iraka

　C-1

｢きよらか」

　色紙　 (原画・なし）

この作品のひとは、清純で素直な表情をしている。
「Ｃ－グループ」の絵は全部１９９５年の春から夏にかけて描かれた。
筆を持てば顔の絵ばかりが出てきた時期である。
これらの絵は皆行き先が決まっていた。まだ出会っていなかった人も含まれる。
こに収録した何点かは、それぞれ行くべき人に届いた。
２０００年になって行くべき人のもとにたどり着いた絵もある。
この絵の持ち主は「もっと美しく」とRayに頼んだ。筆を入れたら絵は損なわれた。

多くを望みすぎてはいけないのかもしれない。