さて、到着まであと数十分と言ったところですか?
ところでネーナ?あなた、いつまでそのキャラでいるつもりなのかしら?
仰られている事が理解しかねますが?
その喋り方の事よ。
使用人だからって紅龍のマネをする必要は無くてよ?
そうするようにしたのはお嬢様ではありませんか?
その、設定的な意味で・・・・
さて、そうだったかしら?
さっきからあなたの言っていることがわからないわ。
とにかく元の言葉遣いに戻しなさい。
三人とも丁寧口調だと息が詰まります。
・・・・・いいの?
うんうん。
・・・・・・・。
・・・・・プハァー!あー苦しかった!!
なんだか新鮮な空気がおいしいね!実際は宇宙船内の人工的な空気だけど!
周り全部宇宙で空気なんて無いし!アハハハハハ!!
それは少し砕けすぎですね。
よろしかったのですか、お嬢様?
よろしいんじゃなくて?
半年後の第2期のことを意識しても何にもならないわ。
どういう設定になるかなんて、その時にならないと分からないもの。
ぶっちゃけすぎです、お嬢様。
紅龍さんもゴメンね、さっきは犬とか言っちゃって。
いえ、お気になさらずに。
事実ですもの。
お嬢様!?
全ての元凶、アレハンドロ・コーナーとの戦いに身を投じる刹那。
「刹那、コンテナを狙え!上手くいけば、あの腕ぐらい吹っ飛ばせる!!」
「了解!」
両側から掴まれたコンテナを撃ち抜く。
狙い通りに爆散させ、噴出した煙が敵機を包み込む。
「チッ、無傷かよ!!」
MA・アルヴァトーレには傷一つついていない。
フィールド強度だけでなく、機体そのものの防御の高さも、桁違いのものだった。
「刹那、ドッキングだ!」
MA・アルヴァトーレには、単体の攻撃力では及ばない。
少しでも対抗し得る力を得るために、エクシアとGNアームズのドッキングを試みる。
「フィールド展開!!」
無数のファングによる包囲を潜り抜け、再度突撃を試みるエクシア。
「狙う撃つ!!」
襲い掛かるファングを次々に叩き落し、アルヴァトーレの目前まで詰め寄る。

遠ざかればビーム、そして近づけばあの爪が来る。
しかし刹那はその爪を逆手に取り、こちらの剣の届く位置にたどり着く。
そして一閃。GNアーマーの脚を挟む左腕が本体から離れた。
間髪いれずに追撃を行う。続けざまに右の腕をも消し飛ばした。
MAは、パワーが大きい分隙が出来やすく、死角も多い。
それを補うためのクローアームを取り除いた今、わずかだが勝利は見えてきていた。

多少の被弾を省みず、GNアーマーを走らせるラッセ。
刹那をもう一度、あのMAのもとへ届ける。
最後の一撃を、勝利の一撃を。
「刹那・・・俺たちの存在を・・・・!!」
残る希望を全て託し、ラッセの声は途絶えた。
「うああああああああ!!」
アルヴァトーレの頭上に高く飛び上がるエクシア。
GNソードが闇の中で強く光った。
斬る、斬る、斬る。
死角を取ったエクシアが、ただひたすらに剣を振るう。
休む間も、休ませる暇も与えず斬り続ける。
「バカな!ガンダム1機に、私のアルヴァトーレがあ!っ?」
アルヴァトーレの各部位から爆発の煙が広がる。
やがて大きな衝撃とともに、機体全体を覆う炎がエクシアを照らす。
しかし、まだ終わりではなかった。
煙の中から飛び出す一本のビーム。それを辛うじてかわす。
アルヴァトーレ上部の砲塔がゆっくりと開く。
その中から出てきた、金色の・・・MS。
砲塔だったものは機体の背部に生える翼となり、悪魔を思わせるシルエットを象っている。
切り結ぶ両者。
再び、アルヴァトーレのパイロットからの通信が入る。
「流石はオリジナルの太陽炉を持つ機体だ。
未熟なパイロットで、ここまで私を苦しめるとは!」
「貴様か!イオリアの計画を歪めたのは!!」
「計画通りさ。ただ主役が私になっただけの事・・・
そうだ、主役はこの、アレハンドロ・コーナーだ!!」
「何が望みだ!!」
「破壊と再生だ!!」
破壊と再生。それはCBの目的でもあった。
武力介入により世界は滅び、統一という再生が始まる。
「そして私はその世界を、私色に染め上げる!!」
「支配しようというのか!!」
「正しく導くと言った!!だがその新しい世界に、君の居場所はない!」
「塵芥と成り果てろ、エクシアッ!!」
両翼に収束したエネルギーが爆裂する。
吹き荒れる炎はエクシアに猛スピードで向かってゆく。
「ハハハハハハッ!残念だったな、イオリア・シュヘンベルグ!
世界を統合し、人類を新たな時代へと誘うのはこの私・・・今を生きる人間だ!!」
勝利を確信するアレハンドロ。しかし、突然の警報と同時に飛来するビーム粒子の光。
「エクシア!・・・イオリアのシステムか!!」
「見つけた・・・」
「何?」
「見つけたぞ世界の歪みを!!そうだ!お前が、その元凶だっ!!」
人を、世界を、刹那の心を苦しめる歪みのもと。刹那は今、それと対峙している。
その歪みをどうするか、刹那は知っていた。
俺は戦うことしか出来ない破壊者。だから戦う。
争いを生むものを倒すために、この歪みを破壊する!!
ガンダムの能力を限界まで引き出し、敵の懐を貫く。
GNフィールドへの唯一の対抗策、実体剣。GNソード持つエクシアにはそれが出来た。
アルヴァトーレの機体バランスが大きく傾く。
「武力による戦争根絶・・・それこそが、ソレスタルビーイング!!」
「ガンダムが、それを成す!!俺とともに!!」
セブンソード。そう名付けられたエクシアの持つ剣の数々。
それらを次々に抜き、そして突き刺してゆく。
やがてアルヴァトーレのフィールドは解け、道を絶たれた愚者の姿がそこにあった。
「そうだ!俺が!!」
そして、今
「俺たちが、ガンダムだ!!」
勝敗は決した。
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