さてさて新刊告知となったワケですが
今回の本は正直オススメ出来る話ではありません。(爆



…なので少々とその理由をおぼろげながらに語るといたします。



多分おおよそ今回の本を読んだ方はきっと
いつもの七篠漫画のように「面白かった。」とか「感動しました。」とか
そういう感想は抱かないんじゃないかなぁと思います。

「いつもの七篠…?漫画…なのか?」

…という感じになりました。



その理由は手に取って読んで頂ければ
なんとなくご理解頂けると思います。



とりあえず今回の新刊を手に取って頂くにあたって
注意事項を述べておきます。

・読む前に「蓬莱人形 初版」の存在を知っておく事。

まぁ知らなくてもいいんですけど多分知ってた方が
いろいろわかる気がします。



何はともあれ今回の本は常連の方にわかりやすい言い方をすると
「博麗の巫女が帰る場所」の秘封バージョンになるという事です。

それがどれほど七篠にとって思い入れ深くそして皆様にとって危険かが
おわかり頂けるのではないかなぁ…と。(わかりません

…そして。



「博麗の巫女が帰る場所」という本はもともと
コレを描いたら東方を去ってもいいんじゃないかなぁと思いながら
描いた本です。



…それをもっとも七篠が愛して止まない秘封で描くという事は…。



…その先はきっと今回の本を手に取って頂ければ
なんとなくわかって頂けると信じています。
もしわかんなかったら七篠の実力不足のせいですね。(爆
うん、この辺だけは特に仕様変更ないな。w



まぁ何はともあれ今回の新刊告知を
ご覧になって頂けるというありがた〜い皆様には
この先へとどうぞ…。
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秘封倶楽部。



それは宇佐見蓮子とマエリベリー・ハーンで成り立つ
オカルトサークルである。



「境界を視る事が出来る」マエリベリー・ハーンこと
メリーは夢を見ていた…。











「夢」とは言ってもそれはメリーがそう思ってるだけで
実はただその力の暴走故にメリーは知らず知らずのウチに
いろんな所を旅しているのであった。



…ではメリーは夢を見ないのか?



…いや、見ている。



メリーは夢のような現実を旅し、
現実のような夢を見ている…。



宇佐見蓮子はメリーの見る「夢」を分析する。
そこには「何か」が隠れている気がしてならなかったのだ。





しかし語る語る。w

「まあ楽しいんだろうねぇきっと…。」とは蓮子談。



メリーの見る「現実」のような夢。







それは「誰か」の一生のように思えた。





それは誰の夢?







誰の現実?







誰の走馬燈?















…蓮子はある「仮説」を立てる。

それはメリーの見る「夢」の中の「誰か」が
メリーに何かを訴えているのではないかという事。



その「誰か」はメリーに酷似した能力を持っていた。
つまりその「誰か」はメリーを必要としているのではないか?

故に「夢」から語りかけているのではないか…?



当然、蓮子はそんな夢は見ない。
蓮子はメリーのように不思議な力は持ち合わせてはいない。

メリ−一人が不思議の国に行く事はあっても
自分には全く縁の無いものに思えた…。







…そう。



縁の無いものに思えた…。










…しかし。



メリーは言う。







…メリー…?





…メリー…なの?





メリーは言う。



走馬燈の続きを…。



それは誰の夢?







誰の未来?







誰の末路?







誰の夢の終わり?















…蓮子は知らない。



メリーは知っている。



メリーに「夢」を見せる「誰か」が一体
「何」を望んだのか…を。



…その答えは…。



いや。



その答えを…。







蓮子は既に持っている事を
メリーは知っている。





…走馬燈。



それは同じ影絵がくるくる回る閉じた世界。



その閉じた世界を開くのは…。





ね、もう言葉は要らないでしょう。



んで表紙。



八雲とメリーの走馬燈

オフセ本 B5 40P
500円にて頒布予定。
(書店委託では600円。)




いつも以上に立ち読み推奨です!!!

それ以外言う事ないですね。(爆

とにかく今回の本はテーマやら思い入れやらが
超絶・トンデモナイ本になっているので間違いなく万人受けしない
仕様になっております。

それでも今回ばかりはたった一人でもいい、
いや居なくてもおぼろげながらでもいいから
その「誰か」の「何か」が伝わればもうそれだけで言う事はない…、
そういうお話です。



…なので立ち読みだけでも本当に大歓迎です。
当日はまぁまず自分のサークルが混むような事は無いので
急ぎの用を済ませてからごゆるりと足を運んでみて下さい。
いやもうホント気が向いたらでいいので…。



…そんなこんなで当日まったりお待ちしておりますですよ〜♪















…蓮子はまだ知らない。



メリーは既に知っている。



蓮子はメリーにいつも助けられていると
思っているがその実…。







蓮子が居なければ何も始まりは
しなかったという事実を。




蓮子が持っているその「何か」。



それはね…。