鑑 賞 日
作 品 名 |
鑑賞劇場名 |
評 価 |
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12月12日(木)
『キャプテン・フィリップス』 |
イオンシネマ三川 |
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<評 論>さすがはトム・ハンクスといった感じ。海賊たちとの戦い、拉致、交渉、恐怖、生還など激動
の渦中にいた船長の姿を見事に演じていた。乗船し海賊を発見してからのストーリー展開もすごく緊迫感
があって、終始ハラハラドキドキさせられた。そして、海賊のリーダー・ムセ役のバーカッド・アブディ
の演技も素晴らしかった。本当にソマリアの出身で、演技経験もないとのことだったので、なおさら感心
した。近年つまらないと感じる洋画にあって久々の佳作だと思う。星4.5とする。 |
12月4日(水)
『あさひるばん』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>地味な作品だが、とても温かい気持ちにさせてくれる良い作品だった。國村隼の安定感は素晴ら
しく、山寺宏一のはじけっぷりもさすが。板尾創路も芝居をさせると上手だし。この3人が野球部時代の同
級生で、それぞれの名前の一部を取って「あさひるばん」トリオを形成している。しかしこの3人、同級生
には見えないでしょう、どう考えても。それはさておき、この3人を軸に、西田敏行や桐谷美玲、松平健な
どがうまく絡み、素敵な人情喜劇に仕上がっていたと思う。個人的に、ダチョウの上島竜ちゃんは必見。星
3.5とする。 |
11月26日(火)
『かぐや姫の物語』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>水彩画とか水墨画のようなタッチがすごく優しくて、なおかつすごくハイレベルに感じる、何
か凄く壮大な作品を観たという感じ。色彩の変化もすごいし、赤ん坊の時や大人になってからのかぐや姫の
表情の変化がすごく富んでいて、観ていてほんわかとさせられる。声優もかぐや姫(朝倉あき)の澄んだ
声が素晴らしい。翁(地井武男)の声を聴くと泣いてしまいますし、媼(宮本信子)の声も安らぎを与えて
くれる。唯一、姫の「罪と罰」とは何だったのかは明確には示されなかったので、星4つとしたい。 |
11月21日(木)
『劇場版 あの日見た花の
名前を僕たちはまだ知らない』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>TVアニメは全く観てません。存在も知りませんでした。まちキネで上映するということで、
ネットで学習してから劇場版を鑑賞。学習の効果があり、おおよその人間関係やこれまでの恋愛事情は
何となく理解したうえでの鑑賞だったのが良かったか、感動・感動・涙・涙でした。超平和バスターズは
最高だ!めんまも最高だ!じんたんも最高だ!ゆきあつも最高だ!ぽっぽも最高だ!あなるも最高だ!つ
るこも最高だ!ただの友情ではなく、ただの恋愛ではなく、ただの青春ではなく、うまく表現できないが、
オジサンには眩しいほどの純粋な物語に、号泣号泣だった。星5つ!! |
11月13日(水)
『清須会議』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>残念。三谷作品らしいシャレの効いた笑いを期待していたのだが、ほぼ皆無だったのではないで
しょうか。歴史好きなので私はそれなりに楽しめましたが、日本史に興味がない人や三谷エンタを期待して
観に来た方には不評だったと思います。大泉洋の秀吉はとても好きでした。役所さん、小日向さん、浩一さ
んも、もちろん文句なし。残念なのは、多すぎる豪華キャストが活かされなかったこと。特に西田敏行や天
海祐希、松山ケンイチはもったいない!!三谷監督、次は挽回してね!星3つ。 |
11月7日(木)
『きっと、うまくいく』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>このインド映画、凄すぎる!!!面白いし、楽しいし、涙が止まらないしの繰り返しで3時間と
いう時間の長さを全く感じさせない。パーフェクト!!主人公ランチョーを演じるアーミル・カーンの演技
と存在感は素晴らしいし、インド映画らしい歌と踊りを取り入れながらも友情、恋愛、笑い、社会風刺など
多くを詰め込み、それら全てをしっかりと表現できている。個人的に生涯ベスト3に入るだろう。星5つ。 |
11月1日(金)
『陽だまりの彼女』 |
イオンシネマ三川 |
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<評 論>上野樹里がとにかくいい!可愛らしいし、演技も自然な感じで素晴らしい。松潤も及第点か。
2人の幼いころを演じたキャストもとても合っていて良かった。結末にある彼女の秘密(正体)はおとぎ
話みたいであまり感情移入できなかったが、切なさやほろ苦さは十分伝わってきて、中年オヤジをキュン
とさせてくれた。愛や思い出が記憶から消えるのはたまらなく辛い。星4つとする。 |
10月28日(月)
『怪盗グルーのミニオン危機一発』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>前作同様ミニオンはかわいらしいし、笑福亭鶴瓶ほか吹き替え陣も素晴らしくマッチしている。
しかしながら、前作に味をしめた感がありありで、笑いどころやアクションが次から次へと展開されるため
頭で整理できずに進んでいく。思いっきり笑うことができないスピード感、つまり、詰め込み過ぎ。欲張り
過ぎがあだとなっている。前作はもう少しシンプルで、じっくり笑って泣ける秀作だった。星3.5とする。 |
10月25日(金)
『夏の終り』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>”原作・瀬戸内寂聴のセンセーショナルな愛の物語”ということで、ドロドロの恋愛物語を期待し
ていたのだが、意外に普通である。不倫相手の作家(小林薫)はあまりにも大人で嫉妬の一つもしない。主人
公(満島ひかり)と若い男(綾野剛)だけがガキっぽく嫉妬に狂い、三角関係もどっちつかずで曖昧に推移
していく。濡れ場もなく盛り上がりもない。残念すぎる内容で星2.5。 |
10月22日(火)
『SHORT PEACE』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>オープニング、「九十九」、「火要鎮」、「GAMBO」、「武器よさらば」と複数の短編アニ
メで構成されている本作。どれも違った角度から”日本”を表現しているとのこと。全てが面白かった!!表
現方法や色彩、展開、迫力、スピード感などどれも独特で、すっかり引き込まれた。「AKIRA」の大友
克洋氏をはじめとした日本アニメのレベルの高さに圧倒させられた。納得の星5つ!! |
10月16日(水)
『3人のアンヌ』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>期待せずに観たが、意外に面白かった。フランスの名女優イザベル・ユペールが、3つの別々
の物語で、別々の「アンヌ」という女性を演じるという一風変わった趣向の映画。3つのストーリーで必
ず絡むライフセイバーの男がいい味を出している。なかなかオシャレな韓国映画だった。星3.5。 |
10月6日(日)
『映画クレヨンしんちゃん バカ
うまっ!B級グルメサバイバル』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>いつも通り、笑いあり涙ありの内容。ソース焼きそば秘伝のタレを守るため、春日部防衛隊が
今回も奔走する。ボスキャラが実は焼きそばに憧れていたという内容もとても良かった。SEKAI NO
OWARIの主題歌「RPG」もすごくマッチしている。ただ1点、ひろしとみさえの活躍が少なかった
のが残念だったので、星4つとした。 |
9月30日(月)
『そして父になる』 |
イオンシネマ三川 |
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<評 論>福山雅治の演技は及第点だとは思うが、実生活では父親ではないので、やはり厚みがないとい
うか、響いてこないというのが、人の子の父である私の実感。感情移入、共感が最後まで出来なかった。
リリー・フランキーと真木よう子の夫婦の演技はとても良かった。金持ち夫婦とは真逆の雰囲気を見事に
出して、うまく対比が表現されていた。結末では、過ごした時間か血のつながりかどちらを選択するかは
明言していない。泣きたくて観に行ったので拍子抜けしてしまった。星3つと辛口で。 |
8月30日(金)
『少年H』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>父役の水谷豊は優しくて穏やかで、素敵な父を演じていた。主人公のH少年やその妹役の子役
の演技もとてもいい。母役の伊藤蘭もまずまず。全体的にはもう少し戦争の悲惨さや、家族のつらい場面
など大きな山場があるのかと期待していたが、最初から最後まで淡々と進んでいって終わった感じ。物足
りなさが否めないことから、星3つとする。 |
8月26日(月)
『スター・トレック
イントゥ・ダークネス』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>この手の映画はこれまであまり観てこなかったし、昔のテレビシリーズは勿論、この映画の前
作も知らなかった。同僚に勧められて3Dにて観たのだが、凄い迫力で圧倒されてしまった。それぞれの
キャラクターにとても個性があり、魅力的である。真の敵は誰だったのか少し分かりづらかったが、前作
を観ていないことも一因であるしやむを得ないか。主役のクリス・パインがかっこいい。星4.5です。 |
7月25日(木)
『風立ちぬ』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>これまでの子供向けのジブリ作品と違い、大人向けだなあと感じた作品。ゼロ戦、戦争、関東
大震災などを深く考えるというよりは、二郎と菜穂子の純粋な恋愛物語という印象を受けた。声優の選択
や効果音の是非、たばこ論議など賛否両論がひしめく超話題作だが、個人的には年配の方まで幅広く観れ
て、いろいろと考えさせられる、地味だがよい作品だと思う。宮崎駿監督の最新作ということでかなりの
期待感があったため、それを考えると星3.5というところにしたい。 |
7月23日(火)
『奇跡のリンゴ』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論> 阿部サダヲ独特のコミカルな演技が楽しい。また、健気に夫を支える妻役の菅野美穂もかわいら
しい。無農薬リンゴの成功に向けて取り組むも10年以上も失敗し、どん底に落ちながらも、それを理解し
耐える娘たちや義父(山ア努)も素晴らしい。その義父が亡くなった場面で、握って離さない手の中に1個
のリンゴが入っていた時には号泣してしまった。ただ、あまりの諦めの悪さに違和感もあったので星4.5。 |
7月18日(木)
『人生、いろどり』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>吉行和子、富司純子、中尾ミエの主演3人がそれぞれ素晴らしい演技と存在感を放っている。見
事に田舎の老女になりきっており、哀愁を感じさせる。田舎で何事もなく年老いて死んでいくのではなく、
もうひと花咲かせようと葉っぱビジネスに没頭していく姿、仲間の死、家族愛等に思わず涙がこぼれた。文
句なしの星5つ!! |
7月11日(木)
『おしん』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>とにかく、おしん役の濱田ここねちゃんの演技が素晴らしい!!!かわいらしさ、ひたむきさ、
純粋さがとても心に響いた。母の上戸彩、父の稲垣吾郎の配役には否定的な評論が多いのは仕方ないが、そ
れらを補う泉ピンコや岸本加世子の演技が本当に凄い!!まさに大女優!!!ひいき目は大いにあるが、山
形を舞台にしたテレビ小説で伝説となった名作を見事に映画化したと思う。冨樫監督、ご苦労様でした。と
いうことで星4つ。 |
7月11日(木)
『夏がはじまる』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>山形県庄内を舞台とした作品。主要キャストやエキストラは地元出身で固めており、演技の
素人もかなり多い。田舎の若者の苦悩、葛藤や家族とのつながり、絆、希望とは何か。色々考えさせられ
る内容。地味で派手さはないが、監督・冨樫森らしい、心の機微を繊細に描いた作品だと思う。星3つ。 |
7月11日(木)
『アフター・アース』 |
鶴岡まちなかキネマ |
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<評 論>ウィル・スミス親子の共演ということでかなり話題となった作品。「インディペンデンスデイ」
以来のウィル・スミス大ファンの私は、大大期待を持って劇場へ。息子との共演というもう一つの話題もあ
ったし。しかし、しかし・・・。”駄作の極み!!!!!”でした。アクションやコミカルな演技が定評のある
ウィル・スミスの良さが微塵もない。題材は大気汚染などで人類が捨てたかつての「地球」が舞台という既
視感たっぷりの内容。息子は偉大なる父を意識しすぎて暴走するのだが、あまりにも言うことを聞かない。
聞かな過ぎて何度も死にかけて、それでも無謀を繰り返し、最後にはバイオハザードまがいのボスキャラを
やっつけてしまう・・・。なんのこっちゃで、星1.5です。 |
3月15日(金)
『ストロベリーナイト』 |
イオンシネマ三川 |
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<評 論>テレビシリーズからの続編。誉田哲也の原作の秀逸さと、テレビシリーズのかなりの出来の良さ
から相当な期待を込めて観たが、結果はいまいち。竹内・姫川は相変わらず魅力的で、今回登場する大沢た
かお演じるマキタもかなり 男前で演技も素晴らしいが、その分テレビシリーズで「姫川班」を形成するレギ
ュラー陣との絡みを雑に描いてしまった感じ(特に菊田との関係が)。時間の関係でやむを得ないが、マキ
タが殺される要因も原作とは異なり、かなりはしょった感じ。残念感だけが残ったので星3つとした。 |