファンである自分がそうした世界に入っていくことに
どうしても抵抗感をぬぐい去ることができないのです
敷居が高いというか
リラックスできないというか…
という訳で、音楽系Web2.0サービスは、Last.fmの方を利用しています
もっとも、SNSとしてではなく、ネット・ラジオ代わりですけど(笑

という訳で、アルバムはFMにちなんで
IQの新譜Frequency
前作同様なかなか評判が良いようです
シンフォニックな音楽は苦手な私ですが
結構、楽しめました
ところで出だしはアトールの夢魔?

話は、再びLast.fmに戻りますが
実はこちらのラジオ機能に不満があるのです
ユーザーのお気に入りのミュージシャンとテイストの似た
他のミュージシャンの曲も流してくれるという
実に「親切」な機能が売りなのですが
私にとっては、ありがた迷惑
Camelだけで良いのですが…って
こんな文句言うの私だけ?
自覚してます(爆

◆補足
Last.fm、懐かしいです。
ちなみに、FM放送のFMはFrequency Modulation(周波数変調)」の略です。



Phase 6

2009年5月9日

The Who Sings My Generation(1965)/Who

4月30日の世界保健機関によるPhase 5引き上げから1週間
9日朝のテレビでは
日本での新型インフルエンザ患者発生のニュースが流れました
カナダから帰国の短期留学の高校生2人と引率教諭1人
計3人とか
うち1人は機内検疫後に体調不良を訴えたことから
濃厚接触者は停留されることなく帰途についてしまったそうです
舛添厚生労働大臣は同乗者に対して健康管理の徹底と
保健所による健康調査への協力を訴えていました
もっとも、先の高校生2人については
既に熱も下がり快方に向かっているようです
何よりです

アルバムは、モッズの勇 Whoの1st
私が持ってるのはジャケも曲目も異なる米国盤CD
7曲目が、The Kids Are Alright
Beatlesの影響も伺えるような結構良い曲です

話は再びインフルエンザ
WHOの発表では既に25カ国で2500人の感染が確認されているようです
当初、懸念されていたH5N1のような高い病原性はないようですが
やはり免疫機能の低下した人には脅威かと思います
正念場は冬場になるのでしょうが
なんとか拡大しないようにと願っています

◆補足
新型インフルエンザ覚えていますか?
私はこの時マイコプラズマ肺炎に感染し受診したのですが、新型インフルエンザを疑われ、かかりつけ医の先生が滅茶苦茶びびっていたのを思い出します。


Ten Years After

2008年11月16日

Peter Green’s Fleetwood Mac(1968)/Fleetwood Mac

ついに、と言うかようやく
我が家のMacを更新しました
長らく使い続けていたPowerMac DT266ですが
途中,USBやATA66のPCIボードを増設して延命措置
日常業務には今でも何ら問題は無いのですが
Mac OS 9で動作するWebブラウザーのアップ・デートが無く
最近では、まともに表示すらできないサイトがちらほら
音源購入はネットに依存している私的には辛い毎日が続いていました

というわけで、思い切ってiMac 20インチの購入とあいなりました
ハードは、プリンタ、スキャナー、デジカメは
問題なく認識してくれましたが
MOはだめでした(涙
という訳で、写真などのデータ移行は、USBメモリで
その他、課題と言えば、以前にここでも書きましたが
Mac OS XではHyper Cardが使えないことが最大のネックでした
ずいぶんと思案しましたが、結局、あきらめて
Hyper Cardで自作した、宛名書と家計簿スタックは
データを書き出すスクリプトを作成し
女房のWin機の年賀状ソフトとエクセルへ移行しました
いくつかフリー・ソフトをダウン・ロードし試行錯誤
2週間が経過しましたが
ようやく、以前とほぼかわらぬ環境を構築できたところです

さて、アルバムの方は今回のネタにどんぴしゃり
Fleetwood Macのデビュー作
何と言ってもMac OSの象徴
ゴミ箱のジャケットが泣かせます

しかし今回購入のiMac、クロック周波数は2.66GHz
DT-266の約10倍
技術の進展に10年という長い月日を感じますが
それより何より一番驚いたことは
データ移行の際に見つけた結婚当時のデジタル写真
その後の私のウエストサイズの「進展」ぶりに
今さらながら家族全員唖然としておりました(笑

◆補足
実は、私が今使っているiMacは、ターゲット・ディスプレイ・モードに対応しており、外部ディスプレイとしても使用できるのですが、OSのダウン・グ レードに加えて特殊なケーブルが必要となるなど、何かと制約が多くて見送っています。そろそろ延命は無理かなと思っています。更に、USB Aの周辺機器をどうしたものか思案しています。


食事

2008年2月9日

Atom Heart Mother(1970)/Pink Floyd
Foxtrot(1972)/Genesis
Come In Un’ultima Cena (1975)/Banco

生協取扱いの冷凍食品で食中毒
食材や袋からは有機リン酸系殺虫剤が検出されました
製造は中国の食品会社とか
先のダンボール入り肉饅報道の件もあってか
連日,新聞・テレビ等各種メディアを賑わせています
全国の保健所などに寄せられた相談も
既に4000件を超えたそうです
(有機リン中毒と確定した患者数は10人です)

開封していない商品からも農薬が検出されたようで
どうやら製造・梱包の段階での意図的混入の可能性が高いようです
犯人(?)の狙いは分かりませんが
安さや便利さを求めたつけは
あまりに大きかったようです

さて,アルバムは,私が選ぶプログレ三部食
朝からサイケな食事で始まりまして
夕食は狐か鯨肉でしょうか?
最後の晩餐は濃厚イタリアンをどうぞ

御紹介の3枚
簡単には咀嚼できないかもしれませんが
少なくとも,健康を損なうようなことはございませんので
御安心のほどを
Bancoは正式名称省略…しました

◆補足
解説不要かと思いますが、フロイドはアランのサイケデリック・ブレックファスト、ジェネシスはサパーズ・レディ、バンコは最後の晩餐ですね。



空白の一日,28年目の和解

2007年10月14日

Mind Games(1973)/John Lennon

土日のスポーツ番組は,このCMの話題でもちきりでした
1978年のドラフト
いわゆる「空白の一日事件」の当事者
江川卓氏と小林繁氏が出演している「黄桜」のCMです
当時,私はまだ学生でしたが
マスコミの厳しい追求や
トレードされた小林氏が最多勝を取る大活躍をしたことなど
鮮明に覚えています

アルバムは1973年のJohn Lennonの作Mind Games
空白の一日にちなんでの選定
Side1の4曲目が,One Day(At A Time)です
ついでに言えば,アルバムの3曲目は「AISUMASEN(I’m Sorry)」

さて,肝心のCMの内容ですが
二人が,台本なしで,酒を呑みつつ
当時そして現在の心境を語り合うというもの
会話の方は,緊張ぎみの江川氏を小林氏がリードするも
終始はりつめた空気
もはや,CMの枠を超え,一遍のドキュメンタリー映像となっています

しかし,考えてみれば
二人は事件の「当事者」というよりは
読売に翻弄された「被害者」かと思います(もちろん江川氏も)
しかも,まだ50代前半という若さです
これを機会に,わだかまりにはケリをつけ
指導者として,活躍してもらいたいものです

ちなみに私は,江川氏の方が好きでした。
だって,江川さんって,なぜかカープ戦には弱かったもん….ね ←てっ,基準はそこか !

◆補足
小林さんは2010年に57歳の若さでお亡くなりになられました。合掌



プレッシャー

2007年2月12日

Stage Fright(1970)/The Band
1978(1978)/Area
The Fifth Avenue Bus(1972)/Jackson Heights

現代はストレス社会
様々なプレッシャーがのしかかってきます
さて,毎日のストレス解消法ですが
人それぞれいろいろあるかと思います
・スポーツをする
・甘いものを食べる
・大声を出す etc

で,私の場合は,もっぱらアルコール頼みです
いけないとは分かっていても,ついつい飲んでしまいます
いわゆる依存症でしょう(苦笑
以前より量は控えてはいます。ちょっとだけ
でも,寝ている間も肝臓だけはフル稼動
やっぱり体にいいわけないですよね

ただ,酩酊状態でネットを徘徊したあげく
意味不明のカキコをするようなことはしなくなりました
多少は成長のあとがうかがえると誉めてやってくださいませ(笑

考えてみると
やれストレス解消だ,気分転換だと云ってみたところで
結局,飲んでしまうと
本当に自分がしたいことに手をつけることができてないんですよね
反省

というわけで,今回は,酒がらみ3題
1枚目は,The BandのStage Fright
1曲目が,Strawberry Wine
次は,イタリアのArea
最終曲が,Vodka Cola
最後はCamel関連で,Jackson Heights
John McBurnieってだけですが…..ものすごーく遠い関係
ジャケになぜか某日本製ウイスキーが…

あっ,それからCamelと云えば
1984年のLiveを納めた”Pressure Points,Live In Concert”の完全版DVD
“Total Pressure”が,販売開始となってますので
よろしくお願いいたします
ボーナスで,ストレス一杯のAndrew Latimerのインタビュー映像も入ってます(笑
ご購入はコチラで
さて,明日は連休明けで辛い朝になりそう
今晩は飲まないほうがいいのだけど…..どうなることやら

◆補足
全く改善されていません。ずびばせん。



訃報

2006年11月10日

Free Live ! (1971)/Free

プロジェクトに集まったスタッフには昭和38年生れが4人
一番目立っていたのが,頑張り屋の彼女
サンパチ組
残り3人の我々男性陣が,常に一目置く存在でした
忙しい毎日でしたが,それなりに充実感と連帯感を持って過すことのできた日々でした
7年が過ぎ,1人は東京支社,僕は尾道のさびれた支店
彼女と,あとの1人Sは本社と
皆,別々の部署で働らくことに
いつのまにか疎遠になり
皆と連絡をとり合うことも無くなっていました
そして,今朝
久方ぶり,Sからの電話は,全く予期せぬ彼女の訃報でした
当時のはつらつとした仕事ぶりと
伝え聞く彼女の死因がどうしても繋がらず
電話の双方で,僕とSは黙りこんでしまいました
さあ,せめて音楽だけは景気良く
All Right Now
空元気でも,まあいいか
陽気におくってあげましょう…ね

◆補足
特になし



バラ

2006年5月14日

English Rose(1969)/Fleetwood Mac

バラが咲きました
品種名はSnow Goose
名前のとおり白くて小振りなツタ性のバラです
Camelの例のアルバムと同じ名前とあって,以前から気になっていたのですが
昨年秋,思いきって通販で苗木を買いました

添付の解説を読むと,すぐにでも花が咲くような書きぶりでしたが
あっというまに葉が落ちてしまいました
鉢から花壇に移植して,その後,剪定
心配したのですが
ひと冬越して,暖かくなり,めでたく開花となりました
今いち背丈は低いのですが,つぼみは次々出てきています
こうなると,肥料や薬,水やりにも
俄然,力が入ります
4月以来,滅入り気味の私でしたが
少しばかり元気が出てきたような気がします

私の育ててる,そのSnow Gooseですが
デイビッド・オースティン氏交配の
いわゆるEnglish Roseのひとつなのだそうです
小振りの白い花が次々と咲く様は
確かに,空を舞うSnow Gooseの群隊に見えなくもありません

アルバムのタイトルも,ずはりEnglish Rose
名曲Black Magic Womanは,このアルバム収録
Peter Greenのギターが泣かせる名盤です

◆補足
Recent Reportにあげましたが、今年もちゃんと咲きましたよ。



Plug & Play

2006年3月26日

Unplugged(1992)/Eric Clapton

我が家のパワーアンプが入院したことは先般お伝えした通りですが
全FET及びリレーを交換,接点を洗浄,特性チェック
修理に5万円かかりましたが,20年近く経っていたロートル・アンプが新品になって帰ってきました
気分はミア・ニグレン版「エマニュエル婦人」といったところでしょうか?
(映画の設定を御存知ない方には分からないか?)
家族より長く連れ添っているアンプですので随分と思い入れもあります
奇しくも,世間でPSE法が話題になりはじめる直前のことでしたので
この時期に故障したのには,何か不思議な感じがしたりもします

そのPSE法
御存知のように,PSEマークの無い中古電気製品の売買を4月から禁止するというやつですが
坂本龍一氏らをはじめとする音楽家らからの反対声明を受けて
先般,ビンテージ楽器への適用除外が伝えられました
さらにマスコミからの批判的論調に押されてか
その他の中古品についても当分の間,売買をレンタルと看做すという
超法規的条文解釈の適用が報じられました
(事後に検査を受けることが前提みたいです)
安全な製品を消費者へ,その発想事体は間違ってはいないと思います
でも,電気製品も,その時代その時代において
多くの技術者,デザイナーたちが技術やアィディアを結集し作り上げた文化遺産かと思います
貴重な電気製品を,ただのゴミに変えてしまいかねない今回の国の拙速な対応には,怒りすら覚えます

先日の朝のNHKのニュースで,PSE適合検査の様子をやってました
財団法人かどこかの職員が,専用の検査機器でチェックしてました….
んだけどさぁ~
そんなところの検査よりか,日本を代表するオーディオ・メーカーがやった修理の方を俺は信じるぞぉ~

さて,アルバムはクラプトンのアンプラグドもの
ずいぶん売れた作品だけど
僕はエレクトリック・ギターを弾くクラプトンの方が好き
というわけで,今夜は,アンプに灯をともして,オリジナルの方のLaylaでも聴きましょうか

◆補足
その後も7、8年毎にオーバーホールをお願いしています。新製品を買わないのは心苦しいです。



Direct

2005年6月19日

Direct(1981)/Tower Of Power

テレビでホラー映画”リング”のハリウッド・リメイク版を見ました
あまりの暑さに耐えかねて,クーラー効かせてたもので,ブルブル震えながらの鑑賞とあいなりました
御承知のとおり呪のビデオテープを中心にストーリーが展開していきます
やがて,そのビデオは,井戸に沈め殺された超能力を持つ少女が念写したものであることが
明らかにされます
って,説明不要ですよね!

しかし,現代人が映画の世界に浸りきるには,ある程度の科学性が必要です
あまりに荒唐無稽ではギャグ映画にしかなりません
その点ビデオテープは,ホラーが成立するための絶妙なバランスの上に成り立っている
メディアのような気がします
実際,呪のDVDならまだしも,呪のハードディスクとか,呪のストリーミング放送では
ちょっと興醒めです
念写という虚構が信憑性を得るためには,ビデオ・テープという,
アナログなメディアの方が良いようです

音楽の世界でアナログと言えば,代表はレコードでしょうか
ところで,そのレコードはどういうプロセスを経て作られるのか御存知ですか?
(いささか強引な展開!)
大雑把に言えば
まず,ラッカー盤にカッティング・マシーンで溝を刻みます。
これにメッキ技術によって凹凸が逆になった型を作り
その型でビニールをプレスしてレコードとなるわけです
カッティングする場合,通常はテープに録音したマスター・テープを音源として行うわけですが
いわゆる録音と言う行程をすっとばして,生の音でいきなりカッティングすることを
ダイレクト・カッティングと呼びます
音は良いのですが,究極の一発どりなので奏者やエンジニアに負担をかけるため,
アナログ最盛期でも,あんまり行われませんでした
しかし,ダイレクト・カッティングと言えども,型をとりプレスするという行程が残っているわけです
ここは,超能力で,いきなり原音をビニール盤に刻んでいただければ,
物凄く音の良いレコードができるような気がします
などと,馬鹿なことを考えていたら,最後のシーンを見逃してしまいました(お粗末

アルバムは私が持っている唯一のダイレクト・カット盤
レコードは温かみがある音などと語られますが,とんでもない
正反対の鮮烈な音です
アルバム・タイトルも,まんま,「ダイレクト」
名録音を数々世に送ったシェフィールド・ラボの制作です

◆補足
本当のことを言うと、このLP、音が鮮烈すぎてリラックスして聴けません。



本当にあった怖い話

2005年5月21日

Banco(1975)/Banco

もう半月ばかり前の話になってしまいましたが
ゴールデンウィーク明けの週末金曜日に,決算の打ち上げがありました
公式行事ですので,支店長以下,部長,課長のお偉いさんのほか,我々平社員も全員参加でした
私は,たまたま抱えていた懸案事項がその日の折衝で解決したもので
かなりリラックス・ムードで飲み会に参加しました
と言うわけで少しばかり飲み過ぎまして,宴会の終わりぐらいからの記憶が飛んでしまいました
まあ,それくらいは,どうということはないのですが
翌日の土曜日に玄関の新聞を取りに出てビックリ
俺の靴じゃなーーーーい

前日のメンツを思い出してみると,私と同じくらいの体格のヤツは2人
一人はA係長,もう一人は…
支店長 (絶句)
この時点で顔面蒼白
憂鬱な週休日とあいなりました

そして,運命の月曜の朝
靴の主は幸運にも親しいA先輩の方でした
一時は,左遷かリストラか?
と肝を冷やしましたが,事なきを得ました

しかし,宴会場からは自転車で帰宅した(らしい)のですが,
靴のことより,事故無しに帰れたことのほうが奇跡だと女房は申しております(お粗末
皆様もお酒はほどほどにしましょうね
あはは(←もはや笑って誤魔化すしかない)

◆補足
何が怖いかって、この話1ミリも脚色していません。



Surround

2005年5月1日

Jungle(1987)/GURU GURU

最近は,商魂逞しく宣伝を兼ねて何でも記念日にするみたいです
今日,5月1日は5.1chサラウンド の日なんだって
今朝のニュースで初めて知りました
家を建てる前には,20帖のオーディオ・ルームでメインはJBL43XX
サブシステムに,5.1chサラウンド・システムを….
なんて夢を見てたのですが
結局6帖洋間を確保するのがやっとでした(←同居人からは立ち退き要求が出てます。。。)
もともと転勤の多い仕事柄,スピーカーは小型のもので我慢し続けていたのですが
新居でも続投
6帖間には,20年選手の小振なダイア・トーン2本が今だに慎ましやかに鎮座しております

それでも,Pink Floydの「狂気」や,Allan Holdsworthのライブ盤が
SACDの5.1chで発売された際には,随分と心が動きました
でも部屋がこんな感じですから,5.1chなんてフォルムラ・トレ(の某作品)
他人様に聞かれれば,あれはケーブルがスパゲッティになるし調整も難しいから手を出さないのさ
なんて負け惜しみを言ってます

まあ,よくよく考えてみれば,Camelあたりは,新たに 5.1chにリミックスされてSACDで再発なんてことはまず無いでしょうから
私に限って言えば投資に見合うメリットは少ないような気がします
だいたい,20年選手のダイア・トーン君の後継機さえ購入できないでいるのですから
更にスピーカーを3本,サブ・ウーファーを1台,5.1chアンプを購入なんて無理無理! ! !
老後の夢ということで。。。(年金は? 退職金はあるのか?)

さて,御紹介のLPは
GURU GURUの1987年の作Jungleです
当時は,大幅にハウス系にシフトした音づくりに,「何じゃこれ?」と思ったのですが
今,聴き直してみると,結構,楽しかったりします
つまりは,5.1chで音がグルグル回るのでGuru Guru…
なんちゃってぇ~

◆補足
この時は、まさかCamelが5.1ch化されるとは思いもしなかったです。



We Skip the light….

2005年4月6日

A Whiter Shade Of Pale(1967)/Procol Harum

今日は久々丸1日有給休暇しました
明日はYoshiの入学式(新1年生!)なもので
どうしても,それまでに病院に連れて行きたかったのです
中耳炎のために,アデノイドの除去手術と鼓膜へのパイプの埋め込みをしてたのですが
今日ようやくパイプの抜き取りとなりました
ちょっとばかり痛かったみたいです

「お昼は,好きな物を何でも食べていいよ。ハンバーガーかな?」って水を向けると
なんと,
「スパゲッテイが食べたいよぉ~ 前にお兄ちゃんがジュースをこぼしたお店」
との答え
件のイタリアン・レストランに着いたのが10時30分
ところが開店時間は11時からとのこと
別のお店にするかとYoshiにたずねると,「やっぱり,スパゲッティ !」
しばし向いの書店で暇を潰しました

というわけで,Yoshiの注文は,前回のTomoくんと同じく
前菜,オレンジ・ジュース付きのタラコ・パスタの昼食セット
ただし,今回は12周年記念セールで,サラダのサービスがありました
更に入学式前ということで,奮発してジェラード付きのやつを注文しております←Tomoには内緒です
私は,地ダコとブロッコリーのピッツアをいただきました

Yoshiは3月生まれでして,ついていけるかどうか心配だったりしています
3月生まれの方に聞いてみると,休むと勉強の遅れを取り戻すのが結構大変だったとか
とりあえず,父親の義務を果たせて一安心の一日でした
でもさぁ,明日の入学式は女房が出るんだけど
同じ,有給休暇でも,俺は病院でアイツは入学式って,どういう事さ
まあ,父親ってこんなもんさ,といじける私なのでした

さて,音楽はProcol Harumの「青い影」
今回のレストランの名前に関係した選曲です

◆補足
こちらのお店で高校の先輩が働いていたのですが、その方は今は欧州にいるらしいです。



2004年4月17日

Always There(2004)/Dave Sinclair

4月11日日曜日,意を決して師匠とともに大阪へ行って参りました
目的はDave Sinclairのライブ&サイン会
事前の告知では,SIXNORTH と劇団”とっても便利”のコーラス隊を従えての,わずか45分のミニライブとのこと
Dave Sinclairと云えば,元Caravanの主要メンバーにしてCamelのブレスレス・ツアーのサポートメンバー
ここで行かずばCamel ファン失格か?

で,なんと会場は雑居ビルのダンススタジオ
70人のオジンとオバンが肩を寄せあい床に座って鑑賞でした〔その日ばかりは私は若手でしたよ!〕
最後尾でもDaveからわずか5メートルの距離
先般発売されたアルバムの曲を中心に5曲,わずか30分のミニミニライブでしたが,それはそれは心暖まるものでした
とりわけ,ボーカルを担当された浦さんの熱唱に胸を打たれました
最後の曲は,今回初披露の曲Always There〔プレゼントで全員にこの曲のCD-Rが配られました!〕
なぜか込み上げるものがあり,目頭が熱くなってしまいました

続いては,サイン会
グレイ&ピンクやそっくりモグラのLPにサインを求めるつわもの諸先輩にまじり私もAlways Thereのジャケ裏に書いていただきました
一人ひとりに本当に丁寧に応対するDaveの姿にまた感激
しっかり握手もしていただき,すっかり満足して難波で祝杯!
大阪へはロジャー・ウォーターズのライブ以来でしたが
涙なんか流しちゃって,前回の大阪とはまた違った意味で忘れられない1日となりました 

◆補足
Daveさんは、近所(?)の島に在住されていますが、その後お会いできていません。CDはあれこれ買ってます。



メリーゴーランド

2003年7月26日

Black Moon(1992)/Emerson Lake & Palmer

なぜかYoshiがメリーゴーランドに乗りたいと言い出した
一方,兄のTomoは,プールに行きたいとわめき出す
解決策は簡単
プールとメリーゴーランドの両方がある所へ行けば良い
ということで,急遽,福山の「みろくの里」へ行くことに

ところで,今日のハイライトはYoshiでした
大人用プールにいきなりドブン
当然,足はつかない
1回沈んだが,執念(?)で浮かび上がって来た
わたくし,すかさず飛び込み抱き上げましたが もう,びっくり。目がはなせない

3時には帰宅しましたが,既に2人は車中から熟睡
夏休みの思い出になったのかしら?

アルバムはELPの1992年再結成アルバム
70年代の衝撃的な諸作品とは比べるべくもないのですが,これはこれで,結構,できは良いかなと思います

◆補足
全く気付いてなかったようでした。



まぬけな話

2002年10月25日
 
Jet Propelled Photograhs/Soft Machine

自分は,見た目は落ち着いてみえるようであ る。よく他人からはそう言う風に言われる。
最近,太ってきて益々その傾向が強い。
ところがどっこい,結構おっちょこちょいである。
しかし,失敗を取り繕うことは結構上手いし,今まで上司,先輩に恵まれてきたので仕事では事なきを得ている。
しかしながら,私生活はテキトー,いい加減,ズタボロである。
趣味の音楽で言うと,実は3枚も同じものを買ってしまったアルバムがある。
Soft MachineのJet Propelled Photograhsである。
一応,ジャケット違いなのだけど,さすがに3枚目を買ってしまった時はショックだった。
(多分大学生のころだったと思う。)
とりたてて好きと言うほどのバンドではないのだけど,サイケ,ジャズロックの大御所ということもあって,
背伸びして「見栄」で買っただけに,かえって情けない気がした。
Amasonで見てみると,淡い色調でなかなか綺麗なジャケット違いのCDがあった。
やけくそで,全部コレクションしてみようかなどと,本気で考えたりしています。
物の方は,1st前のGongのDaevid Allen在籍時,1967年頃のデモテープらしい。
3rd以降のMachineは,眉間にしわをよせながらで無いときけないが,
こいつはサイケ調で程よくポップで気楽に聴けます。

◆補足
これも全く補正なしの実話です。曲名くらい見ろよと言いたい。