<VOL.26>
第26回目は、北海道央のニセコ昆布温泉です。
以前も触れたが、オーストラリアからのスキー客でにぎわうようになったニセコには、札幌からは車で2通り行く
方法があり、日本海側の国道5号線を小樽、余市方向に進み、2時間ほどで、倶知安町へ。そこから、あとは数
分でニセコへ到着。もう一つは、中山峠を通過する国道230号線を定山渓、洞爺湖方向に進み、喜茂別町から
は道道に入り、倶知安町へ到着。こちらも2時間ほど。
ニセコ昆布温泉といえば、わき水である甘露泉も有名。名前のとおり、やや甘めの伏流水だが、とても美味しい
水である。寄った際は、ここにも足を運んでほしいところ。
さて、今回紹介するのはホテルあしりニセコです。外観は「和」であり、4階立て。入口には、ギターを持った
人(造り物)と金魚が待っています。また、建物向かいには、あしりの滝があります。
中に入ると一変「洋」の雰囲気が。
玄関を入ると、左側に食事処、右側に売店、正面に受付がある。
受付横にある通路を更に奥に進んでいくと、浴室がある。
脱衣所は、それほど広くはないが、5人はゆったりできる。
浴室に入ると、右側に洗い場があり、5人ほど利用ができる。正面にはヒバで作られた内湯があり、3人はゆっ
たり入れる。露天風呂は、左側にあるドア(窓?)を開けると、露天風呂で15人はゆったり入れる大きさ。
泉質は、ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉で約54度。加水しているが、放流式となっている。
評価は次のとおり。
温泉名 |
施設名 |
一口コメント |
温泉 |
浴室 |
露天 |
更衣室 |
施設 |
部屋 |
食事 |
接客 |
料金満足 |
総合 |
ニセコ昆布 | ホテルあしりニセコ | ヒバ、ひのき造りの内風呂も良し | B | B | A | C | C | -- | -- | A | -- | B |
注1:項目「料金満足」は、1泊2日料金(2人部屋1人料金)から見た満足度。
注2:評価はあくまでも私自身の評価。
A:とても良い B:良い C:普通 D:悪い
ホテルのスタッフがとても親切、丁寧であり、気配りがいい。 |
管理人の妻からのコメント
内湯1と露天風呂1とサウナという、小さな温泉でしたが、和の様式美とでもいいましょうか、理路整然として、無駄がなくて、美しい。内湯のヒバの壁、贅沢だわ。そして、浴槽からあがる場所がすのこ状で、足の裏が心地よかったし、安心。広い露天風呂では、ひ〜らひ〜ら、ひゅ〜ぴらぴらと、突然に、落ち葉に成る瞬間を目撃。周りでは、さわさわと、まだ生を奏でる葉っぱ達。お湯に浮かぶこれらの落ち葉は、時間がたてば、底に沈んでいってしまうのですね。秋の日差しが眩しいその日、透き通ったお湯が、影と日向に別れ、美しかった。そして、もう少し遠くに視線を移せば、セルリアンブルーの空、レンガ色の建物、若干の紅葉。いまだ、目に焼きついています。違う季節に訪れ、違う景色も見てみたい、そんな気になる温泉です。(正直、脱衣所で、服を脱いでいるときは、こんなセンス良しな浴室とは、思えなかった((ゴメンナサイ))・・・これから訪れる人は、そのギャップを楽しんでくださいな。) |