第十二話







みなさ〜ん!!ルイス・ハレヴィで〜〜す!! 前々回、沙慈がやってた一人語り、私もやっちゃおうと思います! ってゆーか、あの沙慈の感想は何!?ひっど!! 全部私とママに対する愚痴じゃん!!何?KYとか汚れた妄想とか!! しかもあの後、電話無視するしさ〜!まったく頭きちゃう!! 今度のお昼、おごりだかんね!! そうそう、ちょうどこんな感じのピザを食べに行きたいな〜!! ・・・・何でいきなりピザの画像かって??ふふふ、そ・れ・は・ね・・・ じゃじゃ〜ん!なんとわが愛しの沙慈クンが差し入れに来てくれたからでした〜!! そこ、普通に予想出来ましたとか言わない!! 「まあ、おいしそう。わざわざ差し入れなんてしなくてもいいのに・・・」 「あ、あはは・・・・」 「言ったでしょ?ママはものに弱いの。」 そうコレこそが、私こと天才ルイスちゃんがママ対策に練った作戦!! 目の前に吊るされた餌に引き寄せられた獲物は、既にこちらの思う壺! たかがピザ一枚、されどピザ一枚。 金持ちだからって者を粗末にしない、ハングリーさがハレヴィ家の女の持ち味よ!! ・・・で、沙慈とピザの間に一体どういう関係があるのかというと・・・・・ 「・・・貴方、その格好は?」 「僕、この店でアルバイトしてるんです。」 ななな、なんと!!未来のマイダーリン・沙慈クンがピザ屋でアルバイトしているからでした〜!! ちょっとそこ、それ以外何があるんだ?とか言わない!! ともかく、話がバイトのことに移ったから、作戦も第二段階へ移行ね。 世紀の鬼才・ルイス様の頭脳プレーをとくと見よ!! 「ママ、沙慈はね・・・ご両親が早くに亡くなられて、 今はお姉様と二人で、暮らしていいるの・・・。」 「まあ、ご両親を?それでわざわざアルバイトして・・・えらいのねぇ・・・・。」 プランその2、お涙頂戴作戦!! 沙慈の不幸な身の内を聞けば、涙もろいママなんてイチコロなんだから!! そこ、人の不幸を利用するな!とか・・・・・・ ・・・・うん、それについては少し反省してる。 網を張ったら、後は獲物がかかるのを待つのみ。 果たして上手くいくのかな〜っと、思っていたその時! 「貴方、沙慈くんって言ったわよね。よく見ると凛々しい顔立ちをしているのね。」 「え、そ・・・そうですか?」 ・・・お?この反応は?来たんじゃない?来ちゃったんじゃないこれ!!? 苦節数週間、遂にうちのママという要塞を陥落させる瞬間がああああ!? 「似てるわ・・・・」 ・・・・・・え? 「主人の面影がある!」 ってパパかいいいいいいいい!!! パパを死んだことにした挙句、人の彼氏をあんなオジンと一緒にすんな!! それからというもの、ママったらすっかり沙慈のこと気に入っちゃったみたいで、 これまでとは180度変わってベタベタしまくりなのよ!? 何ということだ、このマッドサイエンテイスト・ルイス様の作戦が裏目に出るなんて・・・! あと、この日から沙慈が「お・・・・親子丼、か・・・・・。」とか何とか、ブツブツと 独り言を口にする回数が増えたんだけど、親子丼って何のこと?今晩の献立? ってな感じで、せっかくの私の作戦も、どうやら少し効き目がありすぎたみたい。 まあ、嫌われ続けるよりは良いかも知れないけど、次からは少し二人の距離を離すための 作戦が必要みたいね。付かず離れずに調整するのって、難しいなぁ・・・・。 何だかいっぱい話したらお腹空いてきちゃった。そうだ、今日は何となく親子丼の気分かな! 沙慈、後で親子丼おごってよね!!
・・・・・・これ、必要かな? 本編で流された以上、仕方のないことだ。 いやむしろ本編でこそいらねぇだろ、常識的に考えて。 何だよ、のっけから親子丼とか何とか。 むしろ、この親子に彼の姉も加わっての四人対戦だな。 この男、クリスマスだからってヤル気出しすぎだ。 お前はまた、何をサラっとエロネタに乗っかってんだよ! いいからそういうの!! ・・・・・・一体何の話をしているんだ? なんだ、親子丼って? 聞かなくていい!! ガキは靴下吊るして寝とけ!! その夜、クロスロード家とハレヴィ家の合同パーティは、 さながら暖炉の火のごとく燃え上がりましたとさ。 だぁーかぁーらぁーさぁーーー!!
第十二話『教義の果てに』 中東――。 そこに位置する多くに国々は、石油輸出産業で、経済を支えてきたが・・・ 太陽光発電ステムの建設計画により、その存在価値を失おうとしていた。 国連決議により、一部を除いて大幅な石油輸出規制が採択され、 それに反対する中東国家の一部が、武力を行使し、戦火は拡大。 これが、20年続いた、『太陽光発電紛争』である。 この紛争で疲弊し、世界からも見放された多くの中東国家は、分裂や統合を繰り返している。 ここアザディスタンも、そんな事情を抱えた国家のひとつである。 内政の悪化した隣国『クルジス共和国』を6年前に吸収。 新興国家として王制を復活させたが、国教の解釈の違いにより、国民は大きく二つの教派に別れる。 政治的に、極めて不安定な状況が続いていた。 そして、長らく両派の小競り合いが続いたこの国に、ある転機が訪れる。 「マスード・ラフマディが、何者かによって拉致されたですって!?」 マスード・ラフマディ。 保守派の人々を束ね導く人物。その彼が拉致されたとなると、保守派の目が向く方向は間違いなく一つ。 改革派の犯行を睨み、その矛先をすぐにでも向けてくる。実際、改革派の犯行である可能性も否定できない。 「国連の支援は、災いを運んできただけだったようね。」 この国を立て直そうとするマリナの行動がことごとく裏目に出た。 シーリンが口にしたその事実を、マリナは認めたくはなかった。 「超保守派が過激な過激な行動に出るのは時間の問題。 そして、万が一マスード・ラフマディが死亡しているとなると・・・」 「やめて!!そんな不吉なこと・・・!」 「考えなさい。最悪の事態を回避するためにも。」 目をそむけるな。現実を見つめろ。 起こりうる全てのケースを考慮し、そして策を練るために。 動揺を顕わにするマリナを、シーリンは厳しく諭す。 こういう事態でこそ、マリナの国を治めるものとしての本質が問われるのだ。
クリスマスを目前にしても特に予定がなく、 仕方なくアニメなんぞを見ている寂しい奴ら! 改めてこんばんは、ロックオン・ストラトスだ! 刹那だ。 ティエリア・アーデ。 アレルヤ・ハプディズムです。 お、今日は普通のテンションだな。 うん、まあ・・・・・その節は大変ご迷惑をおかけしました。 スメラギさんと飲んだお酒が、まさかあのタイミングで回ってくるとは・・・。 酒のせいかよ。 シラフでも普通にありえそうなテンションだったけどな。 普段が普段だから。 ど、どういう意味だよ。 普段からどうしようもなく気持ち悪いということだ。 そ、そんな・・・・・・。 大体、あの後酒だけじゃなく一体何を味わったのか知れん。 彼女に酒の代わりに何を飲ませたのやら・・・。 そ、そんなことしないよ!!失礼な! ちょっとロックオン、またこの人下ネタ言い出してるよ!? ああ、あのシーンは俺もそう思ったなあ。 え、ええー・・・・・・・・・。
「そうか、遂に決意なされたか。」 「はい、私はこの国の皇女に即位することを決めました。」 皇女に即位することを決めたあの日、マスード・ラフマディと交わした会話を思い起こす。 たとえ飾りの存在でも、微々たる力しかなくとも、自分に出来ることがあるなら、それに従事したい。 強き志しとともに、立ち上がったあの日。 「ならば、私は反対の立場をとらせてもらおう。」 彼の口から出た意外な言葉に、狼狽するマリナ。 マスード・ラフマディはさらにこう続けた。 国が新しく生まれ変わろうとも、その地に生きる民には歴史があり、家族があり、神の教えがある。 ゆえに、変化を好まないものも多い。 だからこそ、新しき風を取り入れんとすることに反対するものを鎮め、彼らの思いを受け止める存在が必要である。 全ての民を、無理やりひとつにしたところで、この国の明日はない。 対極の立場から、この国の未来のために力を尽くすのも、また一つの方法である、と。 「私のしたことは、間違いだったのでしょうか?」 「シーリン・・・議会は私の意見を取り入れてくれそう?」 「そんな状況じゃないわ。」 臨時の議会を終え、その報告を持ってきたシーリン。 しかし、それはマリナの希望をことごとく打ち砕くものであった。 「保守派は、議会をボイコット。 改革派はユニオンから秘密裏に打診された軍事支援を受ける方向で、話が進んでいるわ。」 超保守派をさらに刺激することに成りかねない、議会の方針。 さらに、この事態を受けてユニオンが軍事支援を申し出てきた。 この行為が彼らに何の利益をもたらすのか?混乱を極める一方の状況に、マリナは困惑する。
今回は、アザディスタン内紛の話のようなので、 それを中心にお届けしたいと思います。 いよいよ面倒になってきたか。丁寧にシナリオを沿っていくのが。 ・・・面倒って誰が? なんでもない。こっちの話だよ。 まあ、いいんじゃない?ただでさえ戦闘に携わる人以外は、 極力無視され続けてきたんだから。 たまにはこういう回があってもさ。 自分中心の回があったからって調子に乗るな。 ぼ、僕はそんなつもりは・・・・!! キミたちにも、いつか自分の名前がサブタになる日がくるかもよ? そうやって勝ち組の余裕を誇っている所がまたムカつくんだ。 あの夜、スメラギ・李・ノリエガと何があったのかは知らないが・・・ またその話?!一体どういう意味での勝ち組を言ってるだよ!? つーか、別に何もありませんから!! え?「僕のカルピスサワーをお飲みよ」とかやってたんじゃねーの? 乗ってきた!? 何を言っている。上に乗っかってたのは君の方ではないのか? だぁーかぁーらぁーさぁーーー!!!
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