・特に歌詞などは、突如順番が入れ替わったり、削除されたり、また繰り返しが多めにあったりということがあるので、曲が変わるところや繰り返しの箇所に「★」を、入れておく。
・進行の順番が入れ替わる可能性が高いので、「★」を、しっかり入れておく。
・「★」マークが多くなる場合、大きな区切りの「★」は工夫する、例えば「★★」とか。
Bコメントマーク「#」を入れるポイント
・自分のアクション用の覚え書きに入れる。(注意項目・不確定なところ・前ロール流すときに注意がいるところ等)
・「#」は、覚え書きのようなものなので、適宜、入れる。講座の講師をやる場合、自分で前ロールを作るので、リアル入力者に注意をうながす時などに、使用。
例:#ここでリアル#とか、#ここで会場に聞く#とか…
・リアルになるとわかっている部分に「#(リアル)」と入れる。
・予定時刻
Cその他前ロールを作成する時に留意していることなど(ご自由に)
・単語や語句が、泣き別れにならないようにしている。
・改行の挿入箇所、文字の切れ目に気を遣います。
・息継ぎや意味の切れ目を、予測して成形している。
・前ロール原稿を自分の息継ぎで読んでみてそれを参考に改行する。
・その他、話の区切りとか、あえて改行を入れる(リアルに任せるべきか)
・段落ごとに空行を入れるのを、極力避けている。(前ロールを送る時に、むだな時間がかかるため)
・作った前ロールをRTD2で流してみる。
・メモ帳では表示されないがRTD2で表示されることがある。
・難聴者の立場にたって、難しい漢字は使わない、また必要なら読み仮名をいれる。
・誤字脱字がないかをチェック。
・話者の変更部分に「司会/」「○○/」などを入れる。
・敬称、肩書きなど (時々届いた原稿に間違いがあります。)
・固有名詞のふりがな
・当日の派遣メンバーに事前に前ロール原稿を送っておく。
◎「★」はXsendの設定で「マーク行をコメント扱いする」にチェックを入れておけば、ジャンプとコメントの両方の機能を持たせることができます。
D前ロール作成で、統一しておいた方がよいのでは、という事
・文字数と、分担して前ロールを作る場合の表記の統一。
・行末の「、」が続くような場合は削ってもよいのではないかと思います。
・2行にまたがって流れるときの成形方法。
・熟語、助詞、カタカナ語など切れてもいいか、続けた方がいいか迷います。
2.リアル入力者の立場から
@前ロール作成者に要望したいこと(ご自由に)
・しっかり「★」と「#」を使い分けて、利用してほしい。
・定例会でも少し話しをしましたが、歌詞(その場でみんなが歌う場面)、表彰状(ほぼ決まった文章のもの)あといくつかあるかとおもいますが、この場合はまとめてドンと表示するほうがいいのでは。
A前ロール作成で、統一しておいた方がよいのでは、という事
・文字数と、分担して前ロールを作る場合の表記の統一。
・ファイル名のつけ方。講座など部内で複数の原稿を扱う際は、ファイル名のつけ方が決まっているとわかりやすいと思います。「講座原稿」「○○前ロール」→「061030○○」(派遣の日付・担当者名)など。
・講座に関する前ロールの作成について。
話言葉の表現はある程度控えて(内容にもよりますが)、難聴者が見て分かりやすいものにすべきです。
「・・・ということで。・・・・というようなことが・・・・ということです」みたいな表現です。
話す分にはいいですが、通常、要約筆記だととばす「けば」ですね。「・・・です」でよいかと。
・前ロールの入力・作成は前ロール担当者に任せるべきです。親切にと送られてきた文章を入力してあげることはよくない。読むのと入力するのでは把握できる内容に差があります。
U.前ロール送信について
1.前ロール担当の立場から
@リアルと前ロールが混在している時の注意点
・リアル入力者に声がけ
・原稿にあるか、無いか分かりづらいときや、微妙に話が違ってきた所があって、迷うときは思い切って、リアルタイム担当にまわすのが良いのでは? 原稿があるのに流さないと、何だか気がひけますが、その方が良いような気がします。
・前ロールにあるが、すぐに送出できる状態ではないのに「ある」といって探すのはやめて欲しい。 結果として表示が遅れ、後で鬼のように大量のデータを流すはめに。送出できる状態になって初めて、あると言って欲しい。これは、担当より、傍でフォローしている休憩中のリアル入力者によくあるケースですが・・・。
Aリアル入力者に要望したいこと
・前ロールには目を通しておいて欲しい。見慣れない語句だけでも入力練習しておけば、一発変換で出る・出ないを把握できるので、一発で出ない語句を単語登録するため。
・リアル入力者の窓をよく見る。
・前ロールがあるとか、リアルお願いなど声をかける。
2.リアル入力担当の立場から
@リアルと前ロールが混在している時の注意点
・話が前後しないように、あわてずにリアル入力担当者に、「ちょっと待って!」とか「まだ送らないで!」などの、指示を出してしてほしい。
・「ここは、入れるよ」とかの声がけ。
・X-sendで前ロールの有無を確認しながら送信。
・落ち着いて前ロールをよく見る。
・前ロール原稿はチームのメンバーは事前に必ず読んでおく。(内容の把握と、確認のため)
・作った前ロール原稿以外でリアルがあったら、内容が重複している場合はリアル入力の必要はないのでは。
A前ロール担当者に要望したいこと
・前ロールを目で追っているけれど、他にもたくさんのウィンドウを開いていて、X-sendの画面を大きくできず、前ロールの広い範囲を見ることができないので、た だ「無い!」とか「打って!」と言うのではなく、「どこそこから 入力して!」と 言ってほしい。
・「ない」とか「打って」とかの、声がけ。
・F5キーを使って、前ロールがないことを知らせてほしい。
・原稿がある、なし、はもちろん。リアル入力が必要であることをすばやく伝えて欲しい。
V.その他成形、送信についての提案や、他地域での状況など(ご自由に)
※現在、原則として1行11文字、話した後に送信するという方法でやっておりますが「1行を20文字〜30文字で成形し、話し始めたらすぐ送信してはどうか」といった意見などがあります。他地域の情報なども含め前ローについてご自由にご意見をご記入下さい。
・依頼者の年代、障害の特徴を考慮して、成形の文字数を変える。
・パンフレットなどはあるが前ロールがない場合、単語登録の代わりに使ってみたい。
・話者が難聴者で原稿がある場合、スクリーンを見ながら話したいと希望されることがあるので、話し始める前に送信する必要があるか、打合せした方がよいかも。
・話を聞いて、というのが大前提でしょうが、前ロール(話す内容がわかっている場合は早めに出してもいいのでは。
・いつもおまかせ状態でありがたく思っております。前ロールの有無でリアル担当者の疲労度は全く違います。
・現在、講座では1行11文字、派遣では14文字ですが、スクリーン上で多くの情報を出しつつ画面の静止状態を長くするため、2行分(28字)以内の成形にしてもよいのでは。(3行分だと多すぎる気がします。)
・表示文字数が11文字と14文字で揺れることが多いので、28文字で成形しておけばどちらにも対応できるのではないかと思っています。その際、聞きなれないカタカナ言葉や英語の泣き別れに注意が必要と思います。日本語の泣き別れは、そんなに気にしないでいいので成形もしやすいです。2行出て止まるというようになり、利用者の方も見やすいかと思いました。(…が、どうでしょうか?!)
・11文字成形で、送信方法も今のままで良いと思う。
・20〜30文字で成形すると、たとえば10文字位で話し手に間が入ったりして、難しいかと思います。
・30文字だとおよそ、3行。読む行が分かりにくくなる可能性があります。
・1行ずつ流すと、最後の行を読めば良いわけですが、スクリーンの途中の行を読んでいると、同じ行を読んだり、飛ばした行に行ったりと読みにくいような気がします。
・一度に30文字だせとか、言いたい放題ですが難聴者の意見はどうなんでしょう。もともと、1行ずつ出すのが基本だけど、内容的に一度に出した方が読みやすい場合だけ2行表示しているものです。例えば泣き別れになるからと、中途半端な文字数で切るくらいなら2行一度という場合ですね。
・難聴者もパソコンの場合は一度にでるのでそういう場合の泣き別れは気にしないという意見がでていました。しかし、3行というのは・・・! スクリーンのおおよそ半分ですね。とんでもないことだと思います。もしもこの間にリアルがあったら、スクリーンは大変なことになります。
・前ロールの表示については難聴者の意見は欠かせないのではないでしょうか。技術やテクニックに走ってはいけない気がします。
以 上