―――この戦いは、神の御前に捧げられる、聖戦である。
―――伝統を軽んじ、神の土地を荒らす不信仰者どもに我々が鉄槌を下すのだ。
―――不信仰者どもに屈服してはならない。
―――我々は、戦って死す事によって、神の御許へ導かれるだろう。
「この世界に・・・神なんていない」
そう呟いた少年の眼前に、突如降り注ぐ光の線。
その光は人の型を模した機動兵器・MS(モビルスーツ)に狙って落ち、それを次々と打ち滅ぼしていく。
全ての「敵」が閃光に貫かれ、その巨体がゆっくりと崩れ落ちてゆく。
少年が見上げた先、燃えるような夕暮れの空に、光の発信源はあった。いや、いた。
・・・背に煌く翼を散らす、謎のMS。
敵か味方かもわからない、突然の介入者。
少年は、その姿をただ見つめ続ける。
争い続ける愚かなる人類に、裁きの鉄槌を下す―――「神」を思わせる純白の巨人を・・・。
さあ、そんなわけで、いきなりデカイ複線を張りつつも始まったぜ、機動戦士ガンダム00!!
俺ァ、ガンダムデュナメスのガンダムマイスター、ロックオン・ストラトスだ!
ガンダムキュリオスのマイスターの、アレルヤ・ハプティズムです。
ガンダムヴァーチェのマイスター、ティエリア・アーデ。
ガンダムエクシアのマイスター、刹那・F・セイエイだ・・・。
というか、おい、お前。
ん、俺か?
何故お前が最初に喋りだしているんだ。
この作品の主人公は俺のはずだが・・・。
んなこと言ってもだな、お前ほっといたら絶対喋らなさそうだし。
むしろこの無口だらけの中で、いの一番に口を開いた俺の偉業を評価して欲しいものだな。
あの、ロックオン?無口って僕も入っているのかな?
僕は自分ではそんなことないと・・・
そうか、お前は無口以前に電波だったな。
そ、そんな・・・・・・。
電波かどうかはともかく、1話目でまだキャラを掴みきれていない現在。
全員が発言しづらいという共通の問題点を持っている事は確実。
じゃあ、その状況でなお、対話型レビューをやろうとする俺たち全員の勇気を評価するべきか?
まあ勇気っつーか、本音を言えば無謀だけどなw
それよりも、無駄口を叩いていると、その分ページが縦長になる。
さっさと続きをやるぞ。
A.D.(西暦)2307年。AEU軌道エレベーター。人類の発展を広げるための、宇宙へ伸びる架け橋。
天高くそびえる塔の下に位置する軍事演習上にて、ある一体のMSの公開模擬演習を実施していた。
AEU-09[イナクト]。太陽エネルギー対応の、最新MSである。
細長い体躯を上下左右へと揺らし、機銃砲台の射撃を易々と避けながら、標的を確実に打ち抜いていく。
演習は予定通り行われている。
しかし、上空から落ちてくる一つの敵意。
それはエレベーターの直線に沿って、真っ直ぐと演習場へ向かっていた。
「24008、エクシア、目標地点を視認。GN粒子の散布、目標到達と同時に終了させる。」
「目標対象確認。予定通り、ファーストフェイズを開始する。」
「エクシア」と呼ばれた白いMSは、演習場―――MS・イナクトの前に対峙する。
「エクシア」がこの場に現れると同時に、原因不明の電波障害が発生し、
一部の軍関係者が異変に気付いた時には、既に無線・レーダーの類の通信手段が使用不可能になっていた。
「おいおい、どこのどいつだ?ユニオンか、人革連か?」
「イナクト」のパイロット―――AEUのエース、パトリック・コーラサワー。
彼もまた突然の事態に、驚いていたが、好戦的な性格の彼が、次に取る行動は決まっていた。
「貴様・・・俺が誰だかわかってんのか?AEUのパトリック・コーラサワーだ!
模擬戦でも負け知らずの、スペシャル様なんだよっ!!」
この目の前のイレギュラーを仕留めれば、自分自身の評価が上がる。そんなまたとない好機を、逃すわけがない。
「知らねぇとは言わせねぇぞ!!」
超振動により破壊力を増すナイフを模った近接武器・ソニックブレイドを構える「イナクト」
そのまま「エクシア」に向かって突進し、その装甲をソニックブレイドで斬りつける・・・はずだった。
一閃―――「エクシア」が右腕に装備された、剣状の武器を振り上げる。
その斬撃を受けた「イナクト」の左手は本体から切り離され、
その操作を失い、ゆっくりと舞い上がった後に地へと叩きつけられた。
予定と大幅に違う展開に、強気を失うコーラサワー。怒り半分でエースとしてのプライドを奮い立たせ、
なんとか平静を取り戻し反撃を試みるが、既に「エクシア」の次なる攻撃は始まっていた。
「俺はスペシャルで!」
「2000回で!」
「模擬戦なんだよおぉぉぉ!!!!」
右腕、左腕、頭部と立て続けに攻撃を受け、全ての操作系を殺されて崩れ落ちる「イナクト」
圧倒的な強さ。これが「ガンダム」の名を冠するMSの一つ・・・「ガンダムエクシア」の力。
パイロット―刹那・F・セイエイの声が、コックピット内に響く。
「エクシア、ファーストフェイズ終了。セカンドフェイズに移行する。」
ほう、初回だからか、なかなか気合の入った作画だ。
エクシアの強さもさることながら、敵パイロットのかませ犬っぷりが素晴らしいシーンだな。
だからお前は、俺の前に喋るなと何度言えば・・・
俺のシーンだろ。
だからそう思うなら喋れって!いちいち順番にこだわんなっての!
何か言いたいなら言えよ!ホラ言え!さあ言え!!
言う事を考えている間に、お前が言いたい事を全部言ってしまうから・・・
明らかにウソだよね、それ。
ウソかどうかはともかく、話を本編にもどすべきと提案。
ティエリアの言うとおりだな。さっきも言ったが、コーラサワーはかませの敵役として
早くもポジションを見出した感じだな。まだキャラの固まっていない俺たちにしてみれば、羨ましい限りだ。
早くも名言というか、迷言が飛び出したしね。
僕も早くそういう心に残る言葉を言えるようになりたいよ。
心配せずとも、お前ならすぐに出てくるだろ。
主に電波的な方面でw
そ、そんな・・・。
電波といえば、このシーンの電波障害の原因について説明すべきでは・・・?
お、いい話の繋げ方だ、刹那。
やればちゃんとトークできるじゃねーか。
・・・・・・。
照れるな照れるなw
本当は他に解説すべきことがたくさんある気もするが、
今回は「GNドライブ」についての解説といこう。
僕たちのガンダムに、共通して搭載されているシステムだよね。
GNドライブはこれまでにない動力システムで、運動性、搭載火力、稼働時間等あらゆる面において
現用MSと比べ物にならないほどの性能を実現するための装置。
ガンダム全機が装備しているビーム兵器も、このGNドライブがあってこその賜物。
また、GNドライブを起動させることで「GN粒子」を生成・散布。
これは、レーダー等の通信機器に対し機能障害を起こし、その結果MS同士の白兵戦を展開することが可能。
これまでのガンダムシリーズでいう「ミノフスキー粒子」に相当。
・・・・・・。
・・・・・・。
あ、あの・・・・・・。
・・・・・・?
な、なんか、すっっごく詳しいんだな。
そ、そうだね。僕たちの出る幕がまるで無かったよ・・・。
ガンダム・マイスターとして、これくらいのことは知っていて当然。
いや、そうなんだけどな・・・・・・。
・・・もうどうでもいい。先に進むぞ。
す、拗ねんな拗ねんな;
そ、そうだな、あまり長くなってもアレだしな、後半へ進もう!。
またまたナイス軌道修正だな〜刹那!
もうどうでもいい。
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