さてさて新刊告知となりました。
…が、しょっぱなから電波警報発令します。



今回の話は特に電波がヒドイッ!!!



言うならそう。



間違いなく
「1/他の例大祭参加サークル」。




なぜなら
蓬莱人形初版の
お話だからだっ!!!




…誰もこんな話は描きはしない。

そう確信しています。

ですが昨今はやはり人気キャラやもっと手に取って
もらえるようなキャッチーな内容にすればいいのに
どうしてここまでマイナー路線で行くのか。



…それは神主自身は否定するかもしれませんが
自分が垣間見た東方像にあります。



自分が東方に惹かれた理由。

それはズバリ「亡くしたハズの夢」が
帰って来た気がしたからです。

当時自分はすさまじい程のゲーマーでした。
それこそSTG、RPG、格ゲー問わずなんでもやっていました。

しかしソレは思うにPSやSSが流行り始めた頃からでしょうか。
…あれ?と思うようになったのです。



…ゲームに全く魅力を感じない。



それは何故か。
3D技術の確立はゲームに大いなる可能性を与えました。

…しかし逆にそれがよろしくなかった…。

どこまで出来るのか、その一点で技術や映像美は追求されては
いたのですが肝心な「ゲーム性」は失われていったように思います。(あくまで個人的に

綺麗である。システムも凝ってある。
でもそれだけ。
「楽しくない。」



誰かが言った言葉がある。
「凝ったものを出せとは言わない、考えたものを出せ。」



自分は絵が綺麗で無くても良かった。単純で良かった。
だって本来なら難しい操作性なんぞ無くとも万人が楽しめるからこその
ゲームではなかったか。

そんな想いはちゅうぶらりんになったまま
しばらく家庭用ゲームはご無沙汰でした…。



それから何年経っただろう…。



同人ショップで初めて聴いた「蓮台野夜行」。
そこから知った東方紅魔郷と東方妖々夢。
初めて見た画面は紅魔郷4面で点アイテムをごっそり稼げる場面。

…なんとなく面白そうだと思ったから買った。

そしてレミリアと幽々子に出会った時の衝撃。

本来ゲームミュージックにおいてはラスボス戦の曲は
盛り上げる曲でありボスらしい威圧感ある曲ではダメなハズだった。
その失われたハズのセオリーが東方にはあった。

「単純な中に含んだ多くの想い」が
自分の心を強く打った。



亡くしたハズのものが確かにそこにはあった…。



あれからまた何年過ぎただろうか。

東方界隈は隆盛を極め
凄まじい規模へと成長しました。

…その過程で…。

消えて行った作家達が居た事を七篠は忘れてはいない。

「亡くしたハズの夢の帰還」。
…それが自身が東方に感じた本質であるならば…。



今、東方が刻んだ歴史をもう失わないためのお話を…。



幻想郷からも忘れさられたお話に託して
今、外に向かって放とうではないか。



故にマイナーである必要があるのです。
蓬莱人形初版でなくてはダメなのです。

…このお話自体はこれでオチは付いてますが
この後壮絶なほどに消え行く夢をテーマに
話が広がって行きます。

…いずれそれも描けたらいいなぁと思いつつ
今はまぁ今回の告知でもしましょう。



そういうワケで以下予告。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓




















ここは「とある」廃墟。

そこで結界を暴くオカルトサークル
「秘封倶楽部」は活動をしていた。



…と、言ってもまぁ
心霊現象等を楽しむサークルな気がせんでもないですけど。





蓮子がころりんスッテンテン。
たまにはまぁこんなドジな面もあります。



…しかし立てないって何が遭ったんでしょうねぇ…。





うぉおおおおおっ!!!

これは痛い痛いっ!!!

当然蓮子に激痛が走る。
…だが彼女はメリーの事を思うと
そんな痛みは我慢出来るのであった。(超人だな

…が、それでもその場から立てない…。





…で、誰?

本気でもうわからんキャラとなってますが
一応神主デザインのキャラですからね!
なにぶん一枚絵しかなかったものだから
詳しい性格とか捏造するのに2年も練りました彼女に関しては…。(滝汗

…流石にいい加減な事はしたくないですしね。









…ここまでが冬に出した本で見られる
予告でしたね。

結局蓮子は死んでしまいました…。



これでこの話は終わり?
いいえ、ここからが本番なのです。

このお話は亡くした蓮子の命を巡るお話。
もう一度夢のような日々を取り戻すためのお話。



「謎の少女」は今度はメリーと出会う…。



取り乱すメリー。
あくまで冷静な少女。

その淡々とした
人間味の無いそぶりや言動は…。





ついにはメリーの
逆鱗に触れるっ!!!


…七篠家のメリーさんは以前一度暴走した事がありますが
その時の被害は紫重症、蓮子死亡でしたねぇ…。(蓮子死に過ぎ

…これ、謎の少女死んだんじゃね?



まぁその、アレだ。

例えその少女がどうなったとしてもね、メリー。





蓮子はもう
帰っては来ないんだよ。


メリーはただただ泣くばかり。



少女が言っていた言葉を思い出す…。





それはまぎれもない真実。

…夢を追い続けたとして
それは全て命があって成り立つもの。
命亡くしては何も為さないのだ…。



…二人の夢は…。



終えた…。





終えた…?





それはいつ見た夢?





きっと最後に見た夢…。











最後にあなたは…。





一体何の夢を見る…?



最後の夢もとうとう見果て…。



何もかもなくした先に…。



何故かわずかに夢の鼓動を感じた…。





…んで表紙。



忘らるる夢のお話

オフセ本 B5 36P
400円にて頒布予定。
(書店委託は500円)




そういうワケでこれ程の電波本なのでいつもどおりの
合言葉でも行きましょうか。

購入の際は必ず立ち読みをして
よく検討してからにしましょう!

それほどの電波とはいつも言ってますが
今回のは特にひどいです。
なので本当に気をつけて下さいねっ!



…何はともあれ当日は昔を思い返しながら待ったりお待ちしていますね〜♪















…結局あれからメリー一人。
今でもあの廃墟での出来事を思い返す。



蓮子が命を落としたあの廃墟。
そこでメリーははっきり見たのだ。







あの時自分が境界のスキマに飲み込まれる瞬間…。







「ソレ」は確かにそこに居た。







まだ生きていた蓮子の後ろに…。







「ソレ」が居たの…。



…ねぇ。







あなた誰なの…?



…あなた…。



もしかしてあなたが蓮子を…?