Date: Mon, 9 Jul 2001 21:15:19 +0900
はじめまして
私の妻(3*歳)のことでご相談いたします。
現在 病院に通院していますが、あまり効果がありません。2年程前から、右目の下瞼が腫れています。二ヶ月に一回程度腫れがかなり大きくなります。夫婦喧嘩でもしたのかといわれるそうです。五日ぐらいで小さくなるのですが、また大きくなります。現在までその繰り返しです。
眼科医院の診察で、アレルギーとの診断で目薬を投与しましたが効果ありませんでした。
鼻の病気からきているかもしれないという事で耳鼻科にも通院しました。甲状腺の検査もしましたが異常ないとのことでした。大学病院でメイボと言われ手術もしましたが効果ありませんでした。
大学病院で、MRI、CTを撮りました。小さな腫瘍があるとの診断結果でした。手術した方がいいとのことで、ある市民病院を紹介されました。
その病院で診察を受けたのですが、腫瘍が小さすぎて組織検査出来ないとのことでした
。
推測ではあるが自己免疫が筋肉を攻撃し炎症を起こしているとの診断でした。ステロイド剤を服用するように言われ現在服用しています。
しかし効果は余りありませんでした。急にやめられないので量を減らし服用を続けています。
組織検査をお願いしたのですが、今度は神経に後遺症が残るかもしれないので困難と言われました。
今後の治療方針として、抗がん剤 放射線治療をすすめられましたが組織検査もしないでそのような治療を行うものでしょうか?
現在 病名や原因は分からないとのことです。
下瞼を押さえると米粒より小さいしこりがあります。また目の奥がズキズキ痛むそうです。視力も落ちてきたようです。
このような症状 経過をたどる病気としてはどんな病気があるのでしょうか?また 治療法はどのような方法があるのでしようか?もし 悪性腫瘍だとした場合、眼科での治療でよいのでしょうか?何か専門的な科が有るのでしょうか?
アドバイス宜しくお願いします。
Date: Wed, 11 Jul 2001 17:49:30 +0900
Subject: Re: 瞼の腫れについて
メール拝見しました。
まず、下記2点が大変気になりました。
1.下眼瞼にしこりがあるのに何故組織検査ができないのか
2.視力が落ちてきたのは何故か
眼瞼ですので手や足などのようなわけには行かないでしょうが特別な神経が走っているわけでもありませんので「神経麻痺」の術後後遺症の心配は少ないと思います。
むしろ「手術が出来ない」というのは筋肉や腺の損傷による後遺症に注意されているのかもしれません。まぶたが垂れたりよじれたりした状態になってしまったり腺の出る道筋を手術で詰めてしまって返って腫らして再発してしまったりということを気にされているのかもしれません。
次に視力のことですが単純な瞼の出来物や炎症だけで視力が落ちてくることは考えにくいです。本当に視力まで落ちてきたのなら検査を急ぐ必要があります。
それから、組織検査をせずに抗がん剤治療、放射線治療というのは躊躇します。
あくまでとことんまで組織検査が不可能である最終手段と考えるべきです。
考えられる病気としては
「マイボーム腺(「眼瞼腺」とも言います)梗塞」、「脂漏性マイボーム腺炎」「閉塞性マイボーム腺炎」、「霰粒腫」、「マイボーム腺癌」、「クインケ浮腫」「特発性浮腫」などがあります。
自己免疫にしろ、炎症であっても今触れることのできる腫瘤の病理組織検査がちゃんとできるとかなり病態がはっきりしてくるでしょう。特に癌ではないことなどは組織検査がないとはっきりとは言えません。
最初に受診された大学病院でも「小さな腫瘍に対して手術をした方が良い」とのご意見だったようで市民病院を紹介され、その市民病院で手術が出来ないと言われたようですのでもう一度最初の大学病院の同じ医師に相談されては如何でしょうか。手術をした方が良いのに市民病院で手術が出来ないのなら場合によっては大学病院で組織病理検査をしてくれないでしょうか。
「手術をした方が良い」と言ってくれたその同じ医師に相談されるようお勧めします。受診前日などに大学病院の受付や眼科外来受付に電話をするなどしてその先生に診てもらえることを充分に確認を取ってから受診することが大切です。
なお、眼瞼の疾患については東京歯科大学助教授でいらっしゃる島崎潤先生や大阪大学の坂口裕和先生のお名前をよく耳にします。
島崎先生は診断、坂口先生は手術にお詳しいように聞きます。
どうぞお大事になさって下さい。





