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No.0265

赤ちゃんにフラッシュを浴びせて失明が心配です

質問

Date: Sat, 4 May 2002 11:48:48 +0900 (JST)

質問

4月2*日に*に赤ちゃんが生まれて退院してきましたので、赤ちゃん(生後*日目)の写真を撮ろうとして、至近距離からフラッシュをたいて撮影したところ、赤ちゃんの目にまともにフラッシュの光があってしまい、その時赤ちゃんはすぐ目を閉じましたましたのでドッキとしましたが、後日近所の奥さんが赤ちゃんの目に強い光を当ててはいけないとの話を聞き。それ以来心配でたまりません、赤ちゃんの目に何か障害がでるのでしょうか?

心配で夜も寝れなくなっています。
早急に病院で見てもらった方がよいのでしょうか?
姪にをそのことを言われず悩んでいます。

その時の状態

1.新生児の目にフラッシュの光がまともにあってしまった。
2.フラッシュは内装ではなく外付けで光の強いものです。
3.距離は50~60cm程度。

回答

Date: Sat, 04 May 2002 13:31:43 +0900
Subject: 「インターネット病気個別ご相談」お答えします。

メール拝読しました。
心配要りません。

安全のために、念のためにでしょうがフラッシュの説明書などには「注意して下さい」などと書いてあるためでしょうか、同様の相談がたくさん来るのですがあとで障害が起きたことは一度もありません。

また、学会や専門雑誌などへの報告も私の知る限り一例もありません。ですから、実際に障害が出る可能性はほとんどありません。

太陽だとか原子爆弾の光だとかでしたらいろいろな障害が起こる可能性がありますがフラッシュの光は明るいことは明るいのですが光の量としては大したことがないのです。
光による目の障害で一番注意しないといけないのは日食のときに直に太陽を見ようとしたり、直でなくてもいい加減な色眼鏡を通して日光を一生懸命観察したりして起こす「日食網膜症(eclipse retinopathy)」です。

日食のときには大きなボール紙に小さな穴を開けて日にかざし、その穴を通して落ちてくる光を紙の上に当てて観察するようにすることが大切です。

長時間太陽を見続けると「日光網膜症(solar retinopathy)」になります。まぶしさが残り、結膜は充血し、視力低下をきたします。
治療法は特にありません。ステロイドが投与されることもありますがほとんど効果はありません。
それでも、視力が低下した場合でも普通は数週間から数ヶ月でもどる人も多いです。視力低下が残る場合は中心暗点として残ることが多いようです。

それから、人工的な光で障害が起こることはあり得ます。眼科の手術のときに手術顕微鏡で光をたくさん当てないよう先生方が注意をされるのはこのためです。
「加齢黄斑変性症」がある人は白内障の手術のときなど特に注意が必要とされています。

このほかに「レーザー治療」をたくさんの患者さんに施行しているお医者さんがコントラスト感度が低くなってしまうこともあります。

フラッシュでは障害が出る可能性はほとんどありません。心配しなくてもよろしい。
かと言って赤ちゃんを不用意に近くからフラッシュで写真を撮るのはこれからはもうやめておきましょう。
むしろ、心理的外傷体験として赤ちゃんに残るのが心配です。

以上、お答えとさせて頂きます。
どうぞ、お大事になさって下さい。