そんなこんなで新刊告知のお時間です。



昨年夏に新作用意した東方二次長編であるLostPhantasm
少しお時間頂くやもです、ちょいと今状況がいろいろ立て込んでて
中々絵を描く時間が取れなくなって来ているものですから…。(土下座

それでもちょっとずつ進めては行きますので気長にお待ち頂ければと思います。



…で、そう、時間が取れないんです…。



だから今年の夏コミも新刊は出せそうにないなぁと思ってたのです。



が。



秘封新作が来ちゃったら描かざるを得ないじゃない!



ハイ、衝動を抑えられずだいぶ無理してしまいました…、
とはいえ描いちゃったモノは描いちゃったので新刊あります。



そう、今回のお話は、



七夕坂夢幻能のお話!



…相も変わらず電波解釈二次設定もマシマシで
お届けしておりますがどうか深くひろ〜いお心で
見守って頂けると助かります…。(超・汗





そんなこんなで以下サンプル。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




















七夕坂。



以前そこでメリーは神隠しに遭ってしまい
そして蓮子が迎えに行った場所。

今もなおタブーが存在する大地。



蓮子がメリーを迎えた後の七夕坂、
そこに人影(?)がゆらり…。





丁礼田舞と爾子田里乃。
二人は秘神・摩多羅隠岐奈に使える二童子。

今回七夕坂にてメリーが禁忌を犯して結界を越える瞬間を
目撃していたと思われる二人。
(そういう描写はあれどまぁふわっと表現だったので
この本内では「目撃した」体で行っております



まるで時が止まったようにその場所に居たハズのメリーが居ない、
里乃と舞が不思議に思っていると…、





秘神・摩多羅隠岐奈登場。

絶大なる力を誇る隠岐奈、幻想郷を作った賢人の一人でもあり
幻想郷のバランスもコントロールしている存在でもある。



今回タブーを犯して結界を越えてきたモノが居るという報告を聞き
現地に訪れてはみたものの…、



既に彼女は視えていた。



その禁忌を犯した娘の手を引き現実世界へと戻そうとする娘の存在を…。





隠岐奈は境界を越えた娘より引き戻した娘の方を危険視した。





その娘とは…。







宇佐見蓮子。

相棒のマエリベリー・ハーンことメリーと秘封倶楽部を結成し
オカルト活動や境界暴きを主とする活動をしていた。



メリーが居なくなった七夕から数日後、
無事にメリーも取り戻しいつも通りの平穏な生活を送っている。

また論文をまとめつつ、とはいえまたほったらかしが過ぎて
メリーが一人行方不明にならないように定期的に構いつつ
メリーと喧嘩気味な討論もしつつ平和に過ごしていた。





…そんな中、





同じ学部の仲間から声をかけられた。





聞けば蓮子を探している人が居るとの事。





すごい美人、との事だが…、





一応見た目や身なりはキレイであれど
どこか気を緩めれない雰囲気を
纏った女性がそこに…。





本当に蓮子を探していて用事もあったようなので
蓮子は大学のカフェにて話を聞いてみる事にする。





…が、







…。



マズイ。



蓮子はそう直感する。







穏やかで柔和な語り口とは裏腹にその会話の刃が
蓮子の心に最短距離で突き刺さって来る。



怪しい勧誘とか詐欺とか恐喝とかそういう類ではない、



そう、



そういう「人間」っぽさのない語り口。





一気に会話の主導権を握られまるで壁に追い詰められたかのように
感じた蓮子…。



…だが、





その会話の中で「ある事」に気付く。



七夕坂でも諦めなかった蓮子、
今回のように追い詰められた状況でも
打開策を手繰り寄せる…、



…そして、



逆に核心を突いた疑問を投げかけた時…、





秘神はついに蓮子の前に姿を現す。



…とはいえ、



読者の方々はもうお気付きでしょうが
この時点で蓮子は盛大に間違えてますね。

「八雲紫」は神隠しの主犯であれど
今回の件とは無関係。



…そして、



最大の秘神・隠岐奈の存在など気付くわけもない、
なぜなら外の世界では最も隠されている存在なのだから。

彼女の存在に辿り着くには一体あとどれほどの
境界を暴く必要があるのだろう。



必死にもがいても目の前で空回りし続ける蓮子を見て、
一体秘神は何を思うのか…。





というワケで表紙。





七夕坂から憑いて来た秘神の極秘圧迫面接

オフセ本 B5 24P
500円で頒布予定。
(書店委託では600円)




というワケで七夕坂夢幻能本です!



いや実に8年ぶりの秘封新作という事でついやっちゃいました!
今回の七夕坂夢幻能は音楽も大変良いですし何よりお話が最高です。
個人的には一番好きな秘封CDになってしまうくらい…。



ゆえに今回のお話はその後日談。
果たして隠岐奈に目を付けられた蓮子はどうなってしまうのか、
隠岐奈は一体蓮子をどう「視る」のか、
とにかく手に取って頂ければ幸いです。



そしてまぁいつもの事ですが、



独自電波設定解釈でお届けしてますので
購入前には立ち読みをしましょう。




いやはや読んで頂けるだけでもよろしいのでお気軽に足をお運び頂ければと思います。
そんなこんなで当日は暑さにうなだれながらお待ちしております。




















大学のカフェでの会話を終え、





一人帰路に着く隠岐奈。





その表情は不適な笑みを浮かべていた。









蓮子はどうなったのか、
隠岐奈はどうしたのか、





どこか満足そうにも見える隠岐奈の前に、





本当の「神隠しの主犯」が姿を現す。





そして彼女との会話の最中…、





隠岐奈すら気付いてもいなかった
事実が一つ。




…それは完全に無意識下の中からの強烈な一撃。



その一撃は誰が放ったのかって?



…それはもちろん…、