音楽科独自で2学期制へ移行する

 個に応じたきめの細かい評価を実施し,評価の精度を上げるためには,評価回数(授業回数)は多い方がよい。3学期制は,授業を週1時間しか実施しない教科にとっては,評価という面でデメリットが大きい。現在,第2,3学年では,各学期10数時間実施し,その後評価を総括している。10数時間というのも充分といえないが,第3学年の3学期には総授業時数が6時間前後などということもある。この時間数で数百人の生徒の評価を行うことは,かなり難しい。
 2学期制に移行すると,学期内の授業数が多くなり,それぞれの学期の実授業時数は16〜17時間になるだろう。この授業数の確保は,評価の面でも系統的な指導の面でもメリットが大きい。
 しかし,学期については,学校の裁量では変更等をすることができない。また,学校全体として様々な面でデメリットもあり,音楽科の評価の件のみで実施することは簡単ではない。
 そこで,現在考えているのが,「音楽科などの授業時数が少ない教科のみ,評価に関して前・後期で実施する」という案である。この方法ならば,市町村の教育委員会の決定を待たずに各学校で柔軟に問題を解決することができる。実際に,本校では「選択教科」と「総合的な学習の時間」は前・後期制で評価をしている。たとえば,これに加えて音楽科と美術科が同じ方法で評価したとしても,保護者,生徒が不信感を抱くことは,あまりないのではないだろうか。
 第3学年では,進路情報などの問題があり,様々な問題をクリアする必要があるが,2学期制を実行している学校が増えている現状があり,進路に関する問題は大きな問題ではないだろう。

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