Linuxサーバ設定備忘録
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  Apacheの設定-Tomcat連携編
Apacheは世界で最も多く利用されているWebサーバです。Windows上でもLinuxディストリビューション上でも動作します。ここではアプリケーションサーバであるTomcatと連携する方法を説明しています。インストールは、
OS:FedoraCore5
Apache:バージョン2.2.3
Tomcat:バージョン5.5.17
で行っています。

インストール

※Java,Tomcatはインストール済みのものとして話を進めます。もしまだインストールしていない場合は、以下のページを参考にインストールして下さい。
Javaのインストールはこちら
Tomcatのインストールはこちら


ApacheとTomcatを連携させるためにJK2コネクタをダウンロードします(ダウンロード時ヴァージョン2.2.3)


ダウンロードしたファイルを解凍します

# tar zxvf jakarta-tomcat-connectors-jk2-src-current.tar.gz

ディレクトリを移動し、configureを実行してMakefileを作成します

# cd jakarta-tomcat-connectors-jk2-2.0.4-src/jk/native2/
# ./configure --with-apxs2=/usr/local/apache2/bin/apxs

コンパイルを行います

# make

コンパイルして作成されたmod_jk2.soファイルをApacheのmodulesディレクトリにコピーします

# cp ../build/jk2/apache2/mod_jk2.so /usr/local/apache2/modules/


設定変更

Apacheの設定ファイル(httpd.conf)を編集します。エディタでhttpd.confを開きます。

# vi /usr/local/apache2/conf/httpd.conf

httpd.confの最下行に以下の1行を追加します

LoadModule jk2_module modules/mod_jk2.so

workers2.propertiesファイルをApacheのconfディレクトリに作成します

# touch /usr/local/apache2/conf/workers2.properties

workers2.propertiesファイルを編集します。エディタでworkers.2propertiesを開きます

# vi /usr/local/apache2/conf/workers2.properties

workers2.propertiesに以下の3行を追加します

[channel.socket:localhost:8009]
tomcatId=localhost:8009
[uri:/jsp-examples/*]←/jsp-examples/以下へのリクエストは、全てTomcatへ渡される

起動スクリプトを/etc/init.dへコピーします

# cp /usr/local/apache2/bin/apachectl /etc/init.d/httpd2


動作確認

Tomcat→Apacheの順に起動します

# /etc/init.d/tomcat stop
# /etc/init.d/httpd2 start

IE等のブラウザを開きhttp://ホスト名/jsp-examples/へアクセスします


↑おおっ起動しているようです



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